青春18きっぷで 山陽・山陰本線の旅・・・
萩・津和野〜温泉津温泉〜城崎温泉
2011年12月22日〜25日   
冬の青春18きっぷを使って、3連休で山陽・山陰本線に乗ってみたいな。
でも時間的に3泊4日ないと実現できなかったので、前日に休暇をとって計画してみました。
天気予報ではクリスマス寒波が到来、日本海側が大荒れの模様・・・。一抹の不安をかかえながら・・「でも行くっきゃないでしょ!」

1日目  起点ー日生でカキオコー新山口 泊 の超ロングラン (東海道本線ー山陽本線)
2日目  新山口ー萩観光ー津和野観光ー益田 泊  (山陽本線ー山陰本線)
3日目  益田ー温泉津温泉ー松江観光ー城崎温泉  (山陰本線)
4日目  城崎温泉ー起点                  (山陰本線ー東海道本線)  おまけ

2011/12/22(木)

06:20 起点 - 豊橋 - 大垣- 米原ー山(陽本線快速・姫路行)-12:46着 姫路 ー (山陽本線新快速・
播州赤穂行)--13:36播州赤穂ー(赤穂線・岡山行)-13:51着 日生
 ≪B1グルメ・カキオコの昼食≫
14:56発 日生 → 赤穂線(新見行)- 東岡山ー(山陽本線・府中行)-岡山ー(山陽本線・新山口行)-
22:02着 新山口  新山口駅近 ビジネスホテル泊

一日目はひたすら電車を乗り換えて、新山口までの全長800km以上の大移動。

一箇所だけ途中下車して、B1グランプリにも登場した≪カキオコ≫を
食べてみることにしました。

姫路駅での待ち時間に、今晩用に駅弁を買って・・・
少し遠回りだけど 赤穂線に乗って、日生駅で下車。
駅周辺にはカキオコの幟が出ている店が何軒もあります。

次の電車までは1時間ほどしかないので、駅から近いお店に入りました。

もちろん、王道のカキオコを注文。
鉄板に薄く小麦粉を流し、キャベツを乗せ、そのお隣では、かきを焼き始めます。 
その後でドッキングして玉子や粉もたしてさらに焼きます。
赤穂線 日生駅(ひなせ)
日生駅周辺には カキオコのお店がいっぱい カキオコ(900円)
生ビ−ルを注文したら、あてにと、鉄板で焼いたカキが小皿でやってきました。カキの味が濃厚でとっても美味。
カキオコのカキは、生臭みもなく、とっても旨味が凝縮していて、お好み焼きにしても合う・合う〜!。
今年のカキは海流の影響なのか、例年よりもちょと小ぶりだとのこと。 
でも殻から出したばっかりの状態だから新鮮そのものって感じでした。
姫路駅で買った駅弁 但馬牛 牛めし弁当(1100円) 岡山駅 大手まんじゅう(740円)
日生から岡山までは赤穂線で1時間ほどです。 岡山での待ち時間では改札を出て気分転換。
大好物の大手まんじゅうを買いました。 長旅のお供です。 薄〜い皮に、さらっとしたこしあんが とっても幸せです。

岡山駅からは16時17分発の 山陽本線・新山口行に乗って、終点までのロングラン。な・な・何と!6時間です。
夕暮れの景色をひととき楽しんで、後は夜の暗やみの中を、ひらすら辛抱して乗り続けます。
どの電車も乗り心地はよく、2人掛けシ−トでずっと窓際ポジションキ−プだから、車窓から観る景色も楽しいのですが・・・。
長時間乗っていると尾てい骨が痛くなりました。 そうだようねぇ〜今日一日で13時間半も乗ったんだから\(◎o◎)/!
夜の10時過ぎ、やっと新山口駅に着きました。「あぁぁ〜疲れた〜。お尻痛〜い」
コンビニで缶ビ−ルを買って、駅前のキレいなビジネスHにチェックイ〜ン。
姫路駅で買っておいた但馬牛の駅弁で晩酌タイム!。柔らかく美味しく味付けした但馬牛がたっぷり入っていて、モォ〜大満足!。

2011/12/23(金)

05:38発 新山口(山陽本線・下関行)-厚狭-(美祢線・仙崎行)ー長門市ー(山陰本線・東萩行)-08:304東萩
≪萩観光 3時間30分≫
11:59発 萩ー(山陰本線・益田行)-益田ー(山口線・山口行)-14:46着 津和野  
 ≪津和野観光  4時間≫
19:05発 津和野(山口線・益田行)-19:47着 益田   駅前のビジネスホテル泊
今日は太平洋側から日本海側に移動の日です。
といっても下関まで行くと、今日の観光の時間がなくなってしまうので、ショ−トカットして厚狭駅から美祢線で長門市へ〜
8:00  仙崎湾と町並み                        日本海側にやってきました
ロ−カル線の本数は2時間に1本なので、朝イチ、始発に乗って行動開始となりました。
二日目も目覚まし時計をセットし、5時38分発の2両編成の山陽本線・下関行きへ乗車。
真っ暗なまま、美祢線に乗り換え、内陸を北上し、いよいよ日本海が近くなりました。
長門市から山陰本線・東萩行に乗車。 明るくなった車窓からは、ついに日本海が見えるようになりました(*^。^*)。
8:30 着 東萩駅  萩観光協会     萩 浜崎の商家町を散策   旧萩藩御船倉   旧山村船具店
8時半ごろ、東萩駅で下車しました。萩町の観光の拠点はここからです。萩町は広いので自転車で回るのがベタ−なようですが、
天気はあいにく曇り模様で雨が降りそうだし、昨日の長旅で 尾てい骨がまだ痛いから自転車は却下。
昨日の運動不足を解消するためにも、歩いて回ることにしました。  最初は港方向に歩いて、浜崎の商家町を散策しました。
旧山村家住宅  と その内部   お蔵
旧山村家住宅ではボランティアで説明してくれる方がいたので、萩の歴史や当時の暮らしなどを聞きながら見学できました。
     萩 浜崎 梅屋七兵衛旧宅               9:50  萩城跡                     萩焼
浜崎からは、菊ヶ浜を見ながら、萩城跡に向かいました。このあたりから小雨がぽつぽつ・・・
日本海側は荒れ模様といっていたけど、これくらいの天気ならまだいいほう・・・なんでしょうね。
萩焼の店もたくさんあって、買わないけど見るのは楽しいものです。
                     11:20 萩城城下町
萩城跡から少し歩いて、萩城城下町に入ってきました。 まだ新しい萩博物館に入って、萩町の歴史をちょっと勉強。
それから町並みを歩いて旧跡めぐりをしました。 吉田松陰以下、勤王の志士たちを生み、明治維新の原動力となった萩。
萩特産の黄色く色づいた夏みかんも いたるところで見られました。

萩での滞在時間は3時間半ほどしかありませんでしたが、一日かけても見所の多い町でした。
山陰本線は2両編成のレトロな電車です。乗車客も多くありません。
もっとも、旅行者などは急行に乗るから、ロ−カル線は地元の足、ということなのでしょう。
   14:46 着 津和野駅            津和野観光協会              薬屋や造り酒屋の立ち並ぶ 本町
午後3時前に津和野に着きました。 ここでの行動時間は電車のダイヤの関係で2時間か4時間です。
観光案内所で観光マップと2時間コ−スのモデルコ−スを聞いて、昔ながらの町並みが残る本町から観光開始です。
     養老館 水路には鯉がたくさん泳いでいます        森鴎外記念館               森鴎外旧宅
本町から殿町へと入ってきました。養老館は森鴎外が学問をした場所です。
森鴎外のことをもっと知りたいと思って、森鴎外記念館まで足を伸ばすことにしました。
2時間コ−スでは遠いので、乗り物がないと無理だということでしたが、時間がかかっても歩くことは自信アリ!
津和野川に架かる橋を渡り、ひたすらまっすぐに歩きました。

幼い頃、養老館で学び、上京して軍医となり、ドイツへ留学し、帰国後は医学界、文学界の改新のために発言。
日清・日露戦争にも従軍し、軍医として最高の地位を得て、小説家としても大成していった偉大な方だったんですね。
     16:40  太鼓谷稲成神社                    太鼓谷稲成神社から見た津和野の町なみ
来た道をしばらく戻り、山側の赤い鳥居方面に向かいました。 鳥居のかかる石段を登り、太鼓谷稲成神社に着きました。
巨大なしめ縄がかかり、きつねの狛犬さんが迎えてくれます。 社務所では新年の準備をしているようでした。
太鼓谷稲成神社は日本五大稲荷の一つだそうで、 ここからは津和野も町並みが一望できました。
石段を下る時には灯篭の明かりが灯り始めました。 この時期は日が短いからあっという間に暗くなってしまいます。
            17:00  永明寺                      17:20 乙女峠 マリア聖堂
電車の時間の2時間のタイムリミットは過ぎてしまったので、あと2時間ほど津和野にいられます。 
でもあたりが暗くなってしまって・・・。   次に向かったのは永明寺で、森鴎外のお墓があります。
軍医と作家。伝統と改革。西洋と日本。個と組織。とさまざま立場に身をおいた森鴎外は「石見人森林太郎トシテ死セント欲ス」
という遺言を残して60歳で永眠しました。    永明寺にある墓碑には「森林太郎」 と記されていました。

ますます暗くなりますが、時間はあるので、もう一箇所行ってみました。永明寺の近くの乙女峠マリア聖堂です。
峠ですから少し登ったところにありました。改宗をせまられた浦上のキリシタン信徒が捕らわれたとのことでした。
すっかり暗くなってしまいました。  時間まで、ス−パ−で今晩の夕食を買ったりして時間を潰し、
夜7時ごろの電車で益田駅まで移動しました。  ここの駅前ビジネスHで2泊目の夜を過ごしました。
2011/12/24(土)
5:39発 益田 ー(山陰本線出雲市行き)108分)−7:27 温泉津 
 ≪温泉津温泉 温泉観光 約1時間30分元湯・薬師湯(300円・350円)≫
09:09 温泉津温泉ー(山陰本線・アクアライナ− 米子行)−10:34着 松江 ≪松江観光1時間45分≫
12:23発- アクアライナー(米子行)ー米子ー とっとりライナー(鳥取行)ー 鳥取ー(山陰本線・浜坂行) 
 ー浜坂 -(山陰本線・豊岡行)ー16:58着 ≪城崎温泉≫ 城崎温泉泊 大西屋水翔館(素泊まり

3日目はいよいよ日本海側を走りぬける、山陰本線の ロングランコ−ス。
前日から天気予報が気がかりだったのですが、早朝の暗やみの中での空模様は雪も雨も降っていませんでした。
とりあえず計画通りに出発してみることにしました。
途中、温泉津温泉に寄りたかったので、
今朝も始発から行動開始です。
5時半前にBHを出て、目の前の駅から
5時39分発の山陰本線出雲市行きに
乗りました。

これもワンマンカ−で、たしか
2両編成だったと思います。
乗車客はまばらですが、途中から学生
さん達が乗ってきたりしました。
乗車時間は2時間弱。
だんだん辺りが明るくなると、周りの
景色には雪は無し。
雲はどんよりと重たくて、日本海独特の
雲でした。
山陰本線出雲市行きに乗って・・・ 7:27 温泉津温泉駅に到着
途中に風力発電の風車が海岸線にいっぱい並んでいる場所があり、くるくると発電していました。
温泉津の町並みを歩く                      7:35 温泉津湾
マイブ−ムの日本の世界遺産めぐりの中
で石見銀山は数年前に訪れましたが、
温泉津までは足を伸ばすことが
できませんでした。

文字通り温泉が湧く港である
温泉津(ゆのつ)は、石見銀山の外港、
北前船の寄港地として栄えた港町です。

温泉津には約1300年の歴史を持つ
「元湯」があり、石見銀山が開発された
16世紀以降、物資の積み出し港として
栄えていました。

温泉津駅から温泉街までは歩いて
15分ほどです。
当時の面影が残っている町並みを歩きな
がら、温泉津温泉街へと向かいました。
温泉街に向かう 温泉街の町並みを歩く
 温泉津温泉 元湯
温泉津湾から温泉街の道に入ると、江戸時代から昭和初期に建てられた、町家や2階・3階建ての温泉旅館が並び、
小さな ひなびた温泉街には似つかわない、大きな神社やお寺もあり、昔は栄えていた頃の名残がそこかしこ・・・。
意外な洋風建築もあって不思議な時間空間の中にタイムトリップしたみたい。
ここでの滞在時間は1時間半と短かったので寺社を参拝する時間がなくて残念でした。

ここには立ち寄り温泉が2箇所あり、まずはその先の約1300年の歴史を持つ「元湯」に行きました。
ここは向かい側に湯治場の宿泊施設(長命閣)があり、飲用できる温泉もありました。
入り口のおばあちゃんが『寒いからよ〜く温まっていきんさい』 と迎えてくれて、300円を払い中に入ると、
歴史を感じる脱衣場があり、小さな石の浴槽が3つありました。
中央のぬるゆも 熱めでしたが、左側のあつ湯は熱すぎて入っていられません。
温泉の成分が染み付いているのか、湯船の石の感触が温泉の長〜い歴史を物語っているようでした。
泉質はちょっと濁って温泉の成分も濃い感じです。(そうそう!貸切で一人のんびりと入ることができました。)
薬師湯 外観          薬師湯 一階部分の温泉               2階は応接ル−ム
次に薬師湯に入りました。(350円)ちょうど先客が出たところで、こちらも貸切で入ることができました。
ひなびた温泉街でひときわ目をひくレトロな洋風建築です。昔から湧出していたのが1872年の浜田地震で湯柱を上げたとのこと。
こちらは楕円形の小じんまりとした浴槽がひとつ。 湯の花の結晶が浴槽や浴室に付着して、いい感じに歴史を感じます。
山陰地方で唯一、日本温泉協会の天然温泉の認定で最高評価の「オ−ル5」を取得とのこと。
入ってみるとその評価は正しいな〜と思う、抜群の泉質でした。(元湯・薬師湯とも、同じ泉質のようでした。)
 薬師湯屋上から見た温泉津温泉の町並み                震湯ギャラリ−
薬師湯のほうが、元湯よりも50円高いのですが、そのサ−ビスから?なのでしょうか。
洋館の2階部分が応接ル−ムになっていて休憩が自由です。
屋上部分に上がると無料でコ−ヒ-やお茶が飲めるようになっていて、テラスに出ると、レトロな屋根が見渡せました。
このテラスでコ−ヒ−を飲みながら 時間いっぱいまで過ごし、温泉津駅に戻りました。
温泉津駅を9時9分発の、アクアライナ−
米子行きに乗って、山陰本線の旅
は続きます。
観光客を乗せた急行列車は多く走って
いますが、線路は単線のようで、駅での
すれ違いがよくありました。
海の近くに集落。反対側は山側で
あまり民家も多くありません。

宍道湖が見えてきました。
温泉津から約1時間半。
やっと大きな都市、松江に着きました。
ここで途中下車です。
10:15  宍道湖が見える
11:00  松江城                    お堀をめぐる屋形船
温泉津温泉を楽しんで、今日の最終目的地は城崎温泉です。 その前に一箇所 寄りたいと思っていたのが松江でした。
山陰本線も、東北東に進むうちに 雪が見られるようになりました。 松江での滞在時間は2時間弱です。 松江城などの見所箇所は
駅から離れています。着雪もあり時折小雨もパラつくので自転車を借りるのは止めにして、急いでバスにて移動することにしました。
松江城や、お堀に浮かぶ屋形船を見ながら、武家屋敷方面に向かうあたりでは、みぞれまじりの雨になりました。
小泉八雲住居跡              出雲そばの店                     武家屋敷跡
お堀沿いには小泉八雲記念館や住居跡、武家屋敷跡などがあり、城下町らしい町並みを歩き、バスで松江駅まで戻りました。
電車の時間まではあと25分しかありません。 駅の構内で出雲そばのお店を見つけて、即入店。
時間はかからないというので、念願
の出雲そばをいただくことにしました。
トッピング有りの800円を注文。

3段と薬味まで積み重ねられて運ばれ
てきますが、写真撮影の為に広げて
みました。
でも食べ方は重ねた状態でつゆを
入れ、食べ終わるとそのつゆを2段目
に戻し、つゆを足していきます。
そばも美味しく、つゆも出雲地方の
醤油の味が利いています。
駅ビルで出雲そばを味わう(800円)
松江駅では乗降客も多かったです。
30分ちょっとで終点の米子駅に着き、ここで10分ほどの待ち合わせで、
今度はとっとりライナ−・鳥取行きに乗車します。
この区間が山陰本線で一番混んでいた区間で、キャリ−バックを持った
観光客もたくさん乗り合わせました。
でも、座席には座ることができ、快適な移動が続きます。

午前中は見ることがなかった 雪景色の中を走るようになりました。
天気予報では日本海側は大荒れ模様と伝えていたから、だんだんその影響を
受ける地域に入ってきているのでしょうね〜。

鳥取駅には14時41分着。 すぐの待ち合わせで、山陰本線浜坂行きに乗ります。
時おり雪が強く降り、周りの風景はすっかりと雪景色になってしまいました。
雪で数分の遅れがありましたが、順調に乗り換えも進み、
夕方5時頃、ついに城崎温泉に着きました。
城崎温泉の旅館でゆめぱをもらう
城崎温泉公式HP
ここでの外湯めぐりが楽しみで、この温泉街で旅館を予約しました。駅から大通りを少し歩くと海産物が買えるお店があります。
今晩のご馳走はここで調達することにして、歩き始めたら、重たい雪は溶けて、道の端では水浸し・・・
中央部分はお湯が出て、車の通行には優しいのだけど、歩行者にはヒドい状態でした。
靴はあっという間に水浸しになってしまったけど 城崎温泉ならではの夕食をゲットして、温泉旅館に向かいました。

城崎温泉でシングルを探したら、素泊まりしかありませんでした。 旅館は駅から離れていましたが、廊下は畳だし、
高級感いっぱいで、シングルル−ムも畳敷きにベットという 居心地抜群の客室で大満足。
まずは、旅館の温泉でゆっくりと寛いでから、外湯めぐりに出かけることにしました。
城崎温泉外湯めぐり  @ さとの湯 A 地蔵湯 B 柳湯
1日目、2日目のBHは4000円以下。 3日目の城崎温泉は素泊まりで6825円と少し高値。でも旅館にも露天風呂付の温泉が
入りたい放題だし、外湯めぐりのパスポ−ト「ゆめぱ」がもらえるから、付加価値のグレ−ド大です。

宿の長靴を借りて、送迎車に乗って外湯めぐりの始まりです。駅前にある「さとの湯」に送ってもらい、ここからスタ−トしました。
 
@さとの湯
もまだ新しくて、おまけに規模の大きさは1番だと思います。内湯も広く、階段を上がると露天風呂があったり、サウナも
数種類あり、ここ一箇所でももう充分って感じです。でもあまり長湯してしまうとこの先も長いから早々に次の外湯へと向かいました。

A地蔵湯
の玄関先にはお地蔵さんが祭られていました。
B柳湯は木のお風呂で、天井も高いオ−ル木造り。 木の香で癒される いい温泉でした。
C 一の湯 D 御所の湯    Eまんだら湯 F 鴻の湯
C一の湯は歌舞伎座のような大きな建物で、半露天風の洞窟風呂が良かったです。 
D御所の湯
は 京都御所を彷彿とさせる豪華が外観で内部の天井も桃山風の意匠を凝らし贅沢なもの、大きな露天風呂からは雪景色
の小さな滝を見立てた庭園を見ながら、至福のひとときでした。 この頃からお腹空いた〜って感じでしたが、まだ我慢我慢・・・
Eまんだら湯には檜の露天風呂がありました。
最後は
F鴻の湯、庭園風の露天風呂で外湯めぐりを完結しました。  
長靴は大正解でした。浴衣では寒いので、洋服とダウンコ−トで歩きましたが、夏に外湯めぐりは暑いでしょうね。
雪景色の冬でも脱衣場では暑いくらい、温泉街を歩いていて、ちょうどいいひんやり感でした。
   温泉旅館の廊下と、かがり火のある雪景色の内庭                  部屋での持ち込み夕食(おけしょう鮮魚)
外湯めぐりを終えて、缶ビ−ルを買ってから、送迎の車を待ちました。外湯めぐりは2時間半から3時間ほどかかりました。
温泉旅館に戻ると すっかり夕食が終わって、カニの残り香が漂っています。 
時間はもう10時前。部屋に入って先ほど買ったお弁当などを広げました。 私もやっと晩御飯だぁ〜。
城崎温泉駅近くの (おけしょう鮮魚) で買った晩ご飯は、かにちらしと、つぶ貝の煮物とセイコガニ。
店の2階が食堂なので、つぶ貝の煮物も美味しく新鮮だし、かにちらしの寿司飯も甘めで味がよく、カニの風味が引き立ちます。 

セイコガニは写真では大きく見えますが、足の身は食べるほどの大きさはありません。
でもメスガニなので外子も内子もたっぷり、小さくてもみその味も濃くてビ−ルも美味しくいただきました。 
料理3品で2100円。グレ−ドアップした缶ビ−ルはロング缶2本で700円。
合計2800円は今回の旅での最高価格となりましたが、 これで城崎温泉を存分に満喫できて最高に幸せ (^。^)y-.。o○
明日は帰るだけだから、目覚まし時計を使わずにやっと朝寝坊ができます。 おやすみなさ〜い ( ^^) _旦~~。
2011/12/25(日)

10:20 発 城崎温泉 -(山陰本線)ー 豊岡ー(山陰本線・福知山行)ー 福知山ー(山陰本線・園部行)ー 
園部ー(山陰本線快速・京都行)ー京都ー東海道・山陽本線新快速(米原経由敦賀行)ー米原ー(東海道本線)−
豊橋ー起点着 20:03
翌日は明るくなってから目が覚めました。外を見ると、あれまぁ! びっくり!! すっかりと雪景色となってしまいました。
時折降っていたみぞれが 一晩で雪に変わっていたようです。
旅館の露天風呂でゆっかり雪景色となった庭を見ながら朝風呂を楽しんでから、送迎車で駅方面まで送ってもらいました。
大谿川沿いの柳の雪化粧が
風情たっぷり・・・

ぶらぶら歩き、昨日の夕飯を買った
おけしょう鮮魚に寄って、
何かいいものはないかな〜・・・。

店先には、えびやいかや鮮魚がずらり・・・
でも一番の目玉はカニ・・・でしょう。

大きなオスのズワイガニは、青いタグが
付いて一匹づつ大事そうに店先に
並べられています。
値段は・・・やはり高価です。
城崎温泉で買える松葉ガニは兵庫県津居山漁港で水揚げされたもののようです。
山盛りになっているカニは私が昨日
食べたセイコカニ(メス)で、一つ700円
から1000円ほど。
松葉カニ(オス)とセイコカニ(メス)の
大きさは全然違います。
城崎温泉街  大谿川沿いの柳
価格はなんと一桁・・・違います。

その中で、おつとめ品の1箱を発見。

大きい松葉カニと、小ぶりの松葉カニが
セットでかなりの安値です。

足折れなので安くなっていたんですが、
自宅にお土産ならこれで充分。
半値以下なので、これを買うことにしました。

今回の旅では宿泊も安かったし、
交通費もあまりかからず、
外飲みも無かったので、食費も少なくて
すみました。
そんなわけで最後の贅沢はこの松葉ガニ。
留守中の家人への極上のお土産となり
ました。
(翌日食べましたが、最高に美味しかった
と言っていました。当たり前か!)
お土産に買った 松葉ガニ・かにみそなど・・・
城崎温泉駅で買った駅弁 こっぺずし(1200円)
発砲スチロ−ルの箱を持ち、駅に向かいました。 しかし、せっかく乾いた私の靴はもう水びだしに・・・(-_-;)
駅で最後のお買い物を・・・ かに寿司を2種類売っていました。 1つは昨日食べたかにのむき身のちらし寿司で、
もう一つはこの「こっぺずし」。 値段はこのほうが高くて1200円。珍しいのでこの駅弁を買ってみました。
メスがに(セイコガニ)の内子・外子・みそ・かに身が 美しく盛られていて、味わい深いのがこちらのお弁当だとのこと。
カニと温泉を満喫した城崎温泉でした。

10時過ぎ、城崎温泉から山陰本線で豊岡へ〜。ますます雪深い景色となりました。
日本海側の電車は、雪で遅れが出たり、バスで代替運行とのこと。昨日私が走っていたあの路線です。一日違いで私ってツイてる。
その後はほぼ順調に山陰本線の旅を続け、福知山へ〜。 途中で靴下を買って、山陰本線は京都に着きました。
京都は雪がなく、その後の滋賀県では大雪に見舞われ、予定通り、やっと静岡県へと帰ってきました。
そして夜の8時過ぎ、自宅に戻りました。
よくぞ、最後までご覧いただきました。お疲れさまでした。
最後の最後に・・・青春18きっぷの旅のまとめです。

1日目
 起点ー日生ー新山口  
  
走行距離  816km    乗車時間  13時間30分    総額(JR普通運賃) 13450円
2日目
 新山口ー萩ー益田ー津和野ー益田   
  走行距離   228km   乗車時間  5時間    総額(JR普通運賃) 4080円
3日目
 益田ー温泉津ー松江ー城崎温泉  
   
走行距離  356・5km    乗車時間  8時間25分    総額(JR普通運賃) 5780円
4日目
 城崎温泉ー起点  
  
走行距離   463.8km   乗車時間  7時間16分    総額(JR普通運賃)7,350円
4日間の総計
 
走行距離  1864km    乗車時間 34時間15分      総額(JR普通運賃) 30660円
   青春18きっぷは 2300円x4日=9200円   なので、21460円も お得になりました。
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