9月8日 |
||
9月になっても残暑が厳しい… でも、夏の青春18きっぷが使える最後の週末です。京都は暑いかな〜?。 |
||
朝は始発の5時27分に乗りました。 久しぶりの一番電車でした。 順調に乗り換えして、 京都駅には10時15分ごろに到着。 京都駅の北口に出て、バスの切符売り場で栂尾、高尾のJRフリー切符(800円) を買いました。 片道だと500円だから、お得です。 10時30分発のバスに乗り、 終点の栂尾で降りました。 川の周辺には、川床料理の店があるようで、観光バスが止まっています。 |
||
10:30 京都駅からバスに乗る | 高雄フリ−乗車券 800円 | |
11:20 終点の栂尾で下車 高山寺に向かう 高山寺 石水院 | ||
まずは、高山寺に向かいました。バス停から近いのが裏参道だったので、ここを登っていくと、深い木々からは蝉しぐれ・・・ 高山寺は鬱蒼とした山中に建物が点在しており、まさに山寺という感じの寺でした。 13世紀初めに明恵上人が再建した寺院。栂尾山(とがおやま)にあり、後鳥羽上皇から「日出先照高山之寺」の勅願を |
||
石水院内部からの風景と善財童子像 | ||
まずは石水院に入ってみました。石水院(国宝)は、明恵上人の住居跡と伝えられており、 こけら葺の簡素なたたずまいで、鎌倉時代の住宅建築をしのばせます。 蔀戸が開けられ、風が気持ちよく抜け渡り、明恵上人が敬愛した善財童子像のお姿が愛らしい、静かな空間です。 カエデの木も多く、秋にはすばらしい紅葉の庭が眺められそうですね。 |
||
鳥獣人物戯画部分(複製) 原画は京都国立博物館 木彫狗児 | ||
奥の部屋にはショ−ケ−スの中にまだ新しい鳥獣人物戯画が展示してあります。 原画は国宝で京都国立博物館に寄託されていて、ここでは模写されたものを見ることができます。 動物達の生き生きとした所作が楽しいですね。 明恵上人が身近に置いていたという小犬の像は快慶作といわれます。 石水院には国宝級の仏像や仏画も多いのですが、ほとんどが京都国立博物館に寄託されていて、ここでは見ることはできません。 |
||
日本最古之茶園 高山寺金堂 | ||
低い木はお茶の木です。日本最古之茶園は日本で最初にお茶が伝わっとのことです。 | ||
栄西禅師が中国から持ち帰った茶種を開祖・明恵上人が植えたという日本最古の茶園の伝承があります。 開山堂、仏足石、金堂とまわりながら、表参道で戻ってきました。 次のバスを待ち、バス停2つ分をバスに乗って戻り、山城高雄バス停で下車しました。 |
||
12:40 山城高雄バス停で下車 清滝川に架かる高雄橋を渡る 神護寺参道 | ||
ここから歩いて向かうのは、高尾にある神護寺(じんごじ)です。 空海ゆかりのお寺で一度行ってみたかった場所です。 紅葉の名所だけあって、もみじの木も多く、バス停周辺には、やはり川床料理の店もありました。 コンクリートの道を下ると清滝川。 清滝川にかかる高尾橋を渡ると、今度は登り坂。 参道を10分登ります。 下ったり登ったりで、もう汗びっしょりになってしまいました。 |
||
13:00 神護寺 山門 広い境内 | ||
石段を登ると、立派な山門が迎えてくれます。 仁王門を入ると敷地の広大な空間が・・・! |
||
明王堂 多宝塔 | ||
神護寺は愛宕山山系の高雄山の中腹に位置する山岳寺院で、開基は和気清麻呂です。紅葉の名所として知られており、 清滝川に架かる高雄橋から長い参道を歩いた先の山中に金堂、多宝塔、大師堂などの堂宇が建てられています。 |
||
神護寺 金堂 | ||
境内の中の長い石段を登った先にあるのが、金堂です。 弘法大師空海が最澄や弟子に金剛界・胎蔵界両部の灌頂を 伝授した寺院としても知られています。 真言宗の別格本山の金堂ですので、すごく立派で大きな伽藍でした。 |
||
神護寺 金堂内部 (※ 写真はコピ−転用加工) | ||
正面の厨子にはご本尊の薬師如来様(国宝)。 脇侍には日光・月光菩薩様(重文)。 さらにその両脇には十二神将と四天王が並び、荘厳かつ厳粛な空間でした。 手を合わせると心が落ち着きます。 壁には複製の曼荼羅図もありました。 |
||
かわらけ投げ | ||
その神護寺の境内の一番奥にあるのがここ。 地蔵院前の展望広場から錦雲峡に向かって投げる「かわらけ投げ」です。 あらかじめ買っておいた素焼きの皿「厄除かわらけ」を取り出しました。このかわらけを錦雲峡に向かって思いっきり投げて、 厄除けをするというものです。 フリスピ−の要領で投げるのですが、あまり遠くは飛ばないものですね。 「かわらけ投げ」発祥の地が、ここ神護寺とのことです。 一通りの拝観を終え14時14分のバスに乗って京都駅まで戻りました。時間はまだ午後3時ちょっとですが、これで京都を離れます。 15時15分、 これから再び青春18きっぷを使い、岡山に向かいます。 でも・・・ |
||
16:30 本場 明石で明石焼き | ||
京都からは、予定よりも一時間早い電車に乗れたので、途中下車して本場の明石焼きを食べてみようと思い立ちました。 京都でお昼ごはんを食べ損なったので、お腹はペコペコです。 思い立ったら吉日・・・!。 姫路駅のちょっと手前の明石駅で途中下車して、お店屋さんを探してみましょう。 テキト〜に歩いていたら、アーケード街(明石 魚の棚)がありました。海産物を扱うお店も多く、さすがは瀬戸内海が近い!。 明石焼きの看板もちらほらあって、テイクアウトの店も多い中、店内で食べられるお店に入りました。 急いで明石焼きと地ビールを注文!。中途半端な時間でも店内はいっぱい。 周りもみんな明石焼きのようです。 大きな板の上にお行儀よく整列した明石焼きが登場〜(^。^)y-.。o○。 なんて美しい! 芸術的ですね〜。 このお店の食べ方の説明書きがあって、それを実践してみました。 まずは、なにも付けずにそのまま1個。 明石焼きというと、ふわふわの卵焼きの中にタコが入っているイメージですが・・、 基本そうだろうけど、はやり本場で食べている感もあるのか絶対に美味い。かすかな焼き色といい、 口に入れた時に広がる旨味と食感は絶妙です。 タコはもちろん明石産。サイコロぐらいの大きさで歯ごたえと味を楽しめます。 次に熱い出汁を付けて3個。 その後は三ッ葉も加えて6個。 またまた次は抹茶塩を付けて2個、最後は出汁の中に抹茶塩を入れて3個と、少しずつ味の変化を楽しんで、満足満腹!。 でも15個で600円なんて、かなり安いと思いませんか! |
||
約一時間の美味しい寄り道を終えて、 姫路〜岡山へと電車を乗り換えて、 岡山駅には夜の7時半に着きました。 100円の路面電車に乗って、 今晩のホテルに向かいました。 今晩のBHは私的には上位ランク。 後楽園と岡山城から近い場所で、 最上階からはライトアップされた 岡山城が見えました。 夜はパスタ一皿をデリバリーしてくれる プランにしたので、あらかじめビ−ルは コンビニで調達。 パスタも美味しいし、窓から岡山城も 見えるし、テレビも見ながら、 ゆったり寛げましたよ〜。 |
||
ホテルの窓から岡山城を見ながらパスタで晩酌タイムだよ〜♪♪♪ | ||
9月9日 |
||
ホテルから岡山城が見える 7:10 岡山城 | ||
翌日は目覚めた時が起きる時!。窓の外は雲の中に朝日がスタンバイ。 岡山城も見えますね〜。 7時過ぎから朝のお散歩に出かけました。 まずは岡山城へ〜 |
||
慶長2年(1597)、豊臣家五大老の一人・宇喜多秀家が築城した岡山城。三層六階の堂々たる天守閣は織田信長の安土城天主閣を模して築かれたと伝えられ、全国的にも珍しい不等辺五角形の天守台をしています。 |
||
岡山城の高石垣 7:40 岡山後楽園 | ||
拝観は9時からなので、外観を見ただけですが、戦災で焼失してしまったのは残念でした。本丸を出ると、すごく高く立派な 石垣が気になりました。この石積みの中には当時のものもあるのかな〜?。 岡山城の格式の高さを実感しました。 後楽園は朝の7時半から開園するので、早い時間から観光できるのは有難いですね。暑くならないうちに入りました。 |
||
園内は広く、芝も綺麗でたくさんの遊歩道がつけられています。 園内中央に唯心山を築き、そのふもとに水路を巡らせ、 沢の池と廉池軒の池を結ぶひょうたん池と、水路も豊富です。 庭は巡り歩いても楽しい回遊性が備わった美しい庭園でした。 |
||
岡山後楽園から岡山城も見えます | ||
岡山後楽園は、岡山藩主池田綱政公が家臣の津田永忠に命じて、貞享4年(1687)に着工、 |
||
8:40 ホテルに戻り朝食(兼ランチ?)タイム | ||
再びホテルに戻り、朝ごはん。 ここの朝食バイキングは評判がいいので、 これもプランに入れて、夜食のパスタと朝食と展望のいい部屋チョイスで、しめて6200円也! 朝昼兼用のつもりで欲張って食べ過ぎてしまいました。桃ジュースやフルーツにメロンがあったり、さすがはフルーツ王国です。 今日は遅いチェックアウト。9時半前にホテルを出て、岡山駅に向かいました。 さあ、青春18きっぷの出番だよ〜(^。^)y-.。o○。 いつもは通過するだけだった倉敷ですが、やっと観光することになりました。 |
||
10:20 倉敷美観地区 | ||
見所は倉敷駅から歩いていけるから、駅を出たらもう観光が始まります。
白壁の町、文化の町として有名な倉敷は、江戸時代、天領として栄えた商人の町でもありました。 |
||
アイビースクエア | ||
白壁のイメージが強い美観地区も産業観光の舞台です。綿花や米の集散地として栄えた天領の町倉敷でしたが、 |
||
倉敷川沿いの柳並木 | ||
白壁土蔵のなまこ壁に、軒を連ねる格子窓の町家。そして川面に映る柳並木……。 昔ながらの町家はギャラリーや喫茶店、土産物店など個性的な店舗に修復・再生され、 |
||
Cafe EL GRECO 大原美術館 | ||
カフェもお洒落ですね〜。 倉敷で一番行きたかった場所が大原美術館です。 |
||
大原美術館 本館 | 大原美術館敷地内の 新渓園 | |
ギリシャ神殿風の本館の中には世界画壇の巨匠作品が多数展示されており、 ツタにおおわれた石垣の門を入るとロダンの彫刻「洗礼者ヨハネ」「カレーの市民」の像が迎えてくれます。 隣接して、分館、工芸・東洋館があり、倉敷アイビースクエア内に児島虎次郎記念館があります。 |
||
大原美術館の名品の数々 | (※ 写真はコピ−転用加工) | |
名画揃いの本館はさすがです。西洋画では、モネ、ゴ−ギャン、ドガ、ロ−トレックなどなど、 中でもエルグレコの『受胎告知』を見られたのは幸せでした。 工芸館でもすばらしい芸術に出会えました。河井寛次郎氏の陶芸作品もたくさん見ることができ、 河井氏は大原孫三郎や児島虎次郎と交流があったようです。 東洋館でもビックリ!中国の龍門石窟から出土した「菩薩頭部」は気品がある面差し。 その中で感動したのは「一光三尊仏像」で、中国で仏教がもっとも盛んだった北魏時代(386-534年)のものとのこと。 中央に本尊、左右に菩薩が配され、面長でほっそりとした体躯は、 やがて日本の仏像文化に繋がっているんだな〜としばらく見入ってしまったほどです。 本来、信仰や崇拝の対象である仏像を、芸術鑑賞として見ることに少し違和感がありますが、貴重な時間でした。 大原美術館の多種多様な収蔵品に感動です。でも神経を集中して鑑賞できる時間も、あまり長くては疲れます。 3館を鑑賞して、もう神経も体力も限界な感じ。 名残惜しいですが、そろそろ倉敷を後にする時間が近づきました。 |
||
倉敷駅に着いたのが午後1時30分。ここから長い長い青春18きっぷの旅がスタ−トです。 乗り換えは6回。 乗り換え時間待ちでおつまみや缶ビ−ルを買って、窓際の座席キ−プで時々 うたた寝 ZZZ・・・。 起点に帰着は夜の10時半でした。 おつかれさま〜(^_-)-☆〜 |
||
〜青春18きっぷ〜 どれだけお得だったかな?〜 1日目 起点ー京都 京都ー明石 明石ー岡山 距離 530km 8990円 (途中下車が多いので割高) 2日目 岡山ー倉敷 倉敷ー起点 距離 557km 8830円 2日間のJR普通運賃は 17820円です。 青春18きっぷは2日間で4600円。 13220円もお得でしたネ。 得した分で、泊まって&観光して&プチグルメも楽しめました。 〜青春18きっぷの旅、最高!〜(^。^)y-.。o○ |
||