角田山 と 石川雲蝶
 2015年 4月11日〜12日
 
2年続けて、同じメンバ−での新潟遠征です。このところ晴れが少なく、この週末も土曜日は雨・・・
だから土曜日(4月11日)は山登りを諦め、石川雲蝶ゆかりのお寺めぐりで新潟の芸術に触れ、翌日は↓ 
 角田山  2015年4月12日(日)
8年来のネット仲間のひらさん(といっても、お会いできたのは今回が2度目)が、ひらさんのホ−ムペ−ジでこの頃角田山?。
という『旬のひとこま』を見ていたので、もしかしたら今度こそ再会できるかも!。前日にLINEで言ったり!来たり!(^_-)-☆ 
 
8:30 この時期は大定番の桜尾根で入山です。    歩き初めてすぐからイカリソウがいっぱい 
燕三条のBHから角田岬の駐車場に着きました。今日だけは晴れ予報!。ひらさん隊はひと足お先に登り始めたみたい。
お互いの画像LINEを交換して、これでにぎやかな山頂での再会も万全!。  
雪割草は終番とのネット情報ですが、わずかな望みをもって、この時期の大定番の桜尾根で入山します。
歩き初めてすぐからイカリソウがいっぱい 。今までとは、明らかに花の種類のピ−クに違いがあるみたい。
 
雪割草 
 真っ白なイカリソウに混じって、雪割草の花も見られるようになりました。雪割草の花の時期は長いんだ〜。
でもその数と種類は最盛期の頃と比べものにならないんだよね。 
 
桜尾根の魅力は色とりどりの雪割草・・・   はるばる新潟まで来る価値大ですね〜(^。^)y-.。o○ 
 
カタクリもいっぱい      サンカヨウ      エンレイソウ 
 「雪割草が終わったらカタクリの時期だよね〜」と、今回はカタクリ満開の角田山を想像していたのに、
カタクリもピ−クを過ぎていたような・・・
 
 カタクリ    ショウジョウバカマ     白いカタクリ
緩急を繰り返し登っていくと、そこかしこにカタクリがいっぱい、でも咲き終わった後の花が目立ちます。
綺麗に咲いたカタクリを見つけるのも大変。白いカタクリの花を見つけたけど、そっぽ向かれてしまいました(>_<) 
 
10:20  角田山       ひらさんに再会   ひらさんブログ角田山編 (写真はひらさん隊のIさん撮影)
道草が多かったけど、角田山山頂に着きました。 さて、ひらさん隊はどこに居るのかな〜?

超ニアミス続きだったひらさん ついに8年ぶりの再会ですぅ〜(^。^)y-.。o○♪ 
ひらさんHP=2011.6.4 鞍掛山」 「2013.10.13 栗駒山」 「2014.4.12 角田山
 
ひらさんは、富士山を10数回も登っているというTさんとお二人で登られたとのこと。
善光寺で大賑わいの長野から角田岬には車で2時間半で来られるんだって!羨ましい〜。
話しも尽きませんがこのへんで・・・またお会いしましょう! 
 
 小浜コ−スは灯台コ−スに向かう (ここで再びひらさん隊に合流)                 灯台コ−スと小浜コ−スの分岐
ひと足お先に下山したものの、勘違いして浦浜ル−トに入ってしまい、灯台コ−ス方面に戻りました。
ここでひらさん隊と一緒になり、途中まで灯台コ−スを下山しました。  標識のない分岐で灯台尾根を下る
ひらさん隊と、再びお別れです。  私達は小浜尾根に入り下山を開始しました。 
 
小浜尾根もカタクリがいっぱい           ヒトリシズカ 
 沢ル−トを右に見送ると、顕著な尾根ル−トになります。ずっとずっと、道の両側にはカタクリがいっぱい。
うぅ〜〜ん・・・見どころのピ−クは少々過ぎたかなって感じ。
 
キクザキイチゲ      道の両側はカタクリがいっぱい 
 数は少ないけど、白や青いキクザキイチゲもチラホラ!。 雪割草はあまり見かけませんでした。
雪割草の花の時期は長いけど、カタクリの旬は ほんの1週間くらいなんだなぁ〜と思いました。 
 
 ひらさん隊が私達を撮ったもの(小浜尾根)          どさんこ隊が撮ったひらさん隊(灯台コ−ス)
遠くで声がします。 あらら! お隣の灯台尾根が見えます。灯台コ−スを歩いている登山者も見えます。
向こうの尾根でひらさん隊が手を振ってくれました。いやいや・・・また再会ですね〜 。
 
前方に日本海が見えてきました。                      ダイナミックな景観の下りです 
 前方に日本海を見ながらダイナミックな景観の中を下ります。 海の向こうに陸地が見えて、能登半島かぁ〜?。
 でも陸地の奥に白い山が見えているよ〜と言って・・・何故???。
 
灯台コ−スを下山しているのが見える            13:00 最後は海抜ゼロメ−トルに下山 
 スマホは便利だね。角田岬の正面に見えるのは佐渡島だとわかりました。白い山は金北山だったわけ。 
海岸線の道路を10分ほど歩き、灯台へと上がりました。灯台のわずか上部で怪我人が出て、レスキュ−隊が到着していました。
後日ブログで知ったのですが、転倒者の後に通過したひらさん隊がレスキュ−を呼んだとのことでした。
あと少しのところで転倒して大怪我・・・下山は最後まで気が抜けません。
 
 山旅ロガ−
 午後の1時頃角田岬へ下山しました。 お昼ごはんをまだ食べていないから、お腹ペコペコだぁ〜!。
角田岬から、昨日は海の幸を満喫したから、今日は燕ラ−メンが食べた〜い(^。^)y-.。o○と・・・  
 
燕駅近くの 「大むら食堂」で、 中華そば670円 (ご当地・燕ラ−メン)
燕市方面に移動中、スマホでご当地ラ−メンのお店を探して、大むら食堂にたどり着きました。
 ここで大定番の中華そばをいただきました。 空腹の私達には、すっごく嬉しいガッツリ系だよ!。背脂も輝いているね〜、
トッピングの玉ねぎがいいアクセント!。これで大満足(^。^)y-.。o○。 関越道の渋滞も我慢できそうで〜す。


燕三条系ラーメンとは、新潟県の(燕市三条市)を中心に作られ食べられている背油濃しょうゆの極太ラーメンの総称。
工業地域である県央地域の工場労働者たちの要望を汲んだ新潟ご当地ラーメンとしている。
県央地域は、いわゆる背油チャッチャ系ラーメンの発祥の地
 
 日本のミケランジェロ  越後の石川雲蝶をめぐる
 2015年4月11日(土)
 新潟遠征の初日は雨・・・。翌日曜日は晴れ予報なので、山登りは明日にして、今日は越後に石川雲蝶を訪ねましょう。
東名高速富士川楽座で待ち合わせして、5時15分に出発〜!。圏央道が関越道に直結したから便利になりました。
  ☆ 越後の雲蝶をめぐる   その@  龍谷寺 
 
9:15  龍谷寺 (200円)
 南魚沼市の六日町ICで高速を降り、まだ雪深い景色を見ながら15分ほどで、龍谷寺です。ここから雲蝶めぐりのスタ−トです。

白亜の殿堂龍谷寺には、観音像や開運十一面観音像が置かれていますが、雲蝶の作品は欄間です。
ここでの雲蝶の彫刻作品は写真撮影はOK。(西福寺開山堂と永林寺は写真撮影不可)
本堂には、石川雲蝶による透かし彫りの欄間があり、獏(ばく)や麒麟(きりん)といった獣が彫られている。
 
室中欄間・・・得誠和尚の行履(あんり)、夾山善会(かっさんぜんえ)の迫力ある作品彫物
 ちょうど住職が出ておられて、この彫物の説明をしていただきました。
 
室中欄間・・・葡萄、朝顔 
 ☆ 越後の雲蝶 めぐり地図・・・ こんな感じでめぐってみました
 
 1泊2日で雲蝶めぐりと 花の角田山  
☆ 越後の雲蝶をめぐる   そのA 穴地十二大明神 
 
穴地十二大明神 
龍谷寺からほど近い場所にあったようですが、道がわからずに地元の人に聞きながらやっとたどり着きました。
 ☆ 越後の雲蝶をめぐる   そのB 西福寺開山堂 
 
 西福寺開山堂(拝観料300円)
 3箇所目は1年前にここで、初めて雲蝶を見て感銘を受けた西福寺です。茅葺きの開山堂は圧巻なんです。
このあたりは新潟でも豪雪地帯、田んぼも一面雪ばかり、この時期のお寺は底冷えするくらいの寒さです。
スリッパも履けないと、体がしんしん冷えてきます。
 
正福寺本堂の襖絵 「孔雀遊戯の図」 石川雲蝶
 
開山堂内は撮影不可   パノラマ・ムービ− 
  西福寺の開山堂は、江戸末期の嘉永5年に起工しました。この開山堂を建立し、構図を決めて石川雲蝶に
彫刻絵画の装飾を施させたのが、当寺23代目の住職、蟠谷大龍和尚様です。33歳という若い住職でした。 

そこで、すでに三条に入り、本成寺や栃尾の貴渡神社に彫刻を施し活躍している雲蝶のうわさを知り、
この魚沼に招き入れました。雲蝶39歳の時です。

 
 歳の近い二人はすぐに意気投合して、開山堂にかける熱き仏道心を大龍様が語れば、雲蝶はその思いをよく理解し、彫刻という形にして見事に表現してくれました。また、雲蝶にとってもこれだけの大きな仕事を一人で任せられるのは初めてのことで、大龍様の大きな信頼のもとに思う存分仕事をし、彫刻家として大輪の花を咲かせています。大龍様との出会いは、雲蝶の人生に大きな影響を与えました。 
☆ 越後の雲蝶をめぐる   そのC 永林寺 
 
13:20  永林寺 (拝観料300円)   画像はネットから転用
西福寺の開山堂で、再び雲蝶芸術の真骨頂に触れた後は、
今回のメインテ−マで雲蝶の最高傑作のひとつの天女様にお逢いするために、永林寺に向かいました。 

昨年は、石川雲蝶の生誕200周年の記念の年で、永林寺の住職が、【石川雲蝶の物語】を発刊したとのこと。
ここ近年、【日本のミケランジェロ】とまで言われるようになり、石川雲蝶の人物像や作品ピックアップされています。

見ごたえのある彫刻が本堂いっぱいに施された禅宗の寺。幕末の彫刻家、石川雲蝶の手で、
13年余を費やして彫り上げられた欄間彫刻・灯台・香台があます。

雲蝶のパンフレットの1ペ−ジ目を彩る天女様は、ここ永林寺のもの。
実際にこの目で見たいの切に願っていたから、そのご対面は感動でした(^。^)y-.。o○

 
ご利益いっぱいの寺【越後の永林寺】と広告されているから、ここのお寺は他の雲蝶作品が見られるお寺とは
まったく路線が違いました。 もちろん、欄干に彫られた天女様は・・・大変美くしゅうございましたよ。

でも他の寺院と違うのは、館内におみくじやお守り、お菓子や教訓のコピ−など・・・
小金を持っていれば、たくさんの御利益に巡りあえそうなお寺でした。
4箇所目の永林寺で念願の天女様とご対面を果たし、満願成就です。小出ICから高速に乗って三条燕にGO〜!。
☆ 越後の雲蝶をめぐりの後は・・・弥彦神社と温泉、そして夜は新潟の山海宴会!
 
15:30  弥彦神社では湯かけまつりが行われていました。       弥彦神社近くのやよいで今晩の地酒をゲット 
我が宴会部長の新潟遠征の一番の 目的は、弥彦神社近くの酒屋やよい。今晩のために極上の地酒をゲット!。
弥彦神社にもご挨拶を!。弥彦神社では湯かけまつりが開催されていました。
 
16:10〜17:00  寺泊岬温泉 太古の湯 (JAF会員価格で600円)
今日は雨だったし、お寺まわりで、体がしんしん冷えました。今宵のBHに向かう前に温泉で温まりたいんだから・・・♪♪♪。
ということで、寺泊方面にある日帰り温泉の「太古の湯」 でほっこり(^○^)
日本海を見ながら1300万年以上前の古代海水温泉に浸かるという絶好のロケーション!。
内湯のみで露天風呂がなかったのがちょっと残念・・・。   
泉質⇒ナトリウム・カルシウム-塩化物強塩泉 
 
燕三条駅近の居酒屋「ぜんてい」で、海鮮打ち上げ(^。^)y-.。o○ 
今宵の宿は、燕三条駅近くのコンフォートホテル燕三条 。 私達は総勢5名ですが、前回同様に各自シングルル−ム 
で予約しました。 BHのお隣には海鮮&和食がメインの居酒屋があり、今宵の晩ごはん兼晩酌はここにしましょう!。

 豪華な刺身盛りや、のどぐろの塩焼きや、旬の山菜の天ぷらなどなど、新潟の山海の旬をいただきました。  
BHに戻った後も、ロビ−横のテ−ブルコ−ナに陣取り、やよいで買った地酒で充実の2次会で盛り上がり・・・
翌日の日曜日は朝6時半に、ここで朝食。  それから角田山にお花見登山で〜す。
 
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