〜箱根〜  神山〜駒ケ岳  新緑ハイキングとイワカガミ群生地 ベニバナヒメイワカガミ
2009年5月23日(土)
このところ・・・お得プランで観光モ−ドばっかりだった旭マダム会・・・
5月のさわやかな風に誘われて  そろそろ新緑の山に行きましょうか!
箱根なら片道2時間で行けるし、ETC休日1000円で、少しお得になりました。

7時に出発し、御殿場ICから箱根に入ってきました。
今回の候補は2プラン・・・
★1つは、公時神社から明神ヶ岳へ〜 大涌谷の噴煙を見ながら稜線散歩
              ・・・
★もう1つは、大涌谷から神山〜駒ケ岳を周遊する新緑ハイキング
乙女トンネルを抜けたあたりで、
 『じゃあ!、箱根の観光地らしくって
   ことで大涌谷まで行こう!』

って話がまとまり、大涌谷の駐車場に
9時15分に着きました。

まずは(極楽茶屋)で大涌谷名物の
黒たまごを買い、出発の準備です。

極楽茶屋のすぐ横の石段を登った
ところが登山口です。

朝、まだ早い時間なので、
大涌谷に降り立った観光客の
大部分が向かう玉子茶屋は、
それほど混雑していません。
ウラジロヨウラク 神泉の湯 大涌谷からの登山道入り口
新緑の箱根路といったらツツジですが、ドライブ沿線で見かけたツツジは1週間前が見ごろだった感じでした。
神山登山口でちょうど見ごろだったツツジがウラジロヨウラクでした。
デジカメを新調し、この日が初撮りポニ−さんの 記念すべきワンショットがこのツツジでした (*^。^*)

この横には神泉の湯があり、国際色豊かな観光地ですが、万国共通に柄杓で温泉をすくっていました。
さて!噴煙が煙る登山道をぐっと見上げると冠ヶ岳が聳えています。まずはその麓まで登っていきましょう!
最初は石と木組の階段の登り 20分ほどで縦走路に上がる 神山方面に続く岩だらけの登り
デジカメはすぐに取り出して撮れるようにとザックの肩ベルトに取り付けたり、ウエストポ−チに入れたりと・・・
それぞれ工夫していますが、デジカメデビュ−のポニ−さんは、そんな準備もなくザックにデジカメを仕舞いそうになったので・・・
私が細引きにデジカメを結び、ロバさんがそれを首に下げてから胸ポケットに入れてあげて・・・ スタンバイ・オッケ−!!(#^.^#)  
神山⇔早雲山の分岐あたりからベニバナヒメイワカガミの群生地がいっぱいあった
登り始めは大きな石がごろごろある急な登りでしたが、歩き始めて15分ほどで 満開を過ぎたツツジの花が見られました。
あらっ!足もとにも ピンク色の花がチラホラ・・・よく見るとイワカガミ(ベニバナヒメイワカガミ)です。 
登り進んでいくと、どんどんイワカガミの株が多くなり、あちらこちらでカワイイピンクの花が見られました。

イワカガミにも色々な種類がありますが、大涌谷〜神山周辺で見られるイワカガミは≪ベニバナヒメイワカガミ≫
ベニバナヒメイワカガミ(紅花姫岩鏡)

箱根の大涌谷から神山にかけて苔むした岩場や樹林下を埋め尽くすほどの群落はヒメイワカガミの品種で、
全体に小型で、山頂付近の岩場などによく見られ、花冠が赤いものをベニバナヒメイワカガミとして区別しているようです。
新緑が目に優しい・・・ アセビもまだ咲いていました
ミツバツツジと新緑とシャクナゲ    冠ヶ岳山頂の標識 神山手前の鞍部から見上げた冠ヶ岳
時期が少し遅かったものの、ミツバツツジはまだ咲いているものもありました。ヒメシャラの木も多く、
新緑にピンクのツツジにヒメシャラの幹の模様がいっそう映えます。

冠ヶ岳へは5分という標識があったので、五分で着くのならと行ってみることにしました。
この途中も山の斜面の苔むした岩場にへばりつくように群生している≪ベニバナヒメイワカガミ≫を見ることができました。
来た道を戻り、神山まであと5分・・・

神山は標高1438m、箱根山の
最高峰で、駒ケ岳・双子山などとともに、
中央火口丘を形成しています。
古くから神の山として崇められてきた、
山岳信仰の霊山です。

神山から数m下ったところの展望地
からは箱根の町と外輪山、雲の上には
富士山が真っ白な山頂を見せて
くれました。

神山からは一旦グングン下ります。
所々はギャップのある道で、粘土質
の土壌は深くえぐれている箇所
もありました。
神山山頂は展望が無い   神山山頂から数メ−トル下った所にある展望地からの富士山
防ヶ沢・お中道 分岐 駒ケ岳山頂の箱根元宮 駒ケ岳ロ−プ−ウェイ 駒ケ岳頂上駅
最低鞍部まで下りきった先が十字路になっていて、芦ノ湖に降りる防ヶ沢・お中道との分岐があります。
そのまま直進し、あと25分・・・。 ひと登りで笹原の広がる駒ケ岳の広い山頂に出ました。
ぐるりと箱根元宮〜駒ケ岳ロ−プ−ウェイ山頂駅まで周遊しました。
広い山頂には重機が入り、遊歩道
の整備などをしていました。

芦ノ湖を見ながらランチタイム♪♪♪ 

東名サ−ビスエリアで買ったおに
ぎりと、 大涌谷名物の黒たまご。

一時間ほどのんびりして、
先ほどの十字路まで下っていきました。
  駒ケ岳ロ−プ−ウェイ 駒ケ岳頂上駅横から見た芦ノ湖 大涌谷名物黒たまご
十字路からは右折して、
お中道コ−スを歩きました。

神山の東側を巻く道なので、それほど
アップダウンもなく、平坦な道です。

最初はコバイケイソウの若葉が
瑞々しく、ブナやヒメシャラなどの
雑木の中を歩きます。

熊笹の中を歩いたり、薄暗い杉や
檜の林を歩いたりと、
多少変化のある道でした。

防ヶ沢・お中道 分岐 から お中道に入る  コバイケイソウと新緑
早雲山への分岐が近くなると、あたり一面 ≪ベニバナヒメイワカガミ≫の群生地だらけ!
しばらく歩くと東側(谷側)の展望が開け、明星ヶ岳の大文字も見えました。

山側の斜面が一部崩れている箇所があり、この辺りから再びベニバナヒメイワカガミの群落が見られました。
大涌谷から登った所の分岐≪神山⇔早雲山方面≫特に分岐から早雲山方面に進んだ所に見事な群落があった
その先に早雲山への分岐があり、私たちは大涌谷方面に進みました。
この辺りのベニバナヒメイワガガミは見事の一言・・・
こんなに多くの群落をみたのは初めてでした。
コイワカガミは、イワカガミに比べ、花の数が少なく小ぶりである。 オオイワカガミは、鮮やかなピンクの花をつける。 ヤマイワカガミは、ほかのものと違い、白い花をつける。顕著に鋸歯が少なくイワカガミとは葉型の印象も異なるヤマイワカガミとヒメイワカガミは分布をわけ、太平洋側の寡雪気候区に属するところでヤマイワカガミ。

日本海側の多雪気候の影響の大きいところでヒメイワカガミと区別される。 これら5種は便宜的に分けられるが、ただ一種の生態的適応に基づく形態のバリエーションの可能性も示唆されている。
大涌谷に戻ってきました。 玉子茶屋には大勢の人たちで賑わっています。
帰り道、138号線で御殿場ICに向かう途中に新しく出来た≪富士八景の湯≫という温泉に入ってみました。
3時間1200円(平日は1000円)、ちょっと高いかもしれませんが、このあたりの相場ですよね。
温泉の後は、定番の≪二の岡ハム≫でハムやソ−セ−ジ・ベ−コンなどを買い求め、
現地での目標は達成し、大満足で御殿場を後にしました。
さて!

今日のお昼はゆでたまごと
おにぎりで質素だったので、

夕食はボリュ−ムのあるものが
食べたいねって、
谷稲葉インタ−近くにある 
和風季節料理 やま和季に

やってきました。


色々なものをガッツリ食べたい気分
だったので、このお店はぴったりです。

夜のメニュ−なのに、このボリュ−ムで
このお値段、味も太鼓判で、大満足! 

味菜定食  1575円        和風季節料理 やま和季(藤枝市)
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