大人の休日倶楽部 2017 ・ 東北編
初乗り秋田新幹線&秋田内陸線・種差海岸ハイク・三陸の私鉄とBRT乗継ぎ被災地の今・・ 
 2017年 9月5日(火)〜8日(金) 
 
9月5日(火)  初乗り秋田新幹線!・ 秋田内陸縦貫鉄道田んぼア− ト・ 青森泊
大人の休日倶楽部パスで4日間(15000円)の東北旅行に出発〜! JR東日本の新幹線も乗り放題だよ〜!
 
10:20 秋田新幹線『こまち』に乗車。  連結のグリ−ンの車両は北海道新幹線『はやぶさ』 
秋田新幹線も指定とりました。なんと初乗りです。指定券は6回までOK。
東京駅の構内で、全国の駅弁の中からこの駅弁を選び、ピンク色部分の秋田新幹線に乗車〜。
 
13:58発  角館から秋田内陸縦貫鉄道に乗車(初乗り)
秋田から、五能線『リゾートしらかみ』に乗りたかったけど、指定がすべて満席で断念。
その手前の角館で下車
して、秋田内陸縦貫鉄道に乗ることにしました。

この路線は大人の休日倶楽部パスが使えないので別途1670円の出費ですが、
機会があったら乗ってみたいと思っていた路線だから楽しみ〜\(^o^)/ たった一両のレトロな電車にワクワク!

 
 この季節は沿線で田んぼアートが見られます。近くに幹線道路が走っているし、駅周辺には民家もありますが…
車窓の景色は里山と野原と、平地はすべて田んぼ。グリーンの中に黄金色の稲穂
これぞ『ザ、秋田』だよ〜素晴らしい!

 
秋田内陸縦貫鉄道は「あきた美人ライン」という愛称のある魅力的な第3セクター鉄道です。
JR角館駅に隣接した駅から北上し、マタギの里とも言われる人跡未踏の山間部を経て、
奥羽本線鷹巣に至る94.2キロメートルの長大な路線です。

たった1両の電車にもアテンダントが乗っていて、車内販売もある!見どころでは電車も止まってくれました。
 
阿仁合駅は秋田内陸縦貫鉄道の主要駅です。ここは森吉山登山の玄関口でもあります。 
 
16:20着 秋田内陸縦貫鉄道の終点・鷹巣駅からJR鷹ノ巣駅に移動 
約30分ほどの待ち時間で、 JR線鷹ノ巣駅から奥羽本線の青森行に乗車しました(乗車時間129分)
 
奥羽本線で青森駅に着いたのが19時頃でした。今宵は青森のBHに宿をとりました。
BHに向かう前に、私がいつも行くお店にGO〜!  居酒屋りんご箱です。 まずは津軽三味線
を聞いて 
 
郷土料理 津軽三味線 りんご箱 
ご当地グルメで乾杯!やっぱ田酒でしょ・・・ ホタテの貝焼き味噌や八戸のせんべい汁で青森を満喫しました。
 
 9月6日(水) ねぶた会館ワラッセ ・ 種差海岸ウォ−キング ・ 盛岡泊
 
青森魚菜センタ−で のっけ丼 
青森に泊まった翌朝は絶対にここ!
まずは食事券(10枚券1300円)購入し、その1枚でごはんを丼ぶりに入れてもらいます。
丼ぶりと食事券を持って市場の中を歩き、
お好みの刺身などをのせてもらうと…
マイのっけ丼の完成〜とびっきり新鮮で、最高に美味しい朝ごはん(^。^)y-.。o○
 
ねぶた会館ワラッセ (600円)
青森駅近くの格安BHに泊まった翌朝は、ここも私の定番コースへ〜。
ねぶた会館ワラッセは、今年の夏に受賞した大型ねぶたが展示されています。 
上の大型ねぶたは、名人・北村隆氏のもの
 
今年の最優秀制作者賞は、若手の女性でした。斬新で女性らしい色づかいですね。
(名人北村隆氏の娘さんの北村麻子さん)
 
滝夜叉姫の妖艶な美しさにうっとり?
この作者も30歳代の若手の男性で、北村麻子さんの従兄弟にあたる北村春一氏

ねぶた祭りの臨場感はありませんが、間近でじっくり鑑賞できるし、作品は毎年入れ替わるので、リピートもお薦めです。
 
 
 10:46発 青森駅から青い森鉄道で八戸へ〜 
八戸までは新青森から新幹線で行くこともできますが、今回はロ−カル線でゆっくと・・・。  
八戸から八戸線で30分ちょっと、種差海岸駅(12:55着)で下車しました。 
 
種差海岸駅から、海岸沿いの遊歩道を歩きましょう。 天気も良くて、青い海・・・
うにの看板に惹かれて・・・時間はもう午後1時、お昼ごはんは うに丼だな。
 
さて、ウォ−キングスタ−トです。   ウミネコもいっぱい、近づいても逃げません。
 
 海岸沿いに遊歩道が整備されていて、景勝地もいっぱい。
 
小さな港もあったりして 
 
 砂浜歩きも長かったぁ〜。
 
ハマナスの実って初めて見たかも。鮫駅まで、3時間半のウオーキングを楽しみました。 
 
海岸沿いには、たくさんの種類の花々があって、初夏ならもっといっぱい見れたようです。 
 
歩き始めて3時間が経過、葦毛崎展望台に上がってみました。雲っていて遠望が利かなかったのが残念。
 
葦毛崎展望台から歩くこと30分ちょっとで 蕪嶋神社に着きました。
鳥居の前まで行ったら、立ち入り禁止でした。2年前に火災にあってしまったのだそうです。
 
17:21発 鮫駅から八戸へ戻る      八戸駅から18:12発 新幹線はやぶさに乗って盛岡へ 
 蕪嶋神社が最後の見どころスポットで、そこから歩くこと30分足らずで鮫駅に着きました。
 
 食道園
八戸に戻り、新幹線にちょい乗りして、盛岡に着きました。
駅近のBHにチェックインしてから、歩いて食道園へ向かうことにしました。
前回盛岡に来た時は駅前の盛楼閣 
で冷麺を食べて、美味しいと感激したのですが、
今日は冷麺発祥のお店に。 盛岡冷麺が主役、焼肉が中心といったメニュー構成です。

 まずはカルビ・・・もちろん極ウマ\(^o^)/   
冷麺は
「特辛」「辛」「普通」「別辛」から辛さを選ぶことができ、辛さ2倍の冷麺にしました

具はダイコンのキムチの他、牛肉の細切りチャーシュー、ゆで卵、きゅうりの酢漬け、ネギ、ゴマ。
牛骨ダシ中心のス−プはあっさりしながらも深くてとっても美味しく、 キムチの辛みと酸味、
麺との相性も抜群で、さすが元祖の盛岡冷麺といった味わいです。
 
9月7日(木)  釜石線・ 三陸鉄道南リアス線・ 大船渡線BRT・ 気仙沼線BRT・ 石巻線 女川泊
 
6:31発 盛岡から新幹線やまびこで新花巻へ〜    6:55発 新花巻から釜石線に乗車
まずは盛岡から新幹線で新花巻に向かいました。 新花巻からは釜石線に乗車します。
 
新花巻から終点の釜石までは136分のロ−カル電車の旅です。 駅名は宮沢賢治ゆかりのエスペラント語も
表記され、賢治ワ−ルド満載って感じ。 車窓からは岩手ならではの『曲り家』も見られます。
 
このあたりは、かつては鉄鉱石の積み出しで賑わい、鉱山住宅が軒を連ねていました。
 
9:17発 三陸鉄道南リアス線に乗車 
釜石駅で下車し、三陸鉄道のホ−ムに移動し、ここから、初乗りのさんてつに乗車します。
大人の休日倶楽部パスで乗ることができることは有り難い!。  たった一両の三陸鉄道南リアス線に乗車し、
盛駅までの約1時間の乗り鉄旅。 
今日のテ−マは 『2011年の3・11からの今を見る』 こと。
地元の人の足にもなっていますが、この時間は旅行者のほうが多いくらいでした。
 
 
沿線はトンネルが多いのですが、トンネルを出ると、海が見え、どこも津波被害があったことがわかります。
海岸の高さに近い場所は、まだまだ復興途中です。
 
リアス式海岸では津波が10メートル以上も押し寄せたとか。どの岸壁も堤防の工事中でした。
 
恋し浜で数分間停車しました。旅行者は車外に出て写真撮影ができました。 
恋し浜駅の鐘を鳴らそう!  沿線では、アワビやホタテの獲れるのだそうです。
 
その後も復興途中の町を車窓からみて…
 
終点の盛駅手前の陸前赤崎駅も高台に建て替えられたようです。海岸方面を見ると、被害も広大だったようです。
南リアス線は2014年4月6日に全線復旧して、復興の象徴としての意義が大きかったと思います。 
しかし沿線の海岸沿いに家があったはずの場所は、整地が進んでいても、まだまだ時間がかかるのですね。 
 
盛駅が終点です。 ここからはJR.のBRTに乗って気仙沼へ。
三陸鉄道から、JR線で三陸海岸沿いに乗り繋げるようになったのも、復興が進んでいるからこそ。
 
 
気仙沼線・大船渡線BRT (バス高速輸送システム)
三陸鉄道の終点・盛駅から南下するのはJR 線です。 JR気仙沼線も、震災後壊滅的な被害を受けましたが、
BRTとして生まれ変わったようです。 JRは代行バスではなくて、BRTと位置づけていますがそれって何?。
 
以前線路があった場所が、今は舗装道路となってここをBRTバスが運行していました。
この道路は震災前は電車が走っていたんでしょう。
 

電車からBRTになっての利点は、かつてのJR.の駅以外に路線上に停車駅があることのような…。
大船渡魚市場で下車してみました。復興優先で、案内看板が乏しいですが…この市場に入ってみました。
 
大船渡市魚市場展示室(3階)
市場も震災以降に建て替えられています。市場の3階は一般の人にも開放されていました。 
大船渡…全国的に知名度が上がったのは2011年の3月11日。
三陸鉄道に乗って、それからの3.11を見て…
今現在は、その先の未来に着実に進んでいるんだなぁと思いました。
 
 
 
 リアス式海岸である三陸海岸が、津波による被害が甚大だったことを再認識しました。
 
大船渡市魚市場展示室の中では、三陸海岸の中の 大船渡地区の被害状況が記されていました。 
 
市場の3階には食堂もありました。来週は、さんま祭りがあるようです。
今日のお昼ごはんは、ここで日替わり海鮮丼をいただきました。1200円!
 
 
陸前高田は、復興工事のまっさい中。以前はプレハブのお店ばかりでしたが、
今はショッピングモ−ルが作られていたりと、少しづつ活気を取り戻しています。
 
 
 BRTに乗って、『奇跡の一本松』で再び途中下車しました。
大人の休日倶楽部パスのおかげで、フリーな旅です。
ここから奇跡の1本松までは、歩いて10分
。周囲は、さら地の中をダンプカ−がひっきりなしに走っています。
 
 奇跡の1本松は、今では復興の象徴として、この地に立っていました。
震災から1年ちょっとで塩害により枯死してしまいましたが、多くの人達によって、あの時のまま
そっくりに再現されているとのこと。人と比較すると、巨木だったことが忍ばれます。
 
大船渡BRTの終点から、気仙沼BRTに乗り換えます。 
 このあたりの公共移動手段として・・・というかJR線がBRTとしてリニュ−アルしています。
大船渡線BRTからの乗継は、気仙沼線BRTというのが、新しい輸送システムになっていました。
 
 17:22着 BRTで前谷地駅へ。      17:52発 前谷地からJR石巻線で終点の女川駅へ18:49着。
東北の旅の3日目と4日目は三陸の海岸沿いに移動しながら、2011年の3.11からのその後を巡ってみました。
3日は釜石から三陸南リアス線に乗り、終点の盛から大船渡線BRTで気仙沼まで。
気仙沼からは気仙沼線BRTで前谷地が終点で、ここからは電車になります。
気仙沼線BRTからも、今まであまり耳にしたことのない志津川という場所の被害が大きかったことなどを知りました。

前谷地からは、やっとレールが繋がり、石巻線で終点の女川に向かい、ここに宿をとりました。

 
9月8日(金)  女川 ・ 塩竃 ・ 仙台
 
JR石巻線 女川駅 
女川の震災被害も甚大だったようですが、復興が一番進んでいるのが女川だと思いました。
 
温泉施設もあるぴっかぴかの女川駅。女川駅まで再び電車が走るようになったのは、
2年半前からです。
 駅前の公園には 皇后陛下の御歌の碑がありました。
 
駅の正面には海へと続く商店街が出来ていました。
ヤング層やファミリーが好みそうな、いい雰囲気!
 居酒屋や食事処も充実しています。
商店街から道路をはさんで海が見え、ここはまだ整備の途中のようでした。。
 
 女川駅のすぐ上からの景色です 。手前が宿泊したトレーラーハウス。
線路の向こうの高台には、巨大な団地が新築されていました。
 
その高台は、まだまだ工事中が多く、庁舎はまだプレハブだったりとか。 
 
 駅から少し離れると、まだまだ復興に時間がかかりそうな場所の多いのにはびっくりしました。
造成中の隣には、造成のあとすぐに家が建てられていたりと。
道路も整備中で、通行止めの箇所も多いのですが、もう少し奥まで歩いてみると、
工事現場で働く作業員の宿泊施設のプレハブもたくさんありました。

三陸海岸を三陸南リアス鉄道とBRTバスで巡り、感慨深い旅ができました。

復興のその先にあるもの…それは人だと思いました。

人々が戻り、人々が集う街。

 
 女川駅からは、JR.石巻線→仙台東北ライン→仙台線と乗継ぎ、本塩釜駅で下車。
塩釜港周辺も
すっかり生まれ変わりました。
 
塩竈神社にも参拝 
 
石巻市ゆかりの 石ノ森章太郎氏のラッピング電車に乗って、旅の最後の仕上げに仙台に向かいます。
 
いつもは駅ナカの牛タン通りでしたが、、アーケード商店街の『べこ政宗まで足を伸ばしました

牛タン有名店のものは、どこもすっごく美味しくて、幸せいっぱいになるんだけど、食べた後ずっと口の中や舌に
イヤな感じが残るのが、多分添加物のせいだと思っていました。 それが、このお店を選んだ理由です。

牛タン定食ハーフ=塩味、味噌味1930円也。噛むほどに味わい深く、至福の時間でした 。
 帰りは仙台から新幹線やまびこに乗車。東京からは東海道線に乗って、大人の休日倶楽部パスの旅を終えました。

大人の休日倶楽部パスは
4日間で15000円。  4日間で乗車した通常運賃は47440円。
差し引くと、32440円、お得しました!
 
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