ゴ-ルデンウイ−クの立山
2007年5月3・4・5日
今年のゴ-ルデンウィ−クも恒例の雪山へ・・・・
山スキ−や登山に行ってきました。


去年は火打山の北面台地の山スキ−。
立山へは一昨年に続き3度目の入山となりました。

総勢9名が扇沢で大集合。8時半出発のトロリ-バスで黒部ダムに到着しました。
スキ−板や10kg以上の荷物は別途手荷物料がかかります。

待ち時間に重さ比べをしてみました。私のザックは18kg。
一番重い人は25kgでした。
その後もアルペンル−トでケ−ブルカ−⇒ロ−プ−ウエイ⇒
トロリーバスと乗り継ぎ10時20分に室堂に到着しました。
5月3日  10:20 室堂タ-ミナル 11:40 雷鳥平キャンプ場
一面の銀世界、快晴です。ゴ-ルデンウィ−ク後半の初日だけあって観光客に混じり
スキ−ヤ−、ボ−ダ−、登山者の姿も多く、遠くの斜面には点々と人の姿がありました。

ここからベースキャンプになる雷鳥平まではだいたい下りなのでスキ−を履き、重たいザックを背負い出発しました。

 私を含め4名は翌日に剱岳に登る予定だったのでベ−スキャンプに不要なものをデポして今度は雷鳥沢をスキ−で登り、
今日の宿泊地の別山乗越にある剱御前小舎に着きました。

小屋は満員御礼でしたが一人一畳分のスペ−スがあり素泊まりは5000円でした。
早速、シ−フ−ドシチュ−と缶ビ−ルで入山祝いをして(寝不足なので)早めに19時には寝床に入ってしまいました。

朝3時起床、下の談話室に下りると
すでに出発していくパ−ティ−がいました。

事情があって2名が源次郎尾根で
剱岳を目指すことになり、5時に剣沢
に向け出発するのを見送りました。

相変わらず強風の吹きつける中、
続々と小屋を出発するパ−ティーで
玄関先も混み合っていました。
5月4日 5:10  別山乗越から見た剱岳の夜明け
5月4日   8:45  別山尾根の稜線から見た剱岳
私達は山スキ−ヤ−の多い真砂岳の向こうの尾根を雷鳥平まで滑降することにして、8時ごろ小屋を出発しました。 
小舎からはアイゼンを付け、スキ−板はサブザックに取り付け相変わらず強風のふきつける中を稜線まで登りました。
スキ−板が強風であおられ、身体がグラグラします。フ−ドで深く顔を覆うと視界も利かず足元しか見えない状況でしたが
、こんなに素晴らしい展望に恵まれました。

目の前には神々しいまでの剱岳の全景が広がっていました。頂上の右側に伸びる尾根が八ツ峰。
そのすぐ手前が源次郎尾根でT峰・U峰がよく見えます(ここを自分達のパ−ティ−2名が取り付いている)。
一番左側の尾根が早月尾根です。 写真左側の雪面から頂上に伸びている尾根が一般ル−トの別山尾根です。

360度、どこをみても雪山の世界・・・黒部湖の反対側にそびえる針ノ木・スバリ岳から鹿島槍〜五竜岳〜遠く、
後立山連峰の白馬方面も見渡せました。 その中でも圧倒的な存在感で剱岳の荘厳な姿がありました。
険しい岩稜と急峻な谷に豊富な残雪を抱き、まさに
≪岩と雪の殿堂≫といわれる所以です。

登頂するぞ!という物理的な欲求よりも、人間の力など到底及ばない崇高で神がかりな何か・・・を感じました。
自分が今、強風の吹き荒れる高嶺に立ち、剱岳の大きなエネルギ−を感じることができたことをとても幸せだと思いました。

13:20 雷鳥沢ヒュッテと展望風呂(屋根の上に見える山が奥大日岳)   17:30 テント場から見た別山乗越
真砂岳のピ−クを過ぎて次のピ−クからいよいよ雷鳥平に向けてのスキ−滑降です・・・!。
石のごろごろした斜面を降り、雪面を少し下って傾斜が少し緩くなったところでスキ−をセットしました。 
夕方17時を過ぎて剱岳登頂を終えた
メンバ−が帰ってきました。

登山者も多く、登りでも下りでも待ち
時間で手間取ったようです。

それぞれの雪山を楽しんだ後は
温泉に入り、一つのテントの中で
各種アルコ−ルに浸って大いに
語りあったのでした。
18:15 テントサイトからの奥大日岳の夕景   夕飯はピザとビ−フカレ−
5月5日 9:10 タンボ平を滑る仲間達を見送る             9:50 大観峰展望台から見たタンボ平
昨日の敗退ですっかり自信を無くした私は、東一ノ越からタンボ平を経て黒部湖まで滑り込む山スキ−は諦めることにしました。
みんなと一緒に室堂タ-ミナルでメインザックを宅急便に預けてから、一ノ越に向かう仲間達を見送りました。

これで荷物はサブザックとスキ−板のみ。すっかり身軽になったので、アルペンル−ト一人旅を楽しむことにしました。
黒部ダムでは地ビ-ルと鱒寿司を
買い求め、タンボ平を眺めながら
ランチタイムも楽しみました。

扇沢駅に一足先に到着。一時間ほどして
山スキ−ヤ-達も戻ってきました。


、私達は大町温泉郷でいつもの温泉
に入り、いつものお蕎麦屋さんで
大ジョッキ片手に、旬の山菜の天ぷら
で舌鼓を打ったのでした。

すっかり観光客モ-ドになってお土産を買いまくった結果・・・!
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