2013年元旦は、地元にて元旦行事を終え、翌日2日は実家にてお正月行事を満喫。 夕方から名古屋に向かい、夜行バスにて博多に着いたのが、1月3日の朝です。 今年はお正月休みが連続して取れ、こんな機会は滅多にあるもんじゃない!。 家人のお許しも出て、再び単独で九州に上陸となりました(*^。^*)。 前回同様、フェリーがよかったんだけど、どこへ向かう便もすでに満席。 あれこれ思案して、難産の末にプランニングしたのが今回の九州縦断プチ旅です。 |
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★ 1月3日 博多→鹿児島 開聞岳登山・指宿温泉
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夜行バスは定刻10分前(7時40分) に無事、博多駅に到着しました。 今日の計画の明暗は、定刻よりも大幅に遅れることなく博多駅に到着することでした。 まずは最初の関門をクリア−!。 これから北九州の玄関口博多から 鹿児島まで一気に南下します。 観光、時間、経費の折り合いをつけて、 最初だけは新幹線に乗ることに!。 新幹線乗り場だけで、たくさんの ホームがあるなんて、ビックリ!。 九州新幹線「さくら」「みずほ」は、 鹿児島中央駅までの、停車駅は一つだけ、熊本の次は桜島を望む鹿児島中央駅に到着しました。 なんと最速の77分! これにもビックリです。 |
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博多駅 8時27分発の「みずほ601号」に乗って・・・ 9:44着 | ||
鹿児島中央駅発 9時59分の指宿枕崎線に乗車 11:25 山川駅(日本最南端の有人駅) 11:55 西大山駅(日本最南端の駅) |
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鹿児島中央駅に着き、15分の待ち合わせ時間で急いで次に乗る電車へ移動しました。 ここで、ロ−カル線(枕崎線)に乗り換え、9時59分。開聞へ向かいます。 途中の山川駅では25分ほど待ち合わせ時間があり、乗客は荷物を置いて駅を出て、こんな写真をカシャッ!。 二つ先の西大山駅には、小さなホ−ムいっぱいにたくさんの人が居て、乗るのかと思いきや・・・。 菜の花や電車を入れて開聞岳の写真を撮っていました。 ここでこの電車も2分停車のアナウンスがあり・・・?。 えぇっ・・・?。 みんな急いでホ−ムに出て記念撮影を始めました。「へ〜・・・ここが日本最南端の駅なんだ〜。」、開聞岳の雄姿も目の前です。 12時4分、定刻に開聞駅に着きました。ここで下車した理由は当然、目の前に聳える開聞岳に登ることです。 夜行バスが定刻通りに博多駅に着き、九州新幹線の「さくら」や「みずほ」に定刻通りに乗れることが条件でした。 |
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12:04 開聞駅で下車 開聞駅にあった開聞岳の案内版 | ||
新春3日に開聞岳に初登山です。 駅から間近に見上げる薩摩富士は、標高 922メートルと低山ながら 海から裾野を広げ迫力満点!。 完璧な円錐形に薩摩富士と呼ばれる所以がわかります。 これからこの美しい山に登れるんだと思うと、ウキウキしてきます。 25分ほど登り調子の車道を歩き、2合目の登山口を目指します。 時間はすでに12時を過ぎ、下山してくる登山者が多いです。 |
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12:35 2合目開聞岳登山口 12:48 3合目 13:00 4合目 | ||
こんな時間から登山開始だなんて遅いよなと、思いながら、2合目からが山道となり、常緑樹の中を登りはじめました。 ここ2合目の看板には 成人の登山目安で登山2時間30分、下山2時間30分、往復5時間が目安・・・? この通りに歩くと、日没になってしまいますね〜? 火山岩の地質で、道がえぐれています。最近は単調な登りが続き、下山者とも多くすれ違います。 若者やファミリー登山も多く、冬のこの時期でもお手軽に登れる山なのでしょう。 |
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13:13 5合目 展望が開けた 遠く桜島が見える | ||
約12〜13分登るごとに「・・・合目」という標識があって、いい目安になります。 標高が低いだけに、常緑樹に覆われ、絶好の地の利なのに展望はありません。 5合目まで登ると、ちょっとだけ展望地になっていました。 青い海、青い空、向こうに見えるのは半島なのか島なのか?。 |
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13:28 6合目 岩だらけの道 13:41 7合目 険しい道になる | ||
相変わらず樹林の中ですが、常緑広葉樹の自然林に変わってきました。 ここを過ぎると、大岩の上を乗り越えたり、岩場を登ったりします。 木々の間からは、キラキラと輝く海が見えます。 |
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14:11 9合目 東シナ海方面の展望 | ||
円錐形の山をぐるぐる回るように道がつけられていて、(開門駅にあった地図のように)たまに色々な方向に展望が開けます。 だから登りながら360度の展望が見られるってわけですね。 このあたりの土地勘は全く無いので、この複雑な岬や海の向こう側に見えるのが何だか全然解りません…。 しかし、絶景であることは間違い無しです。 |
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険しい道が続く | ||
8合目から9合目になると、岩場の道で、どんどん険しくなりました。 おまけに風も当たるようになり、寒い寒い!。 | ||
14:28 開聞岳山頂(標高922m) | ||
着きました〜。山頂は岩場で、あまり広くありません。 周囲は海や半島や島が見えて、展望はバッチリです。桜島や、遠くには霧島連山まで見渡せました。 山頂では五〜六人ほどと話し、20分ほど寛いだら、急いで下山しなくっちゃ。 各駅停車の指宿枕崎線は開聞駅には多く止まりません。 夕方4時42分の電車に乗れないと、バスに乗るしか方法がなく、指宿の今晩の宿への到着時間が遅くなってしまうため、 なんとしても電車に乗らなくっちゃ!。 帰りは軽快に下っていったけど、下山途中のファミリーを追い越したり、そんな時間から登っている若者がいたりと、 五時過ぎたら暗くなるのに、大丈夫かな〜?って気になってしまいました。 16時15分、2合目の開聞岳登山口に戻ってきました。車道を下り開聞駅に着いたのが16時35分。 結局、電車の時間の10分前に着き、やれやれひと安心です。 再び超ロ−カル線に25分間乗車。西大山駅にはやはり多くの人がカメラ片手に集まっていました。 |
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今日の宿は砂むし会館の近く。 指宿駅に着いて、すぐに乗れるバスがなかったので歩いて向かいました。 宿に着いた早々、タオルを持って、まずは砂むし会館に向かいました。 お正月休み中だからか、結構混んでいて、30分ほど待って浴衣をもらいました。 これを着て、海岸べりにある屋根囲いのある大きな砂むし風呂へと移動しました。 仰向けに寝ると、手際よくスコップで 温かい砂をかけてくれました。 少し重みを感じますが、初体験なので、 どんなもんだかすご〜く楽しみ〜!。 サウナと違って、じんわりと体が温かくなっていきます。 |
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17:10 指宿駅到着 | 17:45 砂むし会館 | |
時間は10分が目安と書いてあるけど、10分経って、やっとじんわりとしてきました。外気温が低いから、熱くなく快適です。 発汗するまであと10分かかり、気分爽快で砂から脱出しました。 その後は砂を落としてから中の温泉に入り、ワンセットが終了しました。 あああ〜!お腹空いた〜。宿の夕食が楽しみだな〜。 |
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指宿の民宿での夕食 | ||
安価な民宿を予約しましたが、お料理は大満足。海が近いから新鮮な海の幸、鹿児島黒豚もグット。きびなごの唐揚げもご当地グルメですね。サツマイモも添えられています。壁に並んでいるのは有名な芋焼酎の数々・・・さすがは本場ですね。 その中で篤姫のポスタ−や焼酎もあり???。 篤姫は 当時、指宿の今和泉郷を治めていた今泉島津家の出身なのだそうです。 |
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九州の二日目。 宿の温泉で朝風呂に入り、 朝食後チェックアウトしてから 砂むしの海岸に向かいました。 昨日は真っ暗だったからどんな風に なっていたかが見たかったから。 その後のんびりと海岸べりを散歩しながら歩いて指宿駅に向かいました。 今日は青春18きっぷの出番です。 |
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砂むし風呂 | ||
8:08発 指宿駅で‘はなのはな’に乗車 (鹿児島中央駅で乗り換え) 9:28発 鹿児島本線(川内行) 鹿児島城 | ||
鹿児島中央駅までは ‘はなのはな’(鹿児島中央行)の快速に乗車。 菜の花をイメ−ジした黄色のボディで、 昨日の超ローカル線とはダントツ、車両が良く、木製の椅子にレザーシートが着いていて、いい感じ。 鹿児島中央〜指宿間はボディが白と黒の「指宿のたまて箱」という観光特急列車が走っています。 九州には趣向を凝らした観光特急電車がいっぱいあるみたい。 上の写真中央は手前の黒が快速川内(せんだい)行き。 向こう側が 「はやとの風」 、鹿児島中央駅と肥薩線吉松駅を結ぶ観光特急電車で、霧島方面への旅に最適かな。 鹿児島中央駅までの所要時間は約1時間です。 ここから今日の目的地の熊本までは、ローカル線ならば2バターンの交通手段があります。 青春18きっぷだけでの移動は、隼人から山間部を走る山岳電車いさぶろう/しんぺい号、SL人吉号などがある肥薩線です。 でも何度も乗り換えて、まる1日かかってしまいますので、今日は乗りません。 ですが、鉄道ファンなら、大喜びのこの路線もいつかは乗ってみたいのもです。(はやとの風にもちょい乗りしたいし) 今回は鹿児島本線(川内行)に乗り換えて東シナ海沿いに向かうことにしました。 こちらの車両のボディ−は黒ですが、 先ほどの‘なのはな’と車内の内装は一緒で、木のぬくもりが心地よく、何よりも一枚の窓ガラスが非常に大きく展望が抜群です。 鹿児島駅近くでは、車窓から鹿児島城が見えました。 |
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10:20 川内駅から肥薩おれんじ鉄道に乗車(格安のおれんじ18フリ−きっぷ) 11:30 出水(いずみ)駅で駅弁ゲット | ||
もう1つは私鉄の肥薩おれんじ鉄道も使うというもの。西側の海岸線を走る電車で、 これを使うと2〜3時間?もっと時間短縮になるかも!。 川内駅(せんだい)駅のホ−ムから矢印に沿って進むとそのホ−ム上に肥薩おれんじ鉄道の改札がありました。 3分の乗り換え時間で、おれんじ18フリ−きっぷ(2000円)を購入し、乗車します。たったの1両の車両になってしまいました。 肥薩おれんじ鉄道は終点の八代までの運賃は2550円ですが、JR青春18きっぷを見せると、おれんじ18フリ−きっぷを購入できて 550円お安く乗車できました。海岸線近くを走るので、海が見えて車窓を眺めている時間が楽しく感じます。 11時20分、出水(いずみ)駅に到着しました。 出水といえば・・・ 出水平野の水田地帯には越冬のためたくさんのツルたちが渡来することで超有名・・・。ちょうど今なら見れるよな〜。 ここで20分停車とのアナウンスがありました。 ツルを見に行く時間はないけど、駅弁を買う時間はありそうです。 電車を降りて階段を上がってJR側の駅の売店コ−ナ−に向かいました。 この駅にも新幹線(各駅停車)のホ−ムがありました。 |
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車窓から天草方面が見える 終点の八代駅からJR鹿児島本線に乗車 水前寺成趣園 のお土産で ‘ばんぺいゆ’ ‘ざぼん’ | ||
水俣を過ぎてしばらく走ると再び青い海が見えるようになりました。これから先はずっと景勝地が続くとアナウンスがあり、 海側のボックス席に独りで座り、海を見ながら 温かい駅弁をほおばりロ−カル線の旅を満喫中で〜す。 青い海の向こうに見える島々は天草の方面。大きい島でした。 終点の八代駅からは11分の待ち合わせでJR鹿児島本線に乗車。約40分後に熊本駅に着きました。 熊本駅でまたJR乗り換えて、4つ目の駅、水前寺で下車しました。ここから歩いて水前寺成趣園に向かいました。 先ほど電車の中から〈巨大な夏みかん〉がいっぱい実を付けているのが見えましたが、「そうそう・・これじゃん!」 ‘ばんぺいゆ’や‘ざぼん’が山積みに売られていました。 |
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14:25 出水神社神苑 水前寺成趣園 | ||
出水神社の鳥居をくぐると沿道に土産物屋さんが並び、その先で入場券を買って園内に入ります。 まずは出水神社でお参りをすませ、園内を周遊しました。 東海道五十三次を模したといわれる、桃山様式の優美な回遊式庭園です。大きな池は清冽な湧き水で、阿蘇の伏流だそうです。 |
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15:10 熊本市内の移動は市電(路面電車)で 15:20 熊本城 | ||
水前寺成趣園からは熊本市内の足=市電が便利でした。外観が違うキュ−トな電車が街のあちこちを走り、見るだけで楽しい!。 私の乗った市電は内装までレトロでした。 次に向かったのは熊本城です。 |
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石垣コ−スと櫓郡コ−スを歩く | ||
肥後藩の城下町として栄えた熊本には日本三大名城のひとつ熊本城があります。天守閣に向かう前に寄り道です。 熊本城は初めてでしたが、あまりにも広大な城内の敷地にまずはびっくりしました。 武者返しといわれ優美にして堅牢な石垣も見事です。天守に向かう石垣の巨大なことといったらスゴイ!。 櫓の数も非常に多く、篭城戦にも優れた効果を発揮したわけですね。完璧な守り、まさに戦のためのお城という感じです。 |
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熊本城 | ||
くまモンには会えなかったけど、ここでは‘熊本城おもてなし武将隊’が大活躍していました。(*^。^*) 1607年、茶臼山と呼ばれた丘陵地に加藤清正が7年の歳月をかけて最先端の技術と労力を投じて名城熊本城を築城。 加藤家2代、細川家11代の居城となりました。 残念ながら西南戦争薩軍総攻撃の3日前、明治10年(1877年)2月19日午前11時頃、御天守御廊下付近から出火し、 天守閣と本丸御殿(ほんまるごてん)一帯が全焼しました。現在の天守閣は昭和35年再建。 |
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15:50 熊本城本丸御殿 大広間 昭君之間 | ||
本丸御殿も明治10年の西南戦争で焼失したけど、平成15年の秋から始まった本丸御殿の建築工事は平成20年春の落成を迎え、 本丸御殿創建時の様相を取り戻しました。 ま新しい本丸御殿は熊本城の見所のひとつでした。 まずは上がって大広間(対面所)の広さにビックリでした。大台所を通り、最大の部屋である「鶴之間」(60畳)から奥に向かって 「梅之間」「櫻之間」「桐之間」「若松之間」と続きます。それぞれの部屋境は襖で仕切られ、左手には縁側が配置されています。 本丸御殿の中でも一番格式の高い部屋が昭君之間で、室内は床の間や違い棚、付書院などを持つ書院造りとなっています。 |
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18:30 『わくわく市場』でご当地グルメ | ||
熊本城から今晩泊まるBHは歩いて行ける距離でした。大きな都市だけあって、BHの数も多く繁華街も近い。 朝食付きで4100円のアパホテルにチェックインしてから、歩いて5分ほどのところにある繁華街へと向かいました。 飲食店はいっぱいありますが、どこに入ろうかと迷ってしまい、しばらく徘徊していましたが、熊本のアンテナショップがあり 中に入ってみました。人気ナンバ−ワンのご当地ゆるキャラ‘くまモン’グッズのある手前の土産物の奥に、屋台風のお店があり、 一番奥が食堂のスペ−スになっていました。 メニュ−を見たらここが気に入りました。 馬肉料理も満載。天草の海の幸もいっぱい。熊本ラ−メンも食べたいし〜。ご当地焼酎もフルラインナップ!。 馬刺しはちょっと奮発して 「せっかく熊本まで来たんだから・・・」 盛り合わせで1800円を頼みました。 霜降りは旨みたっぷり、たてがみはとろけて甘みがあります。お好みでごま油に醤油が入ったもので食すのだそう。 馬刺しを味わっているとビ−ルよりも焼酎が飲みたくなります。利き焼酎3杯セットで525円というメニュ−があり迷わず「これだ!」。 迷ってしまうのが、銘柄で、昨日の鹿児島は芋焼酎がメインでしたが、熊本はお米がとれるので米焼酎が主流だそうです。 米焼酎の高価な銘柄を2つと、芋焼酎1つにしました。 米焼酎は芋ほどクセがなく、清酒に近い風味でした。 それにしても米が35度(芋が25度)と、かなりアルコ−ル度数が高いんですね。 この流れで、ラ−メンよりも 『新鮮天草にぎり』 な気分になりました。ネタは通常の1,5倍ほど大きく、1000円は格安でした。 もちろんネタは新鮮でタイ・マグロ・ブリ・カンパチ・イカ・たこ・数の子と、天草の海の恵みをめいっぱい楽しめました。 旅人ひとりでも入りやすいこのお店、安くて美味しくてとっても気に入りました。 |
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8:35 熊本交通センタ−から熊本港行きのバスに乗車 9:25 熊本港から島原港行きフェリ−に乗車 | ||
熊本のアパホテルには大浴場(小?)があり、ユニットバスに入るよりは温まります。 翌日は朝食をしっかり食べて、歩いて4〜5分のところにある交通センタ−(バス発着所)に向かいました。 ここからは熊本港行のシャトルバスに乗って熊本港に向かいます。熊本港から島原までは熊本フェリ−で30分。 800円ですが室内はゴ−ジャスなカ−フェリ−でした。 桟橋からは島原の雲仙岳が見えました。 |
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10:10 島原港 10:22 島原外港駅 から 島原鉄道(私鉄)に乗車 | ||
島原港から島原駅までは島原鉄道にちょい乗りします。 黄色の車体に描かれた絵は、島原の子守唄のイラストだそうです。 | ||
10:30 島原駅着 約1時間の島原観光に出発 | ||
島原には名所・旧跡が多くあるようですが、1時間しか観光できません。 駅で観光マップを貰い、急いで島原城へむかいましょう。 | ||
10:40 島原城 天草四郎の銅像 天守閣からの展望 | ||
島原城は1618(元和4)年から、松倉豊後守重政が4年〜7年の歳月をかけて築いたものです。 五層天守閣を中核に、大小の櫓を要所に配置した、安土桃山期の築城様式を取り入れた壮麗な城でしたが、 明治の御一新で惜しくも解体されてしまいました。 その後、昭和39年に「天守閣」を復元することができたとのこと。白くて大きな立派なお城でした。 城内は資料館になっていて、「キリシタン史料」は一見の価値が大でした。仏像形式のマリア像やガラス製品も見事。 キリシタン迫害の歴史や天草四郎を大将とした農民達の一揆、島原の乱など、多くの資料が島原の歴史を物語っていました。 |
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11:10 武家屋敷通り 雲仙岳(平成新山?)も見えた | ||
島原城の西に続く一帯を、鉄砲町と呼び、島原城の築城とともに形成されました。 鉄砲町の名は鉄砲組(徒士)の住居地帯で あったことと、造成当時隣家との間に塀がなく、まるで鉄砲の筒の中を覗くように武家屋敷街が見通せたとのこと。 現在、保存されている下の丁の武家屋敷は、延長406.8メートル、幅長5.6メートルの町並みで、 山本邸、篠塚邸、鳥田邸の3軒が一般に無料開放され、当時の武家生活の様子が偲ばれます。 |
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武家屋敷をさらっと見て歩き、 急いで島原駅へと戻ってきました。 島原駅から島原鉄道に乗り、諫早で下車。 その後はJR青春18きっぷの旅となりました。 諫早から長崎へは23分。 車窓から見えた長崎は坂が多い町でした。 午後1時頃長崎駅に着きました。 長崎での滞在は4時間しかありませんが、どれだけ観光できるでしょうか?。 長崎市内はそれほど広くないようで、ここでも路面電車での移動が便利なようです。 駅の観光案内所で長崎電鉄1日乗車券(500円)を買って早速路面電車に乗り込みました。 |
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13:00 長崎駅着 長崎電鉄1日乗車券を買って市内観光に出発 | ||
13:25 長崎原爆資料館 13:40 浦上天主堂 | ||
出島方向に行くつもりが、あわてて乗った電車が逆方向だったために、最初に原爆資料館に行くことにしました。 フリ−切符には電車の路線図と観光案内が書かれているので、便利な観光アイテムでした。 原爆資料館はたくさんのお金をかけて作られた資料館でした。資料館のすぐ近くが原爆落下中心地でした。 ここから歩いて行けるのが浦上天主堂で、原爆で街もろとも破壊されてしまい、現在の建物は1980年に改装されたようです。 次に大浦天主堂とグラバ−園に向かうことにしました。この電車で乗り合わせたご婦人と話をしました。 80歳とは思えない品のあるお方で、原爆落下の際は学生で大浦天主堂の近くに住んでいたとか。 (大浦天主堂周辺は被災していない)今は原爆資料館近くに住んでいるけど、原爆が落ちた頃は悲惨な状況化の焼け野原の中を 歩き回っていたとのこと。 これからの観光のコツなどを教えてもらい、築町駅で別れました。 |
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14:45 大浦天主堂下で下車 14:50 大浦天主堂(国宝) | ||
大浦天主堂下で下車して坂道を上がっていくと見えてくるのが大浦天主堂です。正式には日本二十六聖殉教者天主堂といって、 1597年に殉教した聖人に捧げられたもの。 色彩豊かなステンドグラスが美しい日本最古のゴシック様式の教会でした。 |
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15:00 グラバ−園 | ||
その先にあるのがグラバ−園です。 長崎に来たらここは外せない観光名所にやってきました。 日本の近代化に貢献したグラバ-氏の旧グラバ−住宅をはじめ、幕末期、明治時代の洋館を見て回りました。 |
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歩いて新地へむかう 15:55 新地中華街 | ||
グラバ−園からは市電に乗らずに歩いて新地に向かうのかお薦めよと、先ほどのご婦人のアドバイスをもとに歩いてみましたが、 歴史のある建造物もあって、いい街中散歩ができました。新地周辺は長崎の街中になるようです。 |
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16:00 長崎チャンポン(840円) 17:00 長崎発 鳥栖行きの電車に乗車 | ||
新地中華街はその一角にあり、規模は小さいですが、本場長崎で、長崎チャンポンが食べられるのがとっても楽しみです。 こんな時間からか、お正月だからか、閉店中も店もありましたが、気に入った一軒に入ってみました。 もちろん王道の長崎チャンポンを注文しましたよ〜。 長崎チャンポンって食べる機会があまりないから比べようがないですが、 まずはス−プが超!美味しかった。色々具材のダシが非常に効いていてス−プを飲むだけで満足できます。 中太のストレ−ト麺にダシの味が浸み込み、具材もどっさりで、食べ応え最高!。ビ−ルも最高!。ご馳走さま(*^。^*)。 長崎観光もこれで終了。出島は時間がなくて行けませんでしたが、また来れる機会に恵まれますように・・・。 長崎駅に戻り、青春18きっぷを使って博多まで移動します。長崎本線で鳥栖へ(3時間弱)。 鳥栖から鹿児島本線門司港行きに乗って30分。 20時41分に博多駅に着きました。 博多駅からは夜行バスに乗って移動します。 夜行バスは(行きも帰りも)ほぼ満席です。 若年層が多いのは格安だし、体力もあるからでしょうね〜。 何より寝ている時間に長距離移動できるのが魅力です。 途中何度かSAで休憩があり、熟睡できませんが、混雑した山小屋よりはマシだと思うので、利用しています。 |
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8:55 春日大社 | ||
夜行バスは朝の7時頃、大阪駅に着きました。 今日が連休の最終日、いい天気です。 この時間に大阪に居るのなら、奈良・京都は近いです。 最終日も有功に過ごしましょう・・・。 とのことで、夜行バスの疲れは微塵もなく、まずは奈良に向かいました。 もちろん、今日は青春18きっぷが大活躍しますよ〜。 大阪から奈良までは快速で50分。 奈良駅でバスに乗って春日大社へと向かいました。 ここで初詣(*^。^*)。 |
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9:15 新薬師寺 | 新薬師寺公式ホ−ムペ−ジ | 内部の写真はネット上から転用編集 |
春日大社からは歩いて新薬師寺に向かいました。奈良で今一番行きたかったお寺がここでした。 創建は天平19年(747年)、 眼病平癒を祈願して聖武天皇or光明皇后が開いたともいわれます。 今では小さい規模になってしまいましたが、ご本尊は薬師如来さまで、特徴は大きく見開いた瞳です。 いかにも眼病平癒の仏様といった感じでしょうか。 ご本尊さまをお守りする十二神将がまたすばらしい。それぞれ迫力ある立ち姿で取り囲んでいるのです。 十二神将は干支の守護神になっています。 小さな本堂に立ち並ぶ姿は凛とした緊張感があり、空気感が違います。 仏さまがが本来あるべき姿でお会いできるというのが、とても有難いことだと思います。 十二神将の中の一体を除き、あとのすべてが国宝です。このままの環境が、永遠に続くことを願っています。 新薬師寺からは高畑の古い町並みを散策しながら、歩いて奈良駅に向かいました。JR奈良線で、京都伏見へと向かいましょう。 |
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12:00 伏見稲荷大社 | ||
伏見といったら日本酒・・・?。 でも今日は伏見稲荷です。 伏見駅は人・人・人でごった返し!。 賽銭箱に行くまでも順番待ちでした。隅のほうで初詣を済ませ、さて奥に向かいましょう。赤い鳥居が見えてきました。 伏見稲荷大社は全国に約3万社あるという稲荷神社の総本宮です。五穀豊穣・商売繁盛の神として、初詣の参拝者はすごいみたい。 千本鳥居をくぐってまずは奥社へ。 ここがお山めぐりの起点となっています。 |
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12:30 四ツ辻 12:55 一ノ峯 13:45 ? 下山 | ||
参拝者が列をなして鳥居の中を歩いています。三ツ辻を過ぎ、四ツ辻まで登ると京都市内が一望できました。 この先からは一ノ峯(標高233m)をぐるりと周遊できるようにずっと鳥居が続いています。 道中にはたくさんの社があり、 信仰の深さがうかがわれました。結局お山めぐりは1時間半ほどかかったのかな?。近鉄に向かう参道も人でごった返していました。 稲荷から京都駅まではJRですぐです。 |
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14:15 東寺 | 東寺 公式ホ−ムペ−ジ | 内部の写真はネット上から転用編集 |
京都駅に着いて、京都で今一番行きたかったお寺(東寺)に歩いて向かいました。 今は五重塔の特別拝観の時期で普段よりも拝観料が高めです。五重塔の内部は心柱を囲む四仏坐像さまにお会いでき、 これも国宝ですばらいものですが、ここで一番好きな場所は講堂です。 この大きな講堂の中には弘法大師空海の密教の教えを表現する立体曼荼羅の世界が広がっています。 このスケ−ルは圧巻。真ん中には如来さま、手前には優しい面差しの菩薩さま、向こうには憤怒の様相の明王さまが、勢ぞろい。 密教がわからない私でも、とても感じるところがあります。 とてもいい時間でした。 京都での拝観はこれだけで大満足。長かった4日間の観光を無事終えました。 京都駅に戻って、今日はいつもより早い、15時30分の米原行き電車に乗りました。 京都から自宅最寄駅までは約5時間。 最後の青春18きっぷも有効に活用して、帰途につきました。 みなさ〜ん、長らくのお付き合い、ありがとうございました(*^。^*) |
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