焼岳 の 紅葉
2012年 10月16日 
今年の紅葉は素晴らしいとか!
10月13日(日)に今年3度目の富士山に登りました。天気に恵まれ、総勢17名は全員登頂し、
剣ヶ峰からは、最高峰だからこその大展望を満喫しました。 富士宮口五合目付近の紅葉はまだまだこれから・・・。
富士山で一緒だった『秘湯シスタ−ズ次女姉さん』は、一週間前に登った焼岳の紅葉が素晴らしかったとのこと。
今週後半は私も色々と用事があり、だったら週の初めは?・・・。
今週の火曜日だけが 好天予報だったので、前日に休暇の届出をして、いざ、中の湯へ〜〜〜♪
9:40  中の湯温泉上の駐車場からの展望 穂高の山       焼岳登山口                 木漏れ日の中を歩く
急に行くことに決めたので、朝は主婦業をこなしてから、ゆっくりめ(5時)の出発です。
片道270kmを4時間半かけて登山口に向かいます。こんな労力と高いガソリン代かけて、日帰りで上高地方面へ行くなんて、
何で無駄なことだろう・・・と自問自答しながら、中の湯までやってきました。その上の10号カ−ブの先が新中の湯登山口です。
駐車場は20台ほどで満車。こんな遅い時間でもすぐ先の空き地に駐車できましたが、週末なら、すごい路上駐車の数になるでしょう。
最初は平らな整備された道で、木漏れ日の中を歩きます。
9:47   いい感じですね       9:50  根っこの急登            10:37  傾斜が緩みました
所々、展望のいい場所もあってカエデが色づき初めていました。だんだん道は険しくなり木の根っこの張り出しの急登が続きます。
雨の後はぬかるみの道になってしまいますが、最近は雨も降らずに靴もズボンも汚れることなく原生林の美しい森を歩いていきます。

新中の湯コ−スは、
焼岳への最短ル−トで、
登山口から山頂までは、
標高差800m、
距離3500m、
コ−スタイムは
登り2時間55分ほどです。

前回は中尾温泉側から歩きました。 
3年前の10月11日。

その時の紅葉はまだ早かったです。
こちらは往復するのに
6時間半くらいかかりました。

だんだん傾斜が緩むと前方が
開けてきました。



10:48  そろそろ樹林を抜けます
10:50   焼岳  北峰と南峰
ここで、急に視界が開けました。一点の曇りもない真っ青な空 。 ナナカマドの真紅。ダケカンバの黄葉。何て絶景!
  10:54
だんだん焼岳山頂に近づいていきます。 
それにしても、この色・・・。 
ナナカマドの葉は傷みのない状態で
鮮やかに紅葉しています。 

こんなに美しい紅葉って、
なかなか見れなかったな〜。


左手を見上げると、クマザザの
草原状の中に
モコモコと黄葉・紅葉・黄葉・・・

「うわゎ〜〜〜これもいいなぁ〜。」

とっても穏やかな気持ちになります。


11:00
11:00



今年も涸沢の紅葉が見れなかったけど、
ここはコンパクトだけど、涸沢の紅葉に
負けないと思いました。

新中の湯からのコ−スなら、
歩き始めて1時間20分で、こんなに
鮮やかな紅葉の中を歩けるんだから、

お手軽です。
なんて青い空。

なんて見事な秋色のグラデ−ション。

平日だから、行き会うハイカ−も
数えるほどです。

だからこの絶景を独り占め!

至福の時間をゆっくりと過ごします。



11:02
クマザサの登山道を登っていきます。

ツバクロ沢の向こうには
明神岳・前穂岳・奥穂岳が
チラっと見えてきました。







11:03
ここから一番近くに見えるのは、
霞沢岳です。

焼岳北峰が標高2444、3m
  (百名山)

霞沢岳は2645、6m
  (二百名山)

どうりで、こちら側より200mも
高いんだ〜。


霞沢岳に登ったのは15年前の6月。
まだ山を始めたばかりの頃で
懐かしい思い出です。


11:04  霞沢岳が見える
11:08   振り返ると、黄葉・紅葉の向こうに南アルプスや中央アルプスも見えます。
11:12 11:13
そこそこ傾斜のある道だけど、こんなに素晴らしい景色を見られるなんて、超贅沢・・・!メルヘンチックな風景です。
11:25    南峰と北峰の鞍部は直ぐそこに見えます。 11:40   石に2300mとの文字
このあたりになるとそろそろ紅葉も終わり、夏草の草紅葉になります。ガレガレの道を登っていくと、
標高2300mの記しの石がありました。
12:00 火口湖 12:01
南峰・北峰の鞍部に着きました。荒々しい岩峰の眼下にはコバルトブルーのカルデラ湖が目に飛び込んできます。
硫黄のにおいもします。  ここからは、噴煙をあげている北峰方面に進みます。
12:04 北峰をまわりこむ               12:05  北峰への登り
南峰は登山禁止なので、北峰の岩峰をまわり込んで岩場の道を登っていくと、中尾峠からの道と合流します。
週末なら、登山者でごった返しする場所ですが、登山者も少なく、こんなに平和な時間が流れています。
ここからは北アルプス側の展望が広がりますが、お楽しみはこの先。
この先の岩場の通過で順番待ちになる箇所も、楽々通過して、いよいよ・・・
12:10  焼岳山頂
素晴らしい大展望です。寛いでいる人も数も少なくラッキ−。登山口からたったの2時間半で、目の覚めるような紅葉と大展望を
楽しめるんなんて、感動!。  ここでゆっくりの時間をとってランチタイムを楽しむことにしました(^。^)y-.。o○。

右下の梓川と上高地の紅葉はまだですね〜。正面は明神岳と穂高の名峰。その左奥には槍ヶ岳。
写真だと目立ちませんが、やはり存在感があります。焼岳小屋。西穂山荘。新穂高ロ−プ−ウェイも見えます。
笠ヶ岳方面の展望
穂高連峰よりも気になるのは、
笠ヶ岳です。

今年の夏に登ったから、
とても愛着があります。


抜戸岳からの稜線上に笠の形をした
笠ヶ岳。

あの山頂から焼岳が大きく見えました。
  
三俣蓮華岳や鷲羽岳方面も
見えている感じですねぇ〜。

焼岳はまさに、北アルプスの
大展望台です。

充分展望も満喫して、お腹もいっぱい。
名残惜しいけどそろそろ下山! 

大正池の向こうには霞沢岳が
ど〜んと聳えています
焼岳山頂から見た霞沢岳
13:00  下山開始 13:20
帰りも、来た道を下ります。鞍部からの急なガレ場を下り、草紅葉を見ながら ぐんぐん・ぐんぐん・・・
13:30
あっという間に再び紅葉の中へと入っていきました。午後の柔らかな陽射しをうけて、紅葉も一段と輝きを増したみたい。
前方の遠くに見える山も名峰ばかり・・・(どれが何だかあまり気になりませんが・・・)
13:41  ナナカマド
今シ−ズンで一番の・・・

いや、ここ何年もの中で、

ダントツ一番な紅葉が見られました。





ナナカマドのトンネル・・・

いいですね〜(^。^)y-.。o○。
13:39
13:45
さて、展望とピカイチの紅葉・黄葉はここまで。
最後にもう一度この素晴らしい風景を目に焼き付けて、樹林の中へと入っていきました。
14:28  静かな原生林歩き       14:33    蔦の紅葉もグットです!     14:42  おサルさんのモグモグタイム
樹林の中を下ること約1時間。 登山口に近づくと、車道側の木に何やら、ガサゴソと音がします。
おサルさん達が何匹も 木の上で何かを食べていました。      
14:45 登山口着
15:00 中の湯温泉          中の湯温泉の玄関先からの展望
14時45分に車道に出ました。この車道沿いの紅葉(カエデ)もそろそろ見ごろです。
帰り道はどの温泉に寄っていこうと考えましたが、ここまで来たのならやっぱり中の湯でしょ。
15:05  中の湯温泉 内湯と露天風呂
平日なので、温泉も空いていました。 700円を払い貴重品はフロントに預けてお風呂場に向かいました。
なんと・・・露天風呂の塀におサルさんが来ました。  さっきおサルを見た場所からも近いからね。
後で宿の人に聞くと、今年はエサになるブナの実が少ないらしく、このあたりのアザミのような花を食べにくるとのこと。
覗き見が趣味とか、温泉に入りにくるわけではないようです。!(^^)!
夕方4時、中の湯温泉を出発。 「さあ、帰り道も頑張ろう!。」
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