9月最初の3連休です。しかし初日は雨・・・。
でも翌日からは好天予報に好転したため、八ヶ岳に行くことにしました。

今年の初夏、恒例の花の八ヶ岳詣での際、赤岳から眺めた
阿弥陀岳が印象的だったので、今回は阿弥陀岳へ〜〜〜。
赤岳と阿弥陀岳を登るとコ−スタイムは8時間半。
行者小屋で幕営しようかとも考え、荷物をパッキングしかけたけど、
後片付けも面倒だとあっさり却下(ずぼらな性格なんで(^^♪)、
今回も日帰りで行ってみることにしました。

中央道・八ヶ岳パ−キングも三連休の中日だけあって早朝からけっこうな人手でした。
6:40 今回は美濃戸口からスタ−ト
小淵沢から美濃戸口に車を走らせ、ここから終点の美濃戸までの林道に入ろうとしたのだけれど・・・、
入り口のゲ−トには満車という張り紙が・・・(-_-;)  「ありゃぁ〜!今日はここから歩くんかい!」
        7:30 美濃戸山荘から南沢ル−トに入る 今咲いていたのはトリカブト
バス停付近にあるたくさんの駐車場もすでに車がいっぱいでした。
いつもは梅雨時に来ていたので、最盛期には奥の駐車場が満車という認識がなかったんですね。
ここからでは、片道1時間弱 余分に歩かなければいけません。
「ここから歩くつもりなら幕営装備で来たのに残念・・・。 時間的には赤岳まで登るのは無理かな・・・」
「まあ 阿弥陀だけ でもいいっしょ!」
いつもは車で走る林道を歩き始めました。時折通り過ぎる車を恨めしそうに見ながら・・・!(^^)!
約50分かけて美濃戸までやってきました。その先の美濃戸山荘で南沢と北沢に分かれます。
今回は行者小屋のある南沢ル−トを往復しました。
9:30 行者小屋から 横岳の岩峰      行者小屋から中岳と硫黄岳(右奥)
南沢ル−トから行者小屋までは2時間ほどで、中盤は若干傾斜があるけど、だらだらと登っていきます。
山ガ−ルブ−ムで若者の登山者が目立ちました。ビギナ−にはちょうとお手ごろな山ですね。フレッシュでとっても華やかです。

横岳が見える河原までが約1時間半で、そのあと30分で行者小屋に着きます。小屋周辺はた〜くさんの登山者で大賑わいです!。
色とりどりテントも、いたるところにびっしり! 昨日・昨夜の雨にもかかわらず、一夜を過ごしたわけですね。
9:45 赤岳・阿弥陀岳 分岐 気持ちのいい潅木帯の登り
行者小屋までは、針葉樹林の中だけど、ここからは潅木帯の本格的な登りとなります。
5分ほど先の分岐から右側の道に入り枯れた沢を渡り、ちょっとした樹林の急登を進むと、潅木帯に出ました。
ダケカンバの白い幹と真っ青な秋空が、すっごく爽快!気持ちいい〜\(^o^)/
10:15 展望が良く、歩き易い道       中岳の向こうが主峰 赤岳
道も歩き易く、標高が上がるに従って、まわりの山々も見えてきました。
阿弥陀岳はぐっと近くなり、中岳の向こうには 八ヶ岳の主峰 赤岳が威風堂々と 鎮座していました。
10:40 阿弥陀岳・中岳 分岐 阿弥陀岳
行者小屋から1時間ほどの登りで、
あっさり阿弥陀岳・中岳の分岐に
着きました。
ここからが今日一番のハイライト!。

ど〜んと聳える阿弥陀岳山頂へは
かなりな急傾斜です。
岩場の中に点々と登山者の姿が
見えました。

岩場の道を30分ほど頑張って登り
きると、360度の大パノラマが
広がっていました。

頂上は赤岳に比べでずいぶん広い
ので、登山者が多くても、ゆっくり
寛ぐことができます。

15年ぶりに登った阿弥陀岳。
ここからの眺めは八ヶ岳連峰の中でも
絶景ナンバ−ワンだと思いますョ!
11:05 阿弥陀岳山頂   向こうに赤岳
赤岳の左側は、毎年恒例の初夏のお花
見登山で歩く横岳から硫黄岳。

硫黄岳の向こうには東天狗・西天狗。
ちょっと離れて蓼科山まで見渡せました。
左奥 天狗岳   硫黄岳から横岳
諏訪の町も諏訪湖も見えました。南アルプスも黒いシルエットで大きく迫っています。

雲海の上にはぽっかりと富士山も見えました。
阿弥陀岳山頂で思う存分に展望
を楽しんだ後、
目の前の赤岳を見つめて、
まだ登ってみる時間もありそうかも!

と、とりあえず先ほどの鞍部
まで下っていきました。
登っている時も急だと思ったけど
、岩場の下りもなかなかです。

分岐まで戻って、阿弥陀岳を見上
げると、人が落ちてきそうなくらい
急斜面に見えました。(11:45)

ここまで下ると反対側の赤岳に
登り返そうという気持ちが一気に消沈 
同じル−トで下山して、行者小屋に戻ってきました。今日のル−トはとても歩き易くて、よかったわあ〜(*^。^*)。
でもゴ−ルまではあと3時間弱かかります。小屋のベンチも満員御礼!朝あったテントも、かなり入れ替わっていることでしょう。

久しぶりに登ってみたかった阿弥陀岳。 
赤岳と阿弥陀岳のつもりが、林道歩きが増えて 阿弥陀だけ になってしまったけど、大満足でした。
柳川南沢ではテント装備のファミリ−とも多くすれ違い、
若いお母さんのお顔を見て、遠い昔の自分を懐かしく思い出しました。
     12:45  行者小屋のテント場と阿弥陀岳          14:20 美濃戸山荘        14:50 美濃戸口      
そんなこんなで 2時間弱、 美濃戸山荘まで戻ってきました。  今日はまだこれから林道歩きが待っています。
再び私を追い越していく車を羨ましそうに見ながら歩いていると、先ほど私の前を歩いていた男性が止まってくれました。
「何てラッキ−!ありがとうございま〜す」と、大喜びで車に乗り込みました。赤岳と阿弥陀岳を登ってきたとのことでした。
早朝、1時半には美濃戸に着いたというから、日帰りでもまだ駐車スペ−スがあったようなんですね。

時間は午後3時。 思ったよりも早く車に戻れたので、北杜市界隈をドライブすることに・・・。
八ヶ岳倶楽部も駐車場は満車状態。 甲州街道まで戻ってきて、白州の道の駅にも寄ったら、野菜はすべて売り切れでした。
どこも観光客でいっぱいです。  最後に立ち寄った 尾白の湯も 満員御礼状態でした。 
でもお気に入りの源泉露天風呂にゆっくりと入ることができ、充実した一日を過ごすことができました。
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