京都の紅葉  名門大洋フェリ−で門司・下関  奈良・斑鳩
2012年11月30日〜12月2日  
今年の紅葉のラストは京都です。
この紅葉の時期の京都は、私が高校生だった頃、錦秋に染まる京の寺院を見て大感動して以来だから、ずっとずっと昔のことです。
一番安価な青春18きっぷは期間外だから、最近は縁がなかったのですね。次に格安なのが夜行バスでした。
宿泊代をかけずに移動手段に利用しようと、発想の転換でプランニングしたのが今回の夜行バスとフェリーの旅…。
どんな初めてが待っているかな〜?。
2012年11月30日  京都の紅葉
静岡からは夜、11時台のWILLER のピンクバスに乗り、京都へは翌朝の6時前に着きました。
WILLER のピンクバスは女性に優しい気配りが車内にいっぱいで、快適に過ごせるから気に入っています。
さて、京都駅に着き、まずは駅北口のきっぷ売り場に向かうものの、時間が早すぎてまだ閉まっていました。
京都駅の市営地下鉄まで移動して、券売機で京都1日フリー切符を買いました。
1200円で京都バス・市営バスと市営地下鉄が乗り放題。
今日のコースなら
これが断然お得なんです。

再びバスターミナルに向かい、
すぐに来たバスに乗って、向かった先は
清水寺でした。
ここだけ開門が朝6時からと早いのです。
まだ朝も早いから観光客の数も少なく静かです。
6:40   清水寺
清水寺境内の紅葉 清水の舞台と紅葉
太陽の日射しはまだ届きませんが、紅葉はちょうどいい感じです。  静かな静かな朝の清水寺をお散歩できました。
7:10  三年坂    二年坂                   7:25  八坂神社             
清水寺を出て〜〜〜 どこのお寺もまだ拝観時間前です。でも今日は紅葉見物がメインテーマなので、
このまま観光ルートをお散歩することになります。二年坂〜三年坂、ねねの道を通って八坂神社へ〜。
8:10     南禅寺 楼門                 8:20   永観堂幼稚園
円山公園を抜けて、しばらくは通勤ラッシュの車がいっぱいの通りを歩き、
南禅寺に着きました。この道は学生さん達の通学ラッシュ!。

楼門をくぐり、さて紅葉はどうかしら?。

ここもいいですね〜!。 まだまだ歩きます。

その途中にあったお寺の幼稚園の紅葉が色とりどりで艶やか!。
それはそれはお見事!・・・素晴らしかったです。

哲学の道に入ってきました。
日中なら観光客も多いのに、まだ閑散…。

銀閣寺付近まで歩き、銀閣寺には寄らずに、
次は大原に向かいます。バスに乗り、出町柳で乗り換えて
大原バス停から向かうのは紅葉の定番、三千院です。
8:25 哲学の道
10:00  大原 三千院   御殿門               宸殿から見た有清園
1年前の10月に訪れた時、苔の庭園が美しく、紅葉の時ならどんなコントラストだろうと想像してたけど、
ネット情報だとすでに終わりがけのようです。
でもまあ、敷き紅葉を期待して行ってみたけど、やはり時、すでに遅し…でした。カエデの葉はすっかり落葉し、
掃き清められた落ち葉はすでに枯葉・・・。でも観光バスもいっぱい入っていましたから人出はやはり多いです。
ここでの楽しみはもうひとつ!
            往生極楽院                           10:43  昔ながらの製法で作っている志ば漬
往生極楽院の阿弥陀三尊像(国宝)にお会いすることです。
中尊の阿弥陀如来さまの脇侍の観世音菩薩様と勢至菩薩様のお姿が、慈愛に満ちてすご〜く美しく、
今回も最前列に陣どり、しばらく離れられませんでした。

大原では三千院のみの拝観でした。参道には大きな店構えの漬物屋もいっぱいありますが、大原に来なければ買えない
シンプルな昔ながらのしば漬けが好きなので、今回もこのお店で(志ば漬)を買いました。
茄子だけと、きゅうり入りの2種類のみの販売でした(1袋300円)
(今回は寄りませんでしたが…)大原の寂光院が、しば漬け発祥のお寺です。

そのお寺は、明日観光する場所と縁のある所。
壇之浦で入水した安徳天皇(平清盛の孫)の母、(平清盛の娘徳子、後に建礼門院さま)が、後に京に送還されて出家。
大原の寂光院で、平家一門と安徳天皇の菩提を弔いながらひっそりと暮らしていたお寺です。
大原では夏によく茄子が採れたので、同じく特産の赤紫蘇と一緒に塩漬けして保存食としたのが始まりのようです。

しば漬けで多くを語ってしまいましたが、 次に向かいましょう!。
  12:20 嵐山 渡月橋                  天龍寺の紅葉       竹林の小路
国際会館行きのバスに乗り、市営地下鉄に2路線乗り、もう一度バスに乗って、もうすぐ渡月橋…
というところまで来たら、観光バスが道にずらりと並んでいて大渋滞!
京都中の観光客がみんなここに集結したの?って感じの ごった返し状態です。
そろそろお腹も空いたけど、どこも長蛇の列なので諦め、お寺の紅葉巡りをすることにしました。
天龍寺の紅葉も素晴らしい!。  嵐山の風情の代名詞、竹林の小路を歩いて・・・
  13:00    小倉山 二尊院 (嵐山)
次に向かったのは、二尊院。 百人一首で名高い小倉山の東麓にある、今では天台宗のお寺です。
今年度のJRの秋の京都キャンペーンのお寺です。

時のお寺だけあって、すごい人出です。でもここの紅葉はそろそろ終わりがけでした。
ご本尊に釈迦如来と阿弥陀如来の二尊を祀るために通称、二尊院と呼ぶのだそうです。
本堂には、やや小ぶりなニ尊の如来さまが静かに並んでいらっしゃいました。

嵐山ではもう一ヶ所、行ってみたい場所がありました。
13:30  祇王寺
祇王寺はカエデと竹と苔が美しい、小さな小さな草庵です。小さいけれど、人だけは多い・・・。
質素な庵の仏間には 祇王・祇女とその母と、自ら平清盛の元を去った仏御前さまの みほとけが・・・。
平清盛ゆかりの白拍子たちです。平氏全盛の頃、平清盛と二人の女性の哀れな物語をしみじみと想う、侘しい草庵でした。  

人の多い嵐山にも疲れたから、もういいやぁ〜。 お昼ごはんも食べ損なっちゃったし・・・。

今からなら、もう一ヶ所、行きたかった場所にも寄れそうな時間がありそうです。早速向かうことにしました。
ここでは、京都1日フリー切符を使わずに、JRの切符を買って(270円)短時間で移動することにしました。

京都駅で奈良線に乗り換えて一つ目の駅。ここから歩いて東福寺に向かいました。
14:50  臥雲橋から通天橋を見る                 14:53  東福寺
東福寺の通天橋は紅葉の名所。 清水寺の紅葉が良かったから、こちらもきっと見頃のはずなのです。
通路の橋(臥雲橋)から見た、波打つような紅葉のにぎわいは 今日1番の絶景紅葉ポイントでした。
今回は紅葉目的だし、時間もないので、方丈庭園には寄らずに通天橋(500円)のみの拝観です。
         方丈とモミジ         通天橋とモミジ  
いや〜、すごいすごい。  本当〜に素晴らしい、
なんて美しい紅葉でしょう。燃え立つような真紅、錦を織りなす雅なグラディ−ション。敷き紅葉までが完璧な美しさです。
ここが、今日一番のゴージャスな紅葉スポットでした。

京都駅に戻り、デパ地下で京弁当とパンなどを買って、八重洲口から大阪南港に向かうパスを待ちました。(16:50発)
三泊三日のミラクルツアー!一泊目は夜行バス。  二日目、三日目はフェリーの中です。

京都の紅葉を見たいから ひらめいたこのプラン。
ホテル&移動の一石二鳥のフェリー泊って、私の身近には縁が無かったけど、関西方面の港からは色々とあるようですね。
    19:10 名門太洋フェリ−乗船(大阪南港)            2等洋室の室内
      明石大橋の夜景 展望ラウンジ 20:00  展望ラウンジで夕食
門司港や下関での1日観光が魅力だったので、ネットで見つけたWILLERの このプランを予約しました。

京都駅から大阪南港へのバス送迎と、フェリーの二等洋室のプランが7000 円。
個室ベッドに寝ている間に九州に着いちゃうんだからお得でしょ。 フェリーで過ごすことも、超楽しみです。

大きなフェリーで、お風呂やシャワー室もあり、レストランや展望フロアもあって、快適そのものです。
部屋は、格安の大部屋の和室もありますが、山小屋も苦手なのでランクアップしました。
寝台列車やカプセルホテルのような、ベッドがあるだけのスペ−スですが、バスよりも寝心地いいし!。

ベットサイトに荷物を置き、まずは展望風呂にGo〜。自動販売機のビ−ルもリ−ズナブル!。
展望ラウンジに移動して、夜景を見ながら、やっと落ち着いてごはん(ビ−ル)タイムです。船旅って楽しい〜(^。^)y-.。o○!
2012年12月1日  門司・下関
フェリ−は若干振動がありますが、それほど気にならなくて、ぐっすりと寝れたみたい。
朝は朝風呂に入って、パン(今日は下関グルメと門司港グルメ)をかじって、展望室から初めて見る景色を堪能!。

さあ、着きましたよ〜。新門司港。九州に上陸です。
乗用車や観光バスはどんどん港から出ていきます。タ−ミナルを出て、さて私はどちらに向かえばいいの???
私はとても重大な思い違いをしているのを、まだ気が付きません。
とりあえず車と同じ方向に歩き、門司港駅方面に向かおうとしました。
自分が持ち合わせている資料は門司港駅や下関の詳細マップのみ。
フェリ−を降りたら、そんな場所にすぐに着けると思っていたので、
ここの風景にちょと戸惑いました。
でもまあ、道路標識に従って歩けば、そのうちに着くでしょう!と、安易な発想で
ウォ−クマンを聞きながら車道横の歩道を爽快ウォ−ク♪♪♪・・・。
車は走っているけど、道を歩いている人など 全然居ません。
そのうちに
阪九フェリ−乗り場があって、「?・・港は一つだけじゃあないんだ〜!。」
私が下船したのは名門大洋フェリ−
もう少し歩くと、
新門司港???。「あれっ!?新門司港ってこんなにたくさん
港があるの?。」 ここで、やっと不安を覚えました。
新門司港・名門大洋フェリ−乗り場
そういえば、今朝フェリ−のアナウンスで・・・駅小倉方面にはJRの無料送迎バスが出ているから、利用して下さいと言ってたっけ。
 私には全然関係ないと思っていたけど、もしかしたら、それに乗るべきだったのかも?。
その先の道ばたにあった地図によって、私の向かうべき場所は ここからかなり離れていることに気が付きました (-_-;)。
バスが走っている道に向かい、1時間に1本のバスを待ちました。バスは
門司駅行きでした。今日の日程には余裕があったから、
この朝のアクシデントも影響がありませんが、夜フェリ−乗り場に戻る時の失敗は万事休すです。
早速 フェリ−会社に電話をして、夜の送迎時刻を確認をしました。(送迎バスの到着・発着駅は
小倉駅門司駅

門司駅に着き、いよいよ観光・・・のつもりが、まだここではない じゃぁ〜〜 ありませんか\(◎o◎)/! 
観光地である
門司港駅はここからJRの電車で2駅先でした。「門司駅と門司港駅があるのね!(^^)!。」 とりあえずコインロッカ−に
荷物を預け、フェリ−乗り場への送迎場所を確認してから、JRの切符を買って
門司港駅に向かいました。
門司港駅    レトロな雰囲気
かなり前置きが長くなりましたが、ついに門司港駅に着きました。時間はというと・・・もうお昼近くになっちゃいました。
門司港周辺はレトロな雰囲気、駅舎も備品もみんなが写真を撮りたがるビュ−ポイントです。
    関門汽船乗り場(門司港駅近く)       関門周遊パスポ−ト1400円      関門橋      たった5分で下関!
門司港周辺「福岡県)の散策は後半戦にすることとして、まずは下関方面(山口県)に渡ってみましょう。
駅近くの関門汽船乗り場で、関門汽船やバスのフリ−切符『関門周遊パスポ−ト』(1400円)を購入しました。
ここから関門汽船に乗って10分弱、あっという間に唐戸港(山口県)に着きました。
唐戸港    12:20   唐戸市場              見ているだけでも楽しい市場の様子
唐戸港は観光スポットです。まずは唐戸市場に行ってみました。卸売り市場なので、鮮魚や海産物も豊富。
天然ふくのお刺身もこんなに格安です。 観光客が集まるところには、お寿司などがバラ売りしている店がいっぱいあり、
思い思いに好きなものをトレイに入れて清算をすませ、テ−ブル席で食べるようになっていました。
大勢でワイワイと楽しむには うってつけですね。
唐戸港  12:50  カモンワ−フ       カモンワ−フ内でランチタイム  ふくづくし1845 ミニコ−ス 1845円  
私は手前のカモンワ−フまで戻り、店内でゆっくりとランチタイムとしました。ここでは『ふぐ』ではなくて『ふく』と呼ぶようですね。 
ふぐの本場下関・・・この時期
天然とらふぐをコ−スで食べようとすればとっても高価で手が出ません。
でも養殖ものの ふぐや 種類が違えば、どの店でも結構安価でいただけるのが「本場ならでは・・・」と思いませんか?。
そう!「格安で食べられるのも下関ならでは・・・」だと解釈して、安価でこんなふくづくしを頂きました。
とらふくの刺身、ふくの天ぷら、ふく白焼き、ふく茶碗蒸しと、堪能!。朝からウォークのご褒美かな!昼からビ−ルも絶好調!。
13:30  赤間神社
下関グルメを楽しんだ後は、ここから歩いて数分のところにある赤間神社に行きました。
幼くして壇之浦に入水した平清盛の孫、安徳天皇を祭る神社です。 
竜宮城のような門は、水底に都があると海に飛び込んだ、幼い安徳天皇をお慰めするためのようです。
琵琶法師・方一のお堂         (赤間神社 内)         平家一門之墓
赤間神社の裏手には、平家の怨霊に襲われた琵琶法師・方一のお堂。その横には平家一門の武将を供養する七盛塚がありました。 
すぐ近くには壇之浦・・・栄華を極めた平家がここで滅びたことを彷彿とさせます。ここ下関には平家ゆかりの史跡がいっぱいです。
       14:15 古江小路                                14:20 功山寺
赤間神社からサンデン交通バスに乗って、みもすそ川公園を通過して、フリ−区間の最終のバス停で下車。
城下町長府です。 こじんまりとした城下町をちょこっとぶらり散歩が次のメニュ−です。
江戸時代には長府毛利藩5万石の城下町として栄え、幕末には高杉晋作が明治維新の転機となる挙兵を行った地でもあります。
功山寺 山門    (城下町長府)        功山寺  仏殿
その高杉晋作が挙兵を行ったことと縁があるのが功山寺。ほかにもたくさんの歴史の舞台となったお寺です。
今ではとてっも静かに佇んでいます。
曹洞宗のお寺で、山門も立派で歴史を感じさせてくれる重厚なもの。山門をくぐると仏殿がありました。
鎌倉時代末期に建立された唐様建築(禅宗様)で、国宝に指定されていました。大きくはないけど趣のある古刹。
仏殿では案内人が 建築様式や仏像群の説明をしていただいたので、より理解を深めることができて幸運でした。 
千手観音菩薩坐像さまが仏殿のご本尊さまで、その周りには室町時代の二十八部衆のうちの二十一体が
何とか現存していたことが、ありがたいことだと思いました。
14:50  長府毛利邸        (城下町長府)       長府毛利邸 庭園
功山寺から数分歩くと長府毛利邸があります。明治36年に長府毛利代14代の当主によって建てられた邸宅です。
武家屋敷造りの母屋や庭園を見学しました。
            長州砲       15:30  (みもすそ川公園)         源義経と平知盛像
城下町長府からは再びバスに乗って、少し戻り 『みもすそ川公園』 で下車しました。ここは主な合戦場だった
早鞆の瀬戸を望む公園です。壇之浦の上を関門橋が架かっています。長州砲や、源義経と平知盛像がありました。
平知盛像(右端)は、平家軍最後の大将(平清盛の四男)で、紐を体に巻きつけ、大きな碇を持っています。 
負けを悟った平家の諸将たちはここ壇之浦で入水しました。
安徳帝御入水ノ処         関門トンネル人道・下関口(山口県側)    トンネル内部の様子
幼い安徳天皇(平清盛の孫)は清盛の妻・時子と三種の神器と共に入水。平家の栄華はここで終わりました。
安徳天皇の母・徳子(平清盛の娘、後の建礼門院)捕らわれの身となり、京に送還されて出家。
大原の寂光院で平家一門と安徳天皇の菩提を弔いながら生涯を終えました。←(昨日買ったしば漬けに繋がるんですね)

本州と九州を隔てる関門海峡の中でも、壇之浦は幅600mと最も狭くなる場所です。
なんと、ここから地下を歩いて九州側に行けるのです。道の反対側に移動して 早速試してみましょう。
エレベ−タ−で下に降りると(55m)人や自転車用のトンネルがありました。人は無料で通行できます。
15:40 関門トンネルを歩く 県境   九州側から関門橋を見上げる   関門トンネル人道・門司口(福岡県側) 
県境までが400mでゆるやかに下りのトンネルでした。 再び九州に上陸〜。 380mゆるやかに上って門司口に着きました。
時間にして15分ほどです。同じようにエレベ−タ−に乗って60m上がり、再び地上へと戻ってきました。 
ここからバスに乗ってJR門司港駅に戻りました。
16:15  バナナの叩き売り発祥の地     レトロ展望台   門司港レトロ     
門司港駅全体を見渡せる広場には、レトロな駅舎をカメラに収める観光客が絶えません。
駅から歩いて、門司港レトロと呼ばれるエリアへ街並み散策といきましょう!。
門司港は明治22年に開港し、国際貿易港として繁栄してきたとのこと。明治〜大正時代に立てられたレンガ造りの洋館が
情緒たっぷりです。 バナナマンとバナナマンブラック(作り物)は人気者で、常に若者と一緒にカメラにおさまっていました。
写真左上がレトロ展望台です。開門海峡を上から見たかったので、夕暮れを待って入館することにしました。
 レトロ展望台からのながめ      壇之浦と関門橋           17:00 夕景 (巌流島も見える)
入館料は300円ですが再入場も出来るので、夜景も見に来ようと決めました。
超高速エレベ−タ−で、あっという間に32階に着きました。窓際のカウンタ−では展望を楽しみながらお茶することもできます。
関門海峡は狭く、本州もすぐそこに見えます。  夕日側の巌流島は小さな島でした。
門司港グルメは焼きカレ−! 18:00 レトロ展望台からの夜景
新門司港行きの送迎バスは、門司駅を19時に出発するので、その前には門司港駅から門司港へ移動しなければなりません。
朝と同じ失敗をしたら、今度はフエリ−に乗れないから、時間に慎重に行動しましょう。
今日の最後のノルマは焼きカレ−です。門司港レトロエリアには、たくさんの焼きカレ−の幟がはためいていました。
その中の一軒に入り、定番の焼きカレ−を食べました。ご飯(ピラフ)の上にじっくり煮込まれた風味豊かなカレ−ソース・・・。
たまごとチ−ズのを乗せて焼き上げたアツアツをふ〜ふ〜しながらいただきました。すっごく美味しいけどボリュ−ミ−!。
お腹もあたたまって、外は真っ暗、さて先ほどの展望台に行ってみましょうか!。展望台はコンサ−トの準備中でした。
夜景を見ながらコンサ−トも聞けるのもいいですね〜。人もいっぱい集まっていましたよ。

さて、門司駅に戻る時間です。門司港駅からJRで2駅乗って、18時30分と早めに門司駅に着きました。
コインロッカ−の荷物を取り出し、バス乗り場で送迎バスを待ちました。 
門司駅から新門司港のフェリ−乗り場まではバスで15〜20分もかかりました。
やはりずいぶん距離が離れていたのですね〜。  次からは失敗しませんよ〜!。
『個人旅行の場合、フェリ−乗り場から〜乗り場へは〜〜、JRの無料送迎バスに乗るべし!』
2012年12月2日  奈良・斑鳩
6:55 フェリ−からの日の出 6:56  明石大橋の下を通過
3日目の天気も上々!展望ラウンジから淡路島や、近づいていく明石大橋を見ていました。
そろそろ日の出の時刻だったので 甲板に出てみると、ちょうど橋の下を通過した時に、キレイな朝日が見れました。
船内では朝食バイキングのアナウンスがあり、750円と格安なんですね。
今日の奈良観光では時間に余裕がないから、ここで朝昼兼用としてしっかりと食べることにしました。
品数も豊富で明太子もたっぷり。

食後のコ−ヒ−までゆっくりと頂き、
エナジ−チャ−ジ完了!。

8時30分ごろに大阪南港に着きました。
フェリ−内で朝食バイキング 750円        8:30  大阪南港 到着
こちらは、新門司と違って大阪南港からのアクセスは非常に良く、市営ニュ−トラムなど地下鉄に2回乗って、なんば着。
大阪難波駅から近鉄奈良線に乗って奈良に入りました。
10:40 法起寺 (日本世界遺産)
近鉄筒井駅からバスで、法隆寺方面に向かいました。 今日のテ−マは斑鳩の里と奈良の紅葉です。
以前斑鳩を訪れたのは2年前。その時は法隆寺と中宮寺を拝観しただけでした。
最初に向かったのは法起寺。創建は622年、聖徳太子御建立七ヵ寺のひとつで日本世界遺産です。
法隆寺と比べて現在は規模は非常に小さく、訪れる人もまばらです。こののどかさがとっても落ち着きます。
法起寺の三重塔は国宝で、現存する日本最古の三重塔です。
11:00  法輪寺
のどかな田舎道を歩いて法輪寺にやってきました。境内へは出入り自由で、講堂のみ有料で拝観できるようになっていました。
境内に入ってきても、講堂まで入る人は少ないらしく、ここでもゆっくりと飛鳥仏の前に座れました。
聖徳太子ゆかりのお寺で、飛鳥〜平安時代の(いずれも重文)仏像をぐるりと一周まわって拝ませていただけます。
正面には大きな十一面観音菩薩さま。 そして目を留めるのは両脇のやや小さな木像仏です。
その面差しは飛鳥時代のもの。ご本尊は日本最古の木造如来像である薬師如来像です。
これほど歴史の重みのある仏さまには、ここ斑鳩でなければお会いできません。「さすがだぁ・・・来れて良かったゎぁ〜。」
もう一つの飛鳥仏は 伝虚空蔵菩薩さまです。法隆寺の百済観音さまに似ていらっしゃいます。
・・・やっぱりこれから法隆寺にも行こう!って思いました。

ここからサイクリングロ−ドを歩いて法隆寺に向かうことにしました。見える景色はのどかな田園風景。畑があって、
お墓もあって、ずっと昔から変わってないんだな〜。この風景に三重塔が溶け込んでいるのが斑鳩の里ならではですね。
11:35  法隆寺(日本世界遺産)
巨大な法隆寺の敷地内に入っていくと、今までの素朴さとは一変!。何と人が多いことか\(◎o◎)/!
制服姿の学生さん達が、旗を持ったガイドさんについて ぞろぞろと歩いています。
        法隆寺    五重塔と金堂                          大宝蔵院
拝観料を納めて内部に入ると、まずは西院から・・・。この光景、やはり圧巻ですね。
法輪寺、法起寺の三重塔と、ここ法隆寺の五重塔を加えて「斑鳩三塔」というのだそうです。五重塔は日本最古ものです。
法隆寺は国宝のデパ−ト!。五重塔を四方向から拝ませていただいてから、金堂へと向かいました。
入母屋造りで軒の出が深く、何とも流麗な概観です。金堂内部の仏像さまも国宝ばかりです。ちょうど人も少なかったので、
ゆっくりと過ごせました。ここでは法隆寺一山のご本尊、釈迦三尊像が あるべき姿でいらっしゃいます。
アルカイックスマイルの飛鳥時代特有のお顔は、素朴な優しさに包まれていく感じがします。来れたことに感謝です。
大宝蔵院は、国宝の博物館といった感じ、歴史の勉強で教わった仏像・仏具がショ−ケ−スの中で大切に守られています。
ここの最後では(写真右上)、すらりと長身の百済観音像にリアルにお会いできます。
この観音様に初めてお目にかかった時は衝撃的でした。像高2m。八頭身でとてもスマ−ト、独特の曲線美を醸し出しています。

夢殿に入った後、中宮寺(寺伝・如意輪観音、半跏の菩薩さま)にも寄りたいな〜って思ったけど、
ちょうどそこへ向かう団体があったので、諦めました。
13:30  奈良公園
奈良での最後は奈良公園。周辺には名だたる神社・仏閣がありますが、ここでは紅葉の名所見物だけのつもりです。 
観光客も多いけど、鹿の数もなかなかです。南大門の前では、人々の行列の中に、鹿も平然と溶け込んでいます。 
肝心の紅葉はというと、もう終わりがけ、1週間前あたりが見ごろだったようです。  
博物館を抜け、興福寺の紅葉を見てから近鉄奈良駅に戻りました。

当初は京都に戻り、ゆっくりと過ごしてから「ぷらっとこだま」で帰ろうかと思っていたのに、予約するのが遅れてすでにいっぱい。
新幹線は割高だからと、再びバスで帰ることになりました。大阪駅に戻り伊勢丹でお弁当やビ−ルを買って、
予約しておいた浜松方面行きのJR高速バス(16:10発・3800円)に乗りました。
フェリ−を使った3泊3日の欲張り旅、楽しかった〜(^。^)y-.。o○  フェリ−って最高!私の行動アイテムになりそうです。
≪3泊3日 乗り物デ−タ≫
 ☆☆ 
静岡駅→京都駅 WILLER夜行高速バス     3600円
   
 京都観光1日乗車券                 1200円
 ☆☆ 
京都駅→(バス)大阪南港→(フェリ−2等洋室) 7000円
                 →
新門司港 WILLER
   
 関門周遊パスポ−ト                  1400円
 ☆☆ 
新門司港(フェリ−2等洋室)→(バス)大阪梅田 6500円
       WILLER (今回はバスには乗らずに市電で
難波)
  
 ☆大阪難波→奈良・斑鳩 1dayチケット         1800円
 ☆☆ 
大阪駅→浜松駅 JR高速バス             3800円
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