お伊勢詣でと熊野三山
 2017年 1月6日〜8日 
2017年、新年のプチ旅は青春18きっぷで初詣。1月5日は三馬隊で三島大社と御殿場高原ビール。

その翌日から2泊3日でひとり旅に・・・。連日の行事が多忙を極め、朝は少しのんびりの7時半ごろ出発。
名古屋から10時37分発の「快速みえ」に乗って伊勢方面に向かいます。
途中第三セクターを通るので別途520円を払いますが、JRのみで乗り継ぐよりは時間短縮です。 
1月6日(金)  お伊勢詣で    1月7日(土) 熊野三山    1月8日 (日) 法隆寺 
 
1月6日(金)  お伊勢詣で

12:40五十鈴川駅→12:46 月讀宮→13:10 猿田彦神社→13:20 おかげ横丁→13:30皇大神宮「内宮」
 →
路線バス(340円)→14:45 豊受大神宮 「外宮」(げくう) 15:25 月夜見宮 →15:50着JR伊勢市駅

 
12:40  近鉄五十鈴川駅からお伊勢詣でスタ−ト     12:46   月讀宮   
 そして、松阪からは近鉄線(410円)に乗り換え五十鈴川駅で下車。ここから「お伊勢詣で」が始まります。
まずは五十鈴川駅から6〜7分歩いて、月讀宮へ。 
内宮の別宮で、天照大神の弟神・月読尊をお祀りしています。
 
13:10 猿田彦神社 
月讀宮から歩くこと10分で、猿田彦神社です。ここは庶民が唯一お願い事をしていい所、道開きの神様です。 
猿田彦大神は、道案内や開拓をした功績から、
物事の始まりの際には道標となってくれる神様。
 
13:20  次におはらい町通りに入り、おかげ横丁まで来ると・・! お昼過ぎだから人出は最高調!!。 
 
13:30 内宮(皇大神宮) 
寄り道もせずに、宇治橋を渡り内宮へ。ここは、おかげ横丁のような喧騒はなく、ほっと安心。
三連休前の平日が功を奏したようだね。  玉砂利を敷き詰めた参道を厳かな気持ちで歩きました。
皇大神宮(こうたいじんぐう)は皇室の御祖先であり、我々国民から総氏神のように
崇められる
天照大御神あまてらすおおみかみをお祀りしています。 
 
内宮の正宮をお詣りした後は、正宮の裏手側を歩き、13:50 別宮の荒祭宮にもお詣りしましょう 
天照大御神の「荒御魂」をお祀りします。荒々しく顕著なご神威をあらわす御魂の働きを荒御魂と称えます。 
 
14:15 内宮から外宮へは路線バスで移動      14:45 外宮の正宮(豊受大神宮)          
内宮からは、大混雑のおかげ横丁は避け、車道側の道を歩き、外宮方面に向かうことに。
古市参宮道を歩くつもりでしたが、外宮と内宮、近鉄線とJR駅を繋ぐ路線バス(340円)が予想に反して
ガラすきだったので、これに乗って外宮に向かうことに!。 これで1時間ちょっと時間が節約できました。 
豊受大御神は内宮の天照大御神のお食事を司る御饌都神みけつかみであり、
衣食住、産業の守り神としても崇敬されています。 
 
 
15:00 外宮の別宮(多賀宮)               別宮(風宮)     別宮(土宮)
 外宮でも正宮と別宮の多賀宮に詣でました。 ご祭神は、豊受大御神の荒御魂あらみたま
外宮内にあるもうふたつの別宮 (風宮) (土宮)にも詣でて外宮を後にしました。
 
15:25外宮の別宮(月夜見宮)      15:30  伊勢うどん山口屋(500円)
最後に 伊勢市駅に向かう手前で左折して、月夜見宮にも詣でて、伊勢詣でも終了。 
伊勢市駅に向かう途中で伊勢うどんを食べて、駅で赤福も買って15時54分のJR参宮線に乗車しました。

多気で紀勢本線に乗り換え、終点の新宮までは延々と乗車すること3時間30分。
新宮に着いたのは夜の8時過ぎ。途中にオークワに寄って、晩酌セットを買ってから、BHに落ち着きました。
 
 1月7日(土) 熊野三山  熊野本宮大社・那智大社・熊野速玉大社・神倉神社・
 6:45 神倉神社ー7:30 熊野速玉大社
新宮駅前8:40発―10:00着
本宮大社(1時間)11:00発―12:15新宮高校着 
12:38発 新宮高校前―12:59 那智駅着13:18発 那智の滝前13:29着

大門坂〜
那智大社・青岸渡寺・那智の滝(約1時間15分)
14:56発 那智の滝 ―15:20着 勝浦着  
熊野交通「悠遊フリー3日間」3000円を利用
 
6:45  神倉神社
 朝は6時半過ぎにBHのフロントで自転車を借りて、神倉神社に向かいました。
まだ日の出前の時間は冷えます。鳥居をくぐり、恐ろしく急な石段を上がっていきました。
 
7:03 「鎌倉積み」の急峻な石段・・・ゴトビキ岩とご来光     朝日を浴びるゴトビキ岩
神倉神社は熊野速玉大社の飛地境内摂社です。
神倉神社の御神体「ゴトビキ岩」は、熊野権現が最初に降臨されたと言われている霊石です

神倉神社でお詣りをすると、もうじき日の出の時間!。今年初の御来光はここで迎えることになりました(*⌒▽⌒*)
 
7:18 下りも恐ろしい神倉神社の石段      7:27  熊野速玉大社
下りはもっと恐ろしい 急な石段を慎重に降り切ると、すっかり朝になりました。 自然石を組み合わせて
積み重ねた「鎌倉積み」の急峻な石段は 538段もあり、源頼朝が、1193年に寄進したと言われています。

神倉神社から熊野速玉神社へは1kmほど。 自転車に乗ってあっという間に熊野速玉大社に着きました。
 
7:30   熊野速玉大社
 朝早い時間だから参詣者は私ひとり!新宮に泊まるからこその、素晴らしい時間。

熊野 三山の一つで熊野速玉大神と熊野夫須美大神が主祭神。
もともとは神倉山の磐座に祀られていた神で、いつ頃からか現在地に祀られるようになり、
神倉山にあった元宮に対して現在の社殿を新宮とも呼ぶ。
 
神倉神社に近いホテルシャンシャインに一泊    熊野交通 悠遊フリ−3日間きっぷ(3000円)
 今回泊まったBH2度目です無料で自転車も借りれるし、簡単な朝食も無料。しかも、これで1泊が4000円!。

朝イチ(自転車)で熊野速玉大社を詣でた後はBHに戻り、パンとコ−ヒ−の朝食を済ませ、820分にチェックアウト。
新宮駅に向かい、熊野交通で熊野三山の観光に便利な悠遊フリーパスを3000円で購入。

利用期間は3日間で、新宮駅と熊野本宮大社を1往復するだけで3000円以上になるから、これだけでもお得!。
今日はこのフリーきっぷで熊野三山を詣でます。

 
10:00   熊野本宮大社 
 新宮駅からバスに乗って熊野本宮大社へと向かいました。

熊野本宮大社の主祭神は家津美御子大神(スサノオノミコト)です。
 
     熊野三山はどんな神社なの?

熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社を合わせて熊野三山といいます。
熊野の神々は自然信仰に根ざしていましが、奈良〜平安時代にかけて熊野は仏教・密教・修験道の聖地ともなり、
神=仏であるという考え方が広まりました。

三山は結びつきを深め、平安時代の末には「浄土への入り口」として皇族や貴族がお参りするようになりました。
浄土へお参りし、帰ってくるということは、死と再生を意味します。
そのため熊野三山は「よみがえりの聖地」として、今なお多くの人々の信仰を集めています。 
 
 参拝の作法    内部は撮影禁止のため観光協会のHPから引用
 
大斎原(おおゆのはら) 
 熊野本宮での滞在時間は1時間ほど、本宮から大斎原にも回ってきました。

熊野本宮大社はかつて、熊野川・音無川・岩田川の合流点にある「大斎原(おおゆのはら)と呼ばれる中洲にありました。
ところが明治22年8月に起こった大水害が本宮大社の社殿を呑み込み、社殿の多くが流出したため、
水害を免れた4社を現在の熊野本宮大社がある場所に遷座しました。
 
11:30 熊野川沿いを走る新宮方面に戻る     那智駅で那智大社行きのバスを待つ   桜咲いた。o○ 
11時のバスに乗って新宮駅方面に戻り、次に乗るバスの乗り換えに便利な新宮高校前で下車。
次は那智大社に向かうために、那智・紀伊勝浦駅方面のバスに乗り、那智で下車しました。

ここで、那智大社行きのバスを待ち、13時18分発の 那智大社行きバスに乗りました。 

 
13:30 大門坂      13:35 夫婦杉       ずっと石畳の石段が続く
 那智大社の手前の大門坂のバス停で下車して、今回唯一の熊野古道・大門坂を歩くことに。

夫婦杉から大門坂が始まります。杉並木と石段の登りは、古道らしくて情緒たっぷり!
でもずっと登りが続くので、途中からは暑くてコートは脱ぎました。

 
那智山参道の石段からも、まだ登りが続きます。 3連休なのに参道の土産物屋さんも暇そうです。
マイカ−や観光バスは一番上の駐車場まで行ってしまうのでしょう。 
 
14:00   熊野那智大社         平重盛のお手植えとされる樹齢850年の大クス
夫須美神(ふすみのかみ)を御主神としてそれぞれに神様をお祀りしています。
伊弉冉尊(いざなみのみこと)とも言われる夫須美神は、万物の生成・育成を司るとされ、
農林・水産・漁業の守護神、縁結びの神様また、諸願成就の神としても崇められています。 
 
14:05  那智山青岸渡寺            三重塔と那智の滝
那智山青岸渡寺は、一千日(3年間)の滝篭りをされた花山法皇が、永延2年(988)に御幸され、
西国三十三ヶ所第一番札所として定めたとされ、多くの信者や参詣者が全国から訪れています。 



那智大社、青岸渡寺と回って、那智の滝が見える三重塔の横を通って、
那智の滝に下る歩道を歩き、熊野三山の最後は那智の滝のある飛瀧神社。
 
14:30  飛瀧神社          14:36  那智の御瀧 
 那智の御瀧は熊野那智大社の別宮、飛瀧神社の御神体としてお祀り申し上げています。

伊勢詣でと熊野詣でを2日間ですべて終えて、今年もいい年を迎えられそうです。
那智の滝前バス停から、14時56分の紀伊勝浦駅行きのバスに乗って紀伊勝浦に向かいましょう。

今日利用した熊野交通の路線バスは・・・

新宮駅→熊野本宮→新宮高校→那智駅→大門坂→那智の滝前→紀伊勝浦駅
これを通常運賃で計算すると、4650円。
フリーパスを使って1650円もお得になりました。

 
 15:30 今日泊まるBH     16:00 ホテル浦島 で立ち寄り入浴
今日のBH(1泊3995円)は、ホテル浦島と中の島に向かう船の桟橋のすぐ前です。
3時ごろ半ごろチェックインして、 部屋のバスタオルと湯めぐり手形を持って、目の前の桟橋にGO〜
 
16:00〜17:45 前回残っていた 湯めぐり手形を使い 温泉三昧
 前回、太地と勝浦を訪れた際、3ヶ所の温泉に入れる湯めぐり手形を買い、2湯したから、もう1ヶ所入ることができます。
だから湯めぐり手形も持参し、いざ温泉パラダイスへ〜!。 メチャ混みのカメさんの船に乗って、ホテル浦島に上陸〜

ホテル浦島は2度目です。館内の温泉マップをもらい、巨大なホテルの中を歩いて温泉めぐりです。
海が見える洞窟風呂の忘帰洞は、やはり圧巻。巨大な湯船も硫黄の香りたっぷりで泉質もロケーションも極上です。
 泉質=含硫黄ーナトリウム カルシウムー塩化物泉(弱アルカリ性低張性高温泉)

帰るのも忘れて極楽気分を満喫していましたが、お腹も減ってきたので、そろそろ帰りましょう。

 
 18:15  まぐろ三昧那智     まぐろづくし定食 1780円 
行きは混んでいた船も、帰りはガラガラ。巨大なホテルの灯りに見送られながら、5分の船旅でした。

 一旦BHに戻ってから、歩いて2分のこのお店に入店しました。まずは生ビール!『旨〜い♪』
まぐろづくし定食は、ぶ厚い生マグロの刺し身やカツやから揚げなどのまぐろのオンパレード!。
生ビールをお替わりして、しめて3000円。ご飯も付いていたからお腹いっぱい、ご馳走さま〜。 

 
1月8日 (日) 法隆寺
 
14:03〜  法隆寺     中門は工事中
2日間かけて、たっぷり初詣と、温泉とプチグルメを楽しんで、明日は青春18きっぷを使って帰途の旅。
しかし最終日は、一日雨予報です。

帰りの電車も三重県回りで、途中 尾鷲辺りの熊野古道を歩いてみようと思ったけど、雨では辞めよう!。
帰るだけでも、青春18きっぷだけでは8時間半もかかってしまう・・・。でもまっすぐ帰るだけではなんだか勿体ないし・・

 出発前に、無料朝食のパンとコーヒーをほおばり、720分の和歌山市方面に向かう紀勢本線に乗り込みました。 
雨でも今日一日を有意義に使おうと思い立ち、結局紀伊半島をぐるりと一周電車旅(^。^)y-.。o○

 
金堂                 五重塔   
 紀伊勝浦から4回乗り換えて、天王寺から奈良方面に向かい、法隆寺駅で下車。所要時間は6時間半(乗車時間5時間半)
駅から法隆寺までは歩いて20分ほどの距離だけど、本降りの雨のため、往復バス(片道190円)を使うことにしました。
南大門の手前にバス乗降所があるので、傘をさす時間も短いし、かなりの時間節約。 拝観料は1500円。
 

法隆寺は飛鳥時代の姿を現在に伝える世界最古の木造建築.
法隆寺のご本尊を安置する聖なる殿堂が金堂です。威風堂々としたこの建物の中には、聖徳太子のために造られた
金銅釈迦三尊像(飛鳥時代)、
それを守護するように樟で造られたわが国最古の四天王像(白鳳時代)
 
金銅釈迦三尊像      百済観音   夢違観音   玉虫厨子 (拝観券の写真)
金堂の釈迦三尊像のアルカイック・スマイルに惹かれて2回も堂内に入ってしまうほど。
もうひとつの魅力は百済観音堂の百済観音様、八頭身のすらりとした姿と、優美で慈悲深いその表情にうっとり・・。

三連休だけど、雨降りだから観光客も少なく、ゆっくりと飛鳥仏さまを拝ませていただき、至福の時間を過ごせました。 
今日は法隆寺のみ。後は、再びバスに乗って法隆寺駅に戻りました。

 JR法隆寺駅から、長〜い帰途の乗り鉄開始〜 15時43分発でまずは大阪へ〜。
4回乗り換えて所要時間は6時間22分(乗車時間は5時間25分) 自宅最寄り駅に22時05分着。
 
 ・・・恒例のお得自慢・・・

青春18きっぷは1日目と3日目に利用= 合計 4740円 (@2370)
JRの普通運賃で乗り継ぐと⇒1日目=7100円 ・ 3日目=11230円
2日間で 13590円 もお得でした(^_-)-☆
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