御在所岳〜鎌ヶ岳
2011年5月8日
ゴ−ルデンウイ−ク中盤は雑用で
忙しくしておりまして・・・

最終日になって、ようやく一日 
時間ができました。

前から行きたかった御在所岳ですが、
「まだアカヤシオが見れるかな?」

4時半ごろ自宅を出発。
吉田ICから高速を使えるので、
残りわずかとなったETC休日1000円
割引で東名高速〜伊勢湾岸〜東名阪
とスイスイ走ります。
四日市ICで降りて、
湯の山温泉を目指しました。
7:20 御在所岳 中登山道口
鈴鹿スカイライン方面への道に入り、ぐんぐん高度を上げていくと、その途中にも駐車場があり、登山者の姿がありました。
登山口(ゲ−トの終点)の駐車場まで行こうとしたら、その手前から路上駐車が始まっていて、
私も縦列駐車したのが7時ごろ。走行距離が200km、所要時間が2時間半で、ほぼ高速道路を使えるから距離のわりに早い!。
ゲ−トのロ−プをまたぎ、車道を進んだ先のガ−ドレ−ルの右側に中登山道口がありました。
ここでポストに登山届けを投函し、計画書通りに鎌ヶ岳まで歩く覚悟を決めました。「ファイト!。」
(ちなみにガ−ドレ−ルの左側は今日の下山口でした。)
7:25 いきなり急登が始まる 7:30 イワカガミも咲き出しました      7:38 3合目(標高700m)
連休最終日ですが、地元ナンバ−の車が多く、にぎわっていました。
車だと2時間半で登山口に着いてしまうけど、鈴鹿の山には今まで来ることが少なかったです。
これからはこの山域も少しづつ歩いてみたいなぁと思いながら、登り始めると・・・
いきなりの急登です。  花崗岩の砂っぽい感じの登山道で、静岡県の山とはだいぶん趣きが違います。
下のほうはイワカガミも咲いていましたが、登るにしたがってまだ葉っぱだけでした。
アカヤシオは登り始めてすぐにから咲いていました。 まだ散っていないから、これから先も期待できそう!
歩き始めて20分もしないうちに3合目の標識がありました。
7:50 4合目 おばれ岩(負ばれ岩)                  7:57  この標高でこんな登山道!        
アカヤシオの花が所々に見られ、登山道も変化に富んでいます。巨石が現れると、ここが4合目・・・おばれ岩と書かれていました。
何で 『おばれ岩?』 と巨大な岩峰を見て思いましたが、漢字で 『負ばれ岩』 と知って、なるほど・・・。
その先も樹林の中を登ったり、
岩のオブジェの景観の中を、手も使って
必死で登ったりしていると・・・

あっという間に5合目に到着しました。
どこまでも続く平野が見えます。
ここからはゴンドラ越しの鎌ヶ岳も見えま
す。(ゴンドラはまだ動いていませんね)

山肌に点々と咲くアカヤシオのピンク色
の花のコントラストもすばらしい。

その上の見晴らしのいい場所からは
地蔵岩という巨石と、そのまわりには
アカヤシオが点々と咲いています。
絶景ですねぇ〜(*^。^*)
    8:00 5合目             8:06 地蔵岩
8:09 所々に展望が広がる 8:15  6合目  キレット
相変わらず効率のいい登りが続きます。小さな看板で6合目 キレットという所までやってきました。
この先が中道の核心部のようです。慎重に岩場を下ってキレットが終了しました。
満開で色も濃い アカヤシオ
再び登り返しとなります。相変わらずアカヤシオがたくさん咲いていまいた。 
中にはとっても色の濃いものもあってひときわ華やかです。  登り甲斐のある尾根ですが、
これだけたくさん咲いている尾根道を歩くことは初めてなので、とっても楽しくって(*^。^*)。
8:42   登山道にはたくさんのアカヤシオが見られます。
8:52  ロ−プ−ウェイの向こうに見えるのが鎌ヶ岳                  8:52  8合目(標高1100m)
ここが八合目。再びロ−プ−ウェイの見える場所で、今度は動いていました。その向こうに見える高い山が鎌ヶ岳です。
今日はこれから 御在所岳に登って、一旦下って あの山まで登り返すつもりです。 まだまだ先が長いなあ^^;。
八合目にも巨石があります。ここを回り込んで岩の間を通過していくのが もう一箇所の危険ポイントのようでした。
        アカヤシオ                     バイカオウレン             ショウジョウバカマ
この中道登山道は公式サイト上でお薦めル−トのようですが、一般登山道にしては険しいル−トだと思いました。
お薦めポイントとして、眺望もよく、奇岩珍岩も見れて、登山の醍醐味を味わえると書いてありましたが、その通りだと思いました。
ただ傾斜がキツいことと、後半では岩を登ることもあって、両手もフル出動でした。
目の高さにはアカヤシオ。 足元にはショウジョウバカマやバイカオウレンが咲いていて、いい感じです。
9:10  富士見岩           山上公園          御在所岳山頂の標識方向に進む
最後のひと登りで、大きく開けた山上公園に出ました。 
山上駅を左に分けて御在所岳山頂の標識方向に進むと、御在所岳が前方に見えてきました。
ミズバショウ                  ザゼンソウ                  タテヤマリンドウ     
アスファルトの道を歩くと、レストハウスがあり、リフトの近くは植物園になっていて、
ミズバショウやザゼンソウの花が咲いていました。  
道が右に折れると、スキ−のゲレンデの中を歩くようになりました。
鹿が多いようで、芝の上には鹿の落し物がいっぱい。でもよく見ると青紫の花が点々と咲いていました。
タテヤマリンドウです。この花はこれからずっと、鎌ヶ岳でも見ることができました。
     9:38 スキ−場のゲレンデを歩く  国見峠方面にもアカヤシオが多い          9:40 御在所岳山頂
国見峠から国見岳の方にもアカヤシオの花がたくさん見られました。
そちらにはシロヤシオもたくさん見られるというから、また時期を変えて国見岳方面にも行ってみたいところです。
御在所岳山頂は登山者以外にも観光客の姿がありました。
ロ−プ−ウェイでお手軽に上がり、この展望とアカヤシオを満喫できればグットですね。
9:50 山頂の指導標 10:00 御在所岳山頂から向こうに見える高い山(鎌ヶ岳)をめざします。
私の今日の行動は御在所岳で1/3。 まだまだ先は長いです。 ここまででもスリリングでなかなか登り甲斐がありました。
そしてここからは急な尾根を下って、また登り返しが待っています。
初めて歩く道なので、どんな所を歩くのかが ちょっと不安になるところです。
山頂のアカヤシオは蕾も多い              アセビ
遊歩道を下っていくと、これより先は登山道になるので、登山装備の無い人の通行を禁じている看板が何箇所かありました。
       10:08 ここから登山道になる                               えぐれた砂ザレの道を歩く
ほどなく登山口が現れ、ここから再び登山道へと入りました。  
砂ザレの道が続き、小石に乗らないようにぐんぐん下っていきました。
武平峠までの道もアカヤシオが多く見られて目を楽しませてくれます。
          10:28  鎌ヶ岳とアカヤシオ
振り返ると、御在所岳はずっと上の高さに見えるようになりました。
でも鎌ヶ岳まではまだ遠い道のりです。まだまだ下るなあ〜。  
右下には車道が見えますが、あれが鈴鹿スカイラインの武平峠付近になるんでしょう。
                         10:46
それからまた20分ほど下ると鈴鹿スカイラインに車が駐車しているのが見えました。滋賀県側から入る登山者の車でしょう。
鈴鹿スカイラインはまだ工事中で、三重県側から滋賀県側への通り抜けはできないようです。
なお災害復旧工事のため、表登山道と峠谷登山道も閉鎖されているようです。
      10:50 武平峠
それからすぐに武平峠に出ました。 やれやれ下りは終わりました。
この道も、はやり急な下りの連続で、木や岩を持って下ったため、軍手は必携でした。
御在所岳から鎌ヶ岳を歩く登山者は少ないと思っていたけど、そこそこすれ違う登山者もいて、ちょっと心強かったデス!。
ここ武平峠で今日の行動の約半分を消化!。ここからが後半戦です!。いきなりの急登に息を切らせながら上っていきます。
11:19 鎌ヶ岳の岩峰が迫ってきました。                11:40 頂上直下の登り
所々は気持ちのいい稜線を歩く道で、アカヤシオの花も相変わらずたくさん咲いていて大感激です。
岩場も多く、手足ともフル出動でがんばってくれました。
鎌ヶ岳の岩峰が迫ってきました。頂上直下は・・・かなり手ごわそうな予感がします。
右側を回りこんで登っていくと、展望が開け、三つ口谷への分岐あたりからもアカヤシオがたくさん見られました。
いよいよラストスパ−ト!花崗岩の岩場を両手両足でよじ登り、最後はずり落ちそうな傾斜をロ−プを掴んで登ると、
あっけなく鎌ヶ岳山頂に着いたようです。
1:45   鎌ヶ岳山頂から今登ってきた場所をのぞくと・・・・              鎌ヶ岳山頂と御在所岳
それにしても、最後の登りは少しだけど登り甲斐がありました。山頂から覗くとこんな感じです。
ここを下るのも大変そう!。  山頂からの景色は申し分ありません。伊勢平野も見えます。鈴鹿の山々も見渡せます。
山頂にもアカヤシオが咲いています!。
山頂は風が強かったので、少し下ったところで大休止することにしました。下山は長石尾根を下ります。
12:35  花崗岩と砂の景観が美しい               長石尾根と御在所岳
こちらも急な下りが続きます。 こちらにもアカヤシオがいっぱいです。
12:55   振り返って鎌ヶ岳を眺めてみました
     13:00 長石尾根を下る 13:02 三ツ口谷分岐 13:36 尾根道分岐1下
三ツ口谷分岐を左に分けて20分ほど下ると、上記右のような看板があり、こちらが迂回路2上の看板でした。
そのまま15分道なりに進むと、また同じような看板があり、これには右上の尾根道分岐1下という文字が書かれています。
自分の持っていた登山マップではイマイチ場所が判らず、そのまま道なりに湯ノ山温泉に行こうと思ったら、
すぐ前後を歩いていた豊田から来ていた方に、左側に曲がったほうが駐車場に近いと教えてもらい、一緒に下っていきました。
13:40 沢沿いを下る 13:50 えん堤に出る 13:55 最後の分岐でスタ−ト地点近くに下山
沢沿いに下るのだけど、花崗岩が多いので、沢も水も透き通るように美しく、えん堤が出来る前には魚も釣れたとのことです。 
じきにえん堤の所まで降りて、標識に従って進むと、御在所岳から降りてくる道に合流しました。
その先で車道と合わさるのだけど、
車道は途中で通行止めになっているの
で、標識通りに山道で下ります。

真っ赤な椿がたくさん咲いている場所を
通ると、また分岐の標識がありました。

どんな位置に出るのだろうと思ったら、
この先で車道のガ−ドレ−ルがあり
、朝 見た景色でした。
その道の反対側が朝 出発した御在
所岳中道登山口になっていました。
14:00
ツバキ 14:18  この先がゴ−ル
アップダウンの激しい7時間のお花見登山・・・。下山後は思ったよりも足の疲れはなく、『楽勝!楽勝!??』
湯の山温泉で入浴をすませて、さあ帰りましょう。  
ゴ−ルデンウイ−ク最終日の渋滞は、豊田〜岡崎ともまったくなかったものの、
静岡県との県境で多重追突事故による事故渋滞・・・。  あらら・・・がっかりでした。

そして翌日は・・・朝から
両腕の筋肉痛に悩まされたのでした (ToT)/~~~。 
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