火打山スキ−ツァー

2006年4月29日・30日

長野自動車道・妙高高原ICで下車。妙高杉の原スキ−場・妙高国際スキ−場を通り抜け笹ヶ峰に至る。
ここからスキ−にシ−ルを装着し、いよいよ登山開始です。今日の行程は高谷池ヒュッテまで。

小屋泊まりなので荷物が軽くて助かりました。翌日火打山(2462m)に登りますが登頂が目的ではありません。
頂上から滑り降りるために登るのであります。
12曲がりの急斜面 黒沢岳 富士見平から妙高山
黒沢を渡ると12曲がりの
急登が始まります。

傾斜がきつくなったので、
スキ−を背負いアイゼン歩行で
グングンと高度を上げていきます。
やっと富士見平まで辿り着き
ました。『おぉぉっ〜』っと、

大展望が広がりました。
真っ青な空と、黒沢岳には
シュプ−ルがついていました。
妙高山が大きく見えます。

その右側には黒姫山が、
そのまた右側の高妻山・乙妻山
も目を引くデカさです。
左から焼山・影火打・火打山 高谷池ヒュッテで宴会
小屋に着くと即・宴会!
酒の肴はバ−ナ−で炙った干物。
越冬ビ−ルは4缶で
大特価の1000円。
左から焼山(2400m)・影火打・火打山(2462m)。
小屋は一泊二食で6500円と、
かなりリ−ズナブル。

二日目・・・さあスキ−ツァ−に出発です

山スキ−ヤ−の聖地ともいえる【焼山北面台地】
上級者コ−スが多い中、唯一中級者コ−スと云われるのが今回のツア−コ−スです。
スキ−場ではないので何の標識もありません。当日は誰も滑っておりません。
地図を読む事と、ル−トファインデングと山カンと度胸が頼りの(できればスキ−技術も)過激なお遊びです。
火打山山頂 火打山山頂から新建尾根
高谷池ヒュッテから1時間半
かけて登ってきました。
山頂に着いてからは時おり青空が見えるようになりました。
手前が山頂、向こうに広がる台地がこれから滑り降りる新建尾根。
山スキ−ヤ−2名・テレマ−カ−2名はスタンバイOK! 『では、行ってきま〜す!』
新建尾根から火打山を振り返る 火打内院への滑り込み 火打内院
出だしは緩傾斜で雪質も上々。
雪庇には注意して快適な
滑りが楽しめました。
ジャンクションピ−クからは
いよいよ火打内院への
滑り込みが始まります。
火打内院に入ると30〜35度位
の傾斜を無我夢中で滑って
いきます。雪が重たい。
自己陶酔に浸るスキ−ヤ−達
完全に自己陶酔に浸り、さまざまな斜面を自由自在に滑り降りてゆくスキ−ヤ−達・・・
賽の河原
広い広い雪原に出てビ−ル付き
のランチタイムを楽しみました。


高低差1000mを一時間で滑り降り、
感慨無量の充実感に浸っていたら
、先ほど滑ってきた斜面を熊が悠々
と横断してるではありませんか・・・!


懸案だった【賽の河原】の横断も
ル−ト取りが良く無事通過
できました。

いよいよ後半戦に突入です。
すごい所滑っちゃった!
【賽の河原】の横断箇所
高低差3〜4mだった。

見て・見て!

アマナ平から虹を見る 北面台地・末端からの町並み 橋を渡ると満開の桜が
その後も雪原歩きと斜面を滑ったり、トラバ−スしたりして
最後の平ら【アマナ平】に到着です。
昼闇山方面には、山名に似合わず綺麗な虹が出現しました。

前方には町や田圃が見えてきました。北面台地の末端は急斜面に付
けられた九十九折の林道で、何箇所か、通過に緊張する場面がありました。
ラスト20分間は恐ろしかった・・・。
橋の手前がゴ−ル!

スキ−を担いで橋を渡ると
満開の桜が迎えてくれました。
笹倉温泉 能生道の駅とベニズワイガニ
15分ほど歩くと笹倉温泉に到着。

私達は昨日火打山の南側から入
山して、反対方向の北側に
下山したわけです。

私達を回収するために、笹ヶ峰に
下山した2名が高速道路をハシゴして
こちらに向かっております。
スキ−ヤ−回収班も無事ご到着。200キロ弱の道のり、お疲れ様でした。

国道8号線を日本海を見ながら進みます。北陸自動車道に入る前、
《道の駅・マリンドリ−ム能生》に寄り道です。
すぐ隣の能生漁港で水揚げされた見たことのない魚に興味深々。
士からは東名高速をひた走り・・・
日本海を見ていた5時間後には太平洋を眺めていたのでありました。
 《日程》  1日目-3:00島田発−8:30妙高笹ヶ峰牧場9:00−13:00・12曲がりの急登ー
14:20富士見平14:40 −15:45高谷池ヒュッテ(泊)
       
     2日目ー7:00高谷池ヒュッテー8:45火打山9:15−10:20焼山北面台地雪原10:53−
11:10賽の河原 11:45アケビ平12:05−13:10堰堤と橋ゴ−ルー
13;30笹倉温泉15:50−16:10能生道の駅   -22:00島田 着   
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