八ヶ岳 硫黄岳〜横岳
2013年 6 月 23 日  
梅雨の晴れ間を待ち焦がれ、今年のプレ夏山にプチ登山。
今回は小淵沢で車中泊して、朝早くに美濃戸に着くことができました。
5:45 美濃戸駐車場     6:35  車道から山道になる               7:35 赤岳鉱泉
一番奥の駐車場に1000円を払って車を入れました。
日曜日の朝なので車も多く、登る支度をしていたら、あっという間に満車になってしまったようです。
毎年同じコ−スでの入山です。 今回も北沢ル−トで赤岳鉱泉までは2時間弱です。前半はダ−トな林道歩きで
ウオ−ミングアップ。 堰堤を越えると沢沿いの山道ですが、ダケカンバなどの雑木が多いので歩いていても楽しいし、
下草にはシロバナヘビイチゴの白い花がいっぱい咲いていて、天国みたい(天国を見たことはありませんが・・・)
8:05 コイワカガミの花が多い 8:50 赤岩の頭から見た赤岳と阿弥陀岳(右上) 硫黄岳(左下)  9:15 硫黄岳2790m
赤岳鉱泉から本格的な登りとなり、赤岩の頭までは1時間15分ほど頑張ります。
オサバグサはまだ見られませんでしたが、コイワカガミがちょうど見頃でした。赤岩の頭が近づくといっきに視界が開けます。

さすがは日曜日だけあって、硫黄岳山頂は賑わっていました。 赤岳と阿弥陀岳を見ながら、のんびりとブランチタイム♪。
赤岩の頭から硫黄岳までの岩稜帯に咲く イワウメやコイワカガミ
いつも見る風景ですが、シ−ズン初の夏山を体感できます。
さあさあ、ここからが稜線漫歩!今年はどんな高山植物が見られるでしょう。  イワウメはちょうど最盛期のようです。
9:35  硫黄岳山荘から横岳へ続く稜線       10:00  硫黄岳山荘
硫黄岳山荘あたりからはウルップソウが見られます。今年は株が少ないように感じました。花は咲き始めたばかりです。 
コマクサの葉っぱもあちらこちらにいっぱいあり、あと一ヶ月後が楽しみです。
10:27  キバナシャクナゲ
硫黄岳山荘から次の小ピ−クに上がる登山道の両側のハイマツの中にあるのがキバナシャクナゲです。
10:30  オヤマノエンドウ             平成22年に林野庁が設置した防鹿柵
キバナシャクナゲの群生地が終わると、砂礫状の道の登りになります。ここで見られるのがコマクサです。
最盛期(あと1ヶ月?)には斜面いっぱいに咲いているのですが、平成22年から東側の斜面に防鹿柵が作られています。
コマクサの株は柵のある東側にも、西側の斜面にも見られますが、最近は個数が減ってきたのでしょうか?
10:37  横岳に雲がわく・・・        ミヤマキンバイ           ハクサンイチゲ
毎年この時期にこの稜線を歩きたくなるのは、八ヶ岳の中ではこのあたりが一番高山植物が見られるからなんですよね〜。
まだ見られました!  ツクモグサ                   10:55    横岳
険しい岩場の道になりました。鎖場もあります。そんな険しい岩場に咲いているのがツクモグサです。
「どうかな〜?まだ咲き残っているかな〜〜〜?」と、花を探しならが横岳に向かいました。
大部分は終わりがけでしたが、まだ見られましたよ〜(*^。^*)
ハクサンイチゲ    チョウノスケソウ   ウワウメ     オヤマノエンドウ
ツクモグサは斜面に目を凝らして探さなければなりませんが、道端はこのとおり・・・百花繚乱♪ 花盛り♪♪♪

嬉しいねぇ〜!楽しいねぇ〜  (^。^)y-.。o○
11:15   三又峰(ソマ添尾根の分岐)  
三又峰から先がツクモグサが一番たくさん見られる箇所になります。
大きなカメラを持った登山者の目的多くのはこのツクモグサでしたね。最盛期は過ぎちゃったけど今年も見れました。
11:50  岩場や鎖場が連続します                 ハクサンチドリ
左側斜面にある群生地のツクモグサはすでに終わり、色とりどりのお花畑でした。 さあ岩場や鎖場の急降下が始まります。
12:10   地蔵ノ頭
 このあたりでは、ツガザクラやイワヒゲなどまた違った花が見られます。ぐんぐん下って地蔵ノ頭まで下ってきました。
後ろを振り返ると、険しい道と高く聳える岩峰群。 だから毎回ここを登るのではなく下りに使っているんだなぁ〜。
   12:14  地蔵尾根を急降下・・・ 鎖場も下る・・・         12:45 行者小屋       13:20 赤岳鉱泉
地蔵尾根もすごい急傾斜。 岩場を下り、常に修復しているようなガレ場を下り、鎖場も下ると、
はたまた鉄製の階段を急降下・・・。ここを下るたびに「絶対にこの道を登りたくないなぁ〜\(◎o◎)/!」って思うのです。

そんな急な下りだから、地蔵の頭から35分ほどで行者小屋に着いてしまいます。  普段なら行者小屋から南沢ル−トを下り
美濃戸に周遊=下山するのですが、南沢ル−トは変化に乏しいから、朝登った北沢ル−トを下山しようと思いつきました。
赤岳鉱泉へは10分登り、中山乗越から20分下り、赤岳鉱泉に戻ってきました。
13:45  北沢ル−トは景観バッチリ       14:05  林道 に出る       14:40  美濃戸山荘登山口
柳川北沢は、沢沿いの登山道でダケカンバなどの自然林が多く明るいし下草も白い花もいい感じ。
でも堰堤を過ぎてくると、楽だと思っていた林道歩きも今日一日の足の疲労が出始めて足取りが重〜い(^_^;)
駐車場を出発してから約9時間。歩行時間は8時間ほどだったと思いますが、今日もたくさん歩きました。

午後3時に車に乗れたから、道すがら寄り道する時間がありそうです。
まずは「道の駅はくしゅう」で水を汲み、野菜を買って、いつもの通い道を走ります。増穂町に入ってくると・・・
16:50  小室山 妙法寺 (増穂町 山梨県)
ちょうど紫陽花祭りの看板もあり、毎年のように訪れる私のお気に入りの紫陽花寺に寄ってみました。
おまつり期間中は協力金200円を納めますが、時間が遅かったため、ノ−パスにて寺内へ〜。ちょうど見ごろでした。
あとは52号線を走って白根町に入ってきました。もう一つの寄り道は山梨のフル−ツ。 3〜4年前からシ−ズンになると
営業する白根出荷組合の直売所があります。 閉店は夕方6時なので観光帰りでも立ち寄れるのが有難い(*^。^*) 
 贈答用もありますが、いつも買うのは自家用の産直B級品です。

今回はさくらんぼ(高砂)を1パック300円。(佐藤錦は500円でしたが試食して高砂で充分でした)
「もも」の特売品は1箱6〜8個入って1000円です。早生品種(花嫁)だと思いますが露地ものだそうです。
今年初の「もも」も買えて、今日も も〜う・・・いい一日でした。
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