坂戸山・六万騎山と福島の桜めぐり
 2016年 4月8日〜10日
2016年、春の青春18きっぷを利用して、最終の桜のお花見旅を考えた時、思い付いたのが今回のプラン!
最後の3日間を有効に過ごすために、前夜のうちに、静岡駅から夜行バスに乗って、東京駅に早朝着。
静岡駅 23時59分発ー(ドリ−ム静岡浜松3300円)−東京駅5時40分着 

 4月8日(金) 新潟 
  坂戸山(六日町)と六万騎山(五日町)

10:51 六日町駅で下車       六日町駅から歩いて坂戸山登山口に向かう 
東京駅からは青春18きっぷの出番です。
今日・明日・明後日と3日分を(@2360円)利用して、桜と山野草のお花見旅にレッツゴ〜(^_-)-☆

東京駅を6時20分の上野東京ラインで高崎で乗換え。高崎からは上越線を乗り継いで、六日町駅でまずは下車。
駅の観光協会で、この周辺のハイキングマップをもらい、登山道や花の様子も聞いてから、登山口まで歩きました。 
11:18 坂戸山登山口       11:21 坂戸山城跡 
 六日町駅から城下町らしい商店街を抜けて、歩くこと30分。 坂戸山登山口に着きました。 
ここから時計回りに周遊します。標識に導かれて進むと、苔むした石垣が残る坂戸城跡がありました。
広場にはカタクリがいっぱい(^。^)y-.。o○  お昼前だけど曇りだから花が開いてないのが残念。
 
11:30 カタクリの大群落が続きます       ショウジョウバカマも、そこかしこ ・・・
 この辺り、今年は春遅い雪も降らずに、雪解けが早かったから例年よりも花の咲く時期も早いのだそうです。
だから、例年なら中旬以降に咲くカタクリの花は、今ちょうど見頃でした。
 
12:05 五合目     登山道脇はカタクリだらけ(^。^)y-.。o○
エンゴザク     エンレイソウ
登りにとった城坂コ−スは沢筋に付けられた道。 数年前は残雪で登山コ−スを歩けない時もあったようですが、
今年は道も整備されていて、道端にはカタクリの花だらけ。晴れていたら満開の花が見られる頃です。 
それ以外にも、早春ならではの花もいっぱい! 
 
12:45 坂戸山山頂 (標高634m)
道端にはずっとカタクリの群落が続き、坂戸山山頂 にやってきました。 
里山ながらここからの展望は抜群でした。上越国境の山々がぐるりと見渡せます。 
あいにく山頂部分は雲の中で、山名は特定できないけど、八海山や守門岳、巻機山などが見えていたはず。
 
13:15  下山道(薬師尾根コ−ス)には イワウチワがいっぱい 
山頂から小城方面の尾根を少し歩いてみましたが、タムシバの純白の花がいい感じ。
坂戸山に戻る時に、足元にイワウチワやイワナシが咲いているのに気が付きました。
あまり、道草していると電車に乗り遅れてしまうから、そろそろ下山。 薬師尾根コ−スを下ります。
 
桜もいっぱい           イワナシも可憐で美しいね 
 こちらは尾根道なので、歩きやすく、道も階段状に整備されています。展望も良く、明るい尾根なので、
登山道脇の満開の桜が映えます。足元にはイワウチワやイワナシの花もちょうどいい感じ。
 
純白のタムシバもいっぱい 
 
イワウチワもいぃ〜っぱい(^。^)y-.。o○ 
 足元ばかり目がいって、下山も時間がかかるなあ〜。 立ち止まって、振り向いて、かがんで写真をパチリ。
 
足元を彩るピンク色の花に わくわく・・・♪♪♪  なかな下れませ〜ん 
 
13:42 登山道脇にはイワウチワの群落が(^。^)y-.。o○ 
 
イワウチワ♪   可愛いねぇ〜!
 城坂コ−スはカタクリだらけだったけど、薬師尾根コ−スはカタクリはありません。その代わりイワウチワがいっぱい。
 
13:55 ぐんぐん下って、振り返ると・・・お地蔵さん      14:00 前方には、桜の回廊が迫ってきました 
標高も下がってきて、前方に桜の回廊が迫ってきましたよぉ〜 
 
 桜の懐に入りました。町からも見えた桜の回廊の中です。
 
14:00  桜回廊の足元にもカタクリがいっぱい咲いていました。 
 
14:06 登山口着  六日町から14:38発の上越線でひと駅→14:41着 五日町駅から歩いて登山口へ 
 六日町から五日町へは電車でひと駅。一時間に一本の電車に乗って、わずか3分で五日町駅に到着。
ここから歩いて向かうのは六万騎山の登山口。 約30分の一般道歩きです。
 15:10 六万騎山 登山口        
 六万騎山はカタクリの山。ネット情報ではすでに満開のようですが、さて、どうでしょう?。
ここも時計回りに周遊して、でも標高が低いから1時間弱の軽登山です。
 
登山道脇からカタクリが咲いていました。 でもちょっと終りがけみたい。
イカリソウもいっぱい咲いていて、こちらはちょうど見頃です。 
 
地蔵尊コ−スは階段状に整備された道で、登っていくと、あっという間に山頂に、タムシバもいい感じです。 
 
15:50 六万騎山山頂(標高321m)  山頂部分はカタクリに埋め尽くされている 
 山頂部分のカタクリの群落は・・・あっちも、こっちも、それはそれはお見事(^。^)y-.。o○
しかし、ちりちりしていて、すでに見頃は過ぎてしまったみたい。カタクリの旬は短いです。
 
すでに夕方・・・・それに曇り・・・  それにしても見事なタカクリ! 
 
下山は庚申塔コ−スをとって周遊したけど、こちら側はタムシバの花がいっぱい、足元にはカタクリもいっぱい
 
  登山口の近くで見つけた 緑色のカタクリ!!    16:12 庚申塔に下山
庚申塔に下山直後、カメラを持った人に、緑色のカタクリを教えてもらいました。
緑色??? 葉っぱはカタクリだよね。緑色のカタクリは初めてみました。 
六万騎山の周遊コ−スは約1時間でした。登山口と五日町駅間は歩いて30分。
 
16:43発 五日町駅から上越線で長岡へ〜 17:33着 長岡駅     17:50 小嶋屋で晩酌タイム 
大急ぎで五日町駅に戻って長岡駅の電車に乗車しました。五日町での滞在時間は2時間。
電車は1時間に一本だから、早めに移動できたおかげで、長岡駅で晩酌タイムができました。

 新潟なので日本酒づくし。 ひと心地ついて、今日はまだまだ移動しますよ〜。
長岡から新津へ。新津で磐越西線に乗り換えて、22時41分終点の会津若松で下車。 
今宵のホテルに落ち着いたのは午後11時、長い一日でした。
 4月9日(土) 福島・宮城
   会津若松城(鶴ヶ城)→二本松城址(霞ケ城公園)→花見山→大河原一目千本桜
 
6:20 桜並木の向こうに鶴ヶ城が見えてきた     6:30 朝靄のお堀と桜 
 ホテルに夜遅い到着だったけど、の〜んびりする暇無く、朝も張り切って早起きして朝活だよ〜ん。
10分ほど歩いて鶴ヶ城に向かいました。朝は冷えていたので、幻想的な朝靄の風景です。
 
6:33  城内へ〜 
 城内は早朝だから、まだ静かです。桜も見頃になってきています。
 
城内をぐるりとお散歩して、鶴ヶ城と桜のコラボレ−ションを楽しみました。 
7:10〜 情緒ある建物も多い道を歩いてホテルに戻る
 
7:25 ホテル(ホテルニュ−パレス)で朝ご飯を食べて、早々に出発 
 ホテルに戻って急いで朝食タイム♪。今回のホテルは楽天で、グレ−ドの高い部屋を半額セ−ルで
予約できたので、いつもの予算でこんなにグレ−ドの高い部屋でした。 もっとゆっくりと寛ぎたかった・・・
 
8:17発 会津若松駅から磐越西線に乗車して郡山へ8:21着  郡山から東北本線で二本松駅 9:46着 
 8時前にはホテルを出発して、8時17分の磐越西線に乗車しました。
車窓から会津磐梯山を眺めながら、郡山へ〜。ここですぐさま東北本線に乗り換えて、二本松で下車しました。
昨日は新潟の里山を2山歩き、カタクリトレッキング。 今日と明日は福島で桜行脚の旅です(^。^)y-.。o○
 
二本松駅から歩いて(片道30分前後) 二本松城址(霞ケ城公園)に向かう
二本松駅から商店街を通り、坂道を登っていくと、遠くに城址の石垣が見えました。
あの石垣がある所まで、桜並木の遊歩道を歩いていくと・・・ 
 
10:20 うららかな光景!   桜越しに見えるのが安達太良山 
 満開の桜越しに安達太良山 が見えました。うららかな風景だなぁ!
 
安達太良山                      10:30   二本松城址 天守閣
満開の桜の中を登っていくと、ついに 二本松城址(霞ケ城公園)の天守閣です。360度の大展望
11:13 玉嶋屋で玉羊羹をゲット   
 二本松駅に戻る途中、商店街で玉羊羹を買いました。
二本松では1時間50分の滞在時間でした。 電車の乗り継ぎ時刻に合わせての観光は、
無駄なく効率よく長距離移動したい、青春18きっぷの旅だからこその 『旅ワザ』 ですね。
 
11:30発 二本松駅から東北本線で福島に向かう 11:54着福島駅  12:00 福島駅で花見号バスに乗車 
 二本松から福島までは東北本線で24分。ここでも下車して駅東にあるバス停から花見山号に乗りました。
桜シ−ズンの4月に、花見山まで運行する臨時バス(往復500円)があり、花見山でお花見が楽しめます。
 
12:15 花見山公園バス停に到着(バス代往復500円)      12:50 花見山に登る
花見山公園とは

 日本を代表する写真家 故 秋山庄太郎氏が「福島に桃源郷あり」と毎年訪れていた場所で、
ウメ、数種類のサクラ、レンギョウ、ボケ、サンシュユ、モクレン、ハナモモなどの花々が
いっせいに咲き競います。 まさに「桃源郷」の言葉がふさわしいスポットです。
 
13:00 春爛漫な風景 
 戦中の貧しい時代から、花木生産農家の方が長い年月をかけて雑木林を開墾し、生活のために
花を植えたのが始まりです。 その美しさが人を呼び、「自然の花の美しさを一人で見るのはもったいない。
この喜びを万人のものとしたい」との願いで、昭和34年に畑を一般開放されました。
 
 花見山は春うらら・・・♪♪♪
 花見山を1時間コ−スで登ってみました。色とりどりの花が咲き誇り、百花繚乱の鮮やかさ(^。^)y-.。o○

花見山公園で2時間ほど過ごし、バスに乗って福島駅に戻って、まだまだお花見が続きますよ〜
 
 14:40発 福島駅から東北本線(仙台行)に乗車し、 15:29着 船岡駅 白石川方面へ
 福島から北上して宮城県に入りました。大河原駅を過ぎると、電車は白石川沿いの桜並木の横を走ります。
なんとこの時期は満開の桜を見られるように、アナウスンスが入り電車は徐行してくれました。
その先の船岡駅で下車して、白石川沿いの一目千本桜を愛でながら 大河原駅まで歩きます。
15:35 白石川沿いに咲く 一目千本桜もすご〜い! 満開・満開  (船岡駅⇔大河原駅間 3、5km 50分)
 
16:00 しばた千本橋を渡って、船岡城址公園へ
中間地点に、まだ出来たばかりの しばた千本橋があり、ここを登って船岡城址に行ってみました。
 
16:05 しばた千本橋から見た千本桜 
 
17:35発 大河原駅から福島へ戻る  18:22着 福島駅 19:20発ー(東北本線) 20:08着 郡山駅    
ゆっくりと2時間弱かけて、満開の千本桜を満喫して、今日の桜見物のノルマを達成しました。
大河原駅から福島へと戻り、ここで下車して福島名物の円盤餃子を食べたいと思って、駅近の数件を巡って 
みたものの・・・すべて、予定数を消化して、どの店でも食べることができませんでした。
仕方ないので、電車待ちの時間で 晩酌用の食糧を買ってから 郡山に向かいました。 ⇒郡山BH泊
 4月10日(日)  三春の滝桜
 
8:00発 郡山駅ー(磐越東線)−8:13着 三春駅   8:30発 臨時バス滝桜号に乗車 
 春の青春18きっぷの最終日です。その最終日に合わせて、今回の旅のメインイベントはここ・・・
青春18きっぷの最終週を利用して福島の桜を見に行こうと計画してから、三春の滝桜の開花情報を
ネットでチェックしていたけど、今年は幸運にも開花と満開の時期が例年よりも随分早い!

郡山から磐越東線で2駅目の三春駅で下車し、桜の開花に合わせて運行する臨時バス『滝桜号』に乗りました
 
9:00 ついにご対面(^。^)y-.。o○  春の滝桜 
 バスは20分弱で駐車場に着きました。一般車両の駐車場はすでに満車で、空き待ちの長い渋滞が出来ていました。   
土産物や植木を売っている歩道の先に・・・・   
ついに、ご対面です
 
 なんと! まさかの満開(^。^)y-.。o○
 
 柵に沿って、ぐるりと一周まわって、滝桜をいろいろな方向から間近に見ることができます
 
 野原の斜面に立つ一本桜。枝いっぱいに花を咲かせて、陽気に華やかに、1000年も前からここにいる。
まるで太陽のような明るさを感じさせる、見事な桜でした。

4月10日に、まさかの満開でむかえてくれた三春の滝桜さん、ありがとう。
ずっとずっとの未来まで、ここでたくさんの感動を与えて下さい。
 (このペ−ジの背景写真は滝桜)
 
13:50 宇都宮駅で途中下車  みんみんで遅めのランチタイム♪ 
名残惜しいけど、滝桜に別れを告げて、バスと電車で郡山駅に戻りました。
これで、今回の桜巡りはフィニッシュ。後は青春18きっぷで帰途の旅。
途中宇都宮駅で下車して、餃子ランチです。 みんみんのメニュ−は餃子がメイン! 安いのも人気だね。
 
15:05発 宇都宮駅 熱海行きの普通電車のグリ−ン席に乗車 
餃子とビ−ルで遅めのランチタイムを終え、心残りなく帰ることができます。
今回は宇都宮から東京直通の熱海行きの電車に乗車するので、みどりの窓口でグリ−ン券(780円)を購入しました。

グリ−ン車のシ−トに身を任せ、これから4時間 快適にゆったりと鈍行列車の旅が出来ます。
青春18きっぷに、グリ−ン券をプラスしたら、ゴ−ジャスな移動が出来ちゃう、グリ−ン車はお薦めですよ。 
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