北海道一周、車中泊の旅 2024年  登山編
 
 広〜い北海道を車中泊しながら岬めぐり、そして時々山登り。
6月27日(木) 斜里岳  
29日(土) 阿寒富士 
30日(日) 雄阿寒岳 
月 3日(水) 富良野岳 
月 4日(木) 大雪山(緑岳・小泉岳) 
11日(木) 大雪山(旭岳周遊) 
 
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    6月27日(木)  斜里岳(8時間30分)
                 距離9,6km 上り1047m 下り1046m

 
清里オ−トキャンプ場に泊まった翌日、そこから車で30分位で登山口のある清岳荘に到着。
林道を歩いていくと、一の沢川の音がしてきました。 ここが最初の渡渉ポイント。 
 
一の沢川を、右に左に何度も 渡渉を繰り返します。朝は水量も多めで、岩も濡れていますが、
岩は滑りにくいので、ありがたい。
 
下の二股です。行きは旧道を登り、帰りは新道の熊見峠から下りてきます。 
 
ここからは、渡渉よりも沢登りの道になりました。 
 
沢の横を登っていきます。 
 
ル−トファインディングしながら、ワンダ−ランドを進みます。 
 
 上の二股まで登りました。このあたりで渡渉や沢登りが終わりました。
 
 やっと安心して歩けます。チングルマも出始めましたね。
 
 ピ−クが見えてきました。 このあたりから高山植物がぼちぼちと。
 
 高山植物に癒されます。  イソツツジ、ハクサンチドリ、ミヤマダイコンソウ  
 
斜里岳、初登頂(^。^)y-.。o○ 
 
 天気がいいから、展望もいいです。 『え〜〜〜と・・・』 見えているのはどっちの方向だったかな?
 
A 

     629日(土)阿寒富士・(6時間17分) 
                距離8km 上り922m、下り919m 

 
前日は『道の駅 摩周』に車中泊。1時間30分かけてオンネトーにやってきました。
オンネトーの登山口からスタート 。
 
 序盤は樹林帯です。一合目から標識があるから目安になります。
樹林帯を抜けると、大展望が開けます。
このあたりから、高山植物がいっぱい咲いていました。コマクサは最盛期。ピンク色が濃い
 
メアカンキンバイも最盛期。
冠にこの山をいただく固有種になるのかな 
 
 コケモモの花。  イワブクロも咲きだしました。   メアカンフスマかな
 
 阿寒富士。やいやい、あの山に登るのか…((+_+)) 
 
ガレ場の斜面にもメアカンキンバイが一面に咲いています。 
 
 ガレガレのジグザグ道を登り切り、阿寒富士に到着しました。
 
 雌阿寒岳を俯瞰します。
向こうに見える雌阿寒岳に登ったのが6年前。その時は強風と霧で視界が悪く景色が見えなかった。
だから、阿寒富士(今回、初登頂)に登って雌阿寒岳を見たかったのです。
 
  右の奥に雄阿寒岳が見えます。明日は登ろう
 
B 

    630日(日) 雄阿寒岳・(8時間28分) 
                距離10、5km 上り1103m、下り1092m
 

 
阿寒富士に登った日は、阿寒湖畔キャンプ場に泊まり、その翌日は雄阿寒岳に登りました。 
阿寒湖畔キャンプ場から数分で登山口に着きました。
 そして、長い長い登りが始まります。序盤は湖の畔を回り込んでいきます。
 
 一合目の標識までも長かったけど、その後の2〜3〜4合目の間隔も果てしなく長かった((+_+))。
禁断の無展望、そして急な登りの連続です。五合目までが長過ぎる。 
 
 五合目を過ぎるとやっと展望が開けます。傾斜も緩くなって歩きやすくはなりました。
 
眼下に阿寒湖が見えます。阿寒湖の向こうに、昨日登った阿寒富士が見えます。 
 
  イワウメ・コケモモ・イソツツジ
 花はあまり多くありません。  それにしても、 なかなか着かないなぁ〜
 
やっと着いた〜(^。^)y-.。o○     初 雄阿寒岳
 
C 

    73日(水) 富良野岳・(周遊8時間) 
               距離11、9km 上り1136m、下り1135m

 
前日は『びえい白金ピルケ』で車中泊。朝は、30分ほどで十勝岳温泉凌雲閣に着きました。
ここが登山口です。序盤は林道歩き、そして沢を渡ると、本格的な登りになりました。
 
 ここからが、ハイライトです。 登山道は花だらけ  数は少ないけど、コマクサも咲いていました。
 
 稜線はハクサンイチゲの大群落。
 
 ツガザクラやチングルマもあちらこちら・・・。花だらけです。
時々すごい風が吹き荒れます。 この稜線はハイマツも多く、風を遮ってくれるから助かった〜。
 
 これはチングルマですね。
 
アズマギクとエゾノツガザクラ        富良野岳に登頂
 
 十勝岳も近いです。あの山は遮るものがないから爆風だろうな。
大雪山のロープウェイも昨日は運休だったらしい。
 
 エゾノツガザクラとハクサンイチゲ
 
ハクサンイチゲのお花畑 
 
二つ目の ピ−ク、三峰山。   山頂に立つと、風が強〜い
 
 富良野岳から上富良野岳まで縦走し、ここから下山。 帰りも花三昧。
 
D 
 

   74日(木) 大雪山(緑岳・小泉岳8時間40分) 
              距離12、2km 上り1083m、下り1078

 静岡県は、数日前の線状降水帯からの最高気温39度で記録更新したと、テレビが伝えていました。
そんな日に、大雪山の緑岳、小泉岳に登っていたのね。 清々しい、百花繚乱の稜線歩きでした。
 
前日泊まった『道の駅とうま』から1時間40分、ラストはダートな道を10キロほど走って、大雪高原山荘に到着。
ここが緑岳の登山口です。序盤は急な樹林帯。30分ほどで、見晴台があり、一旦視界が開けます。 
 
樹林帯を抜けて、第1花畑〜第2花畑に出ました。
 
 第1、第2花園にはこんな花が咲いていました。エゾコザクラいっぱい。 
 
雪渓を45箇所越えて、その後ハイマツの樹林帯へ。 
 
緑岳への登りは岩だらけ。なかなか登り甲斐があります。 
 
 3時間ほどで緑岳です。ここまで上がると大展望が開けます。
大雪山の主峰、旭岳も見えるようになりました。
 
遠くの3つあるピークがトムラウシ。北海道の大雪山に居ることを実感できます。 
 
 緑岳から小泉岳に向かう稜線からが、本日のハイライト。
 
ホソバウルップソウがいっぱい 
ウルップソウは、本州では白馬岳や八ヶ岳でも見られますが、ホソバウルップソウは北海道大雪山の固有種。
 
 キバナシャクナゲも満開
 
 色とりどりのお花もいっぱい オヤマノエンドウ、エゾタカネスミレ、コマクサ、メアカンキンバイ、
 
緑岳から下ってきて、ここから雪渓の上に見える避難小屋へ周遊します。 
 
板垣新道は、こんなに花が多いんだぁ〜。雪渓が残っているからかな。
ハクサンイチゲの群落もあったり

 
 エゾノツガザクラとチングルマ
 
水場も今が旬の花盛り、可愛いね〜。 エゾリュウキンカ、シナノキンバイ、エゾコザクラ 
 
小屋の周りにはエゾリスがちょこちょこ。 
 
 白雲岳分岐まで歩きます。
 
 再び稜線に上がり、白雲岳分岐から小泉岳方面へ進みます。
ここまでくると、旭岳方面が見えるようになりました。

小泉岳に到着しました。 この景色も見納め、緑岳に戻ります。
 
 帰り道も、道草し放題(^。^)y-.。o○
 
 クロユリやキバナシオガマやアズマギク
 
 チョウノスケソウもみずみずしい。
 
E 
 

    711日(木) 大雪山(旭岳周遊・8時間) 
                距離11、4km 上り937m、下り928m 

 
 山登り編、今回登りたかった山は、6日間で6つの山。最終回は大雪山の旭岳です。
これで、北海道の旅の登山ノルマも終了です。

前泊の『道の駅あさひかわ』から1時間弱、旭岳ロープウェイ乗り場に到着しました。
ロ−プ−ウェイに乗って登山口へ。  すでに高山植物帯が始まります。
 
姿見の池から旭岳
 
岩だらけの急登を登りきり 
 
まずは旭岳。 
 
 これから間宮岳方面へ向かいます。 急坂を降りて、雪渓を渡ります。
 
 雪渓歩きが終わるとエゾコザクラが咲いています。
振り返ると旭岳。あんな高いところから下ってきたんだなぁ〜。
 
 イワヒゲ
 
 これから歩く方面です。キバナシャクナゲもいっぱい咲いています。
 
 次はチングルマのお花畑だ(^。^)y-.。o○
 
 間宮岳手前の分岐は黒岳からの登山者と行き会います。 分岐から少し歩くと間宮岳です。
 
 おっエゾタカネスミレかな。  ところどころに大群落がありました
 
 山しか見えない稜線散歩。気分は爽快♪  北鎮岳も見えてきました。
北鎮岳は大雪山の中で旭岳の次に高い山です。
 
ほぉぉぉ〜(^。^)y-.。o○   ザ・大雪山♪
 『カムイミンタラ』 = 神々の遊ぶ庭

まさに、その名の通りの世界が広がっていました。正面が黒岳です。
 
 ガンガン下ると温泉がありました。中岳温泉の野天湯です。
入るのにちょうどいい温度ですが、足湯なら入りやすいでしょう。
 
 沢を横切るあたりからは、色とりどりのお花が咲いていました。
 
そして、裾合平の木道歩きになると・・・
 えっ!!! 。すごいじゃん 見渡す限りチングルマ
こんな大群落、北アルプスでも見たことないぞ。
 
どこまで歩いてもチングルマ・チングルマ・チングルマ
ちょうど見ごろだったのが、超ラッキ−でした。

前回の大雪山(小泉岳)から一週間経っていまいたが、ここのお花畑は今が一番のピ−クだったかも。
 
 
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