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前夜新宿発 23時10分の
ム−ンライトえちごに乗って、
朝4時51分に新潟駅に着きました。
今回も青春18きっぷを使って大移動。
ム−ンライトえちごは事前に座席指定券
510円を買うのですが、深夜時間帯に
移動できるのでとっても便利です。
今回の旅の目的は、
新潟駅から南西方向に25km〜30kmの
海岸線にほど近い、二つの山
(角田山と弥彦山)に雪割草の花を
見に行くことです。 |
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弥彦線 |
弥彦駅 |
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弥彦神社 隋神門 |
(奥に見える山が弥彦山) |
弥彦神社 拝殿 |
事前に調べた情報では、角田山はぐるりと7方向から登山コ−スがあるけど、
それらを周遊する登山バスは翌週から運行するようで、当日の交通手段は難しそう・・・(~_~;)。
弥彦山も、私の登りたい登山口への交通手段がないようなので、今日はレンタカ−を借りて移動することにしました。
レンタカ−は燕三条駅で8時に予約をしてあります。
それまで時間があるので、まずは乗り放題のJRに乗って、(新潟駅から吉田線→弥彦線) 弥彦神社に参拝に行ってきました。
彌彦神社 :万葉集にも歌われる彌彦神社は約1300年以上の歴史があり、
越後一宮として「おやひこさま」の名で親しまれています。御祭神は天香山命(あめのかごやまのみこと) |
(かくだやま 標高482m) |
再び弥彦線に乗って、朝8時過ぎ、
燕三条駅でレンタカ−を借りました。
燕三条駅から角田岬までは車で45分
ほど・・・まずはナビをセットして、
迷うことなく角田岬にやってきました。
下山口となる角田岬灯台があり、角田浜海水浴場の駐車場があり、私の登りたい≪桜尾根コ−ス≫の登山口もこの近くにあるはずだと探しながら、車で行ったり来たりしたけれど・・・
「どこだろう??。」
ちょっと離れた別の登山口から登る
ところだった地元の登山者に声を掛け、 |
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角田浜海水浴場駐車場 |
9:45 桜尾根登山口 |
その方に車に乗っていただいて、私の探していた桜尾根の登山口を教えてもらいました。 どうもありがとうございました(*^。^*) |
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≪桜尾根コ−ス≫は登山ガイドブック
に載っていないコ−スで、
田浜海水浴場駐車場からほど近い
場所に登山口gaがありました。
登山口付近には路肩に10台ほどの
駐車スペ−スがありました。
でもここは満車だったので広い海水浴場
の駐車場に車を置いて、急な尾根に
取り付きました。
わずか5〜10分ほどで、まだ芽吹き前
の雑木林の中に、小さな花(雪割草)
が見られるようになりました。
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雪割草 |
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雪割草 (オオミスミソウ) |
ネット情報では、ハイキングコ−スとして地図に載っていないこの桜尾根コ−スが一番多く雪割草が見られるとのこと。
温暖な静岡県に住んでいると、里山で雪割草を見るなんてありえないんだけど、登山道脇の枯れ草の中に色とりどりの
小さな花を見て、「あぁ〜これが新潟県の里山なんだなあ!」と、とても新鮮な印象と感激がありました。 |
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ショウジョウバカマ キクザキイチリンソウ(キクザキイチゲ) |
桜尾根はそこそこ急登ですが、このル−トを登る人は多く、道はしっかり付いているし、登山道の整備もされています。
立ち止まって写真ばかり撮っていると、後から後からどんどん登っています。
この時期は雪割草の花が一番多かったけど、それ以上に かたくりの葉っぱの方が多かったから、
もう少しすればかたくりの花が登山道のまわりを埋め尽くすのではないでしょうか!。
数は少ないけど、ショウジョウバカマや珍しい薄紫色のキクザキイチリンソウも見られました。 |
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雪割草 |
お地蔵さんの向こうに見える尾根が灯台コ−ス |
途中、腰丈ほどの笹原帯もありましたが、そんな笹原の中にも白い雪割草がたくさん咲いていました。
いったんピ−クがあり、その後多少のアップダウンがあって、灯台コ−スからの登山道と合流しました。
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11:15 角田山(標高481m) |
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このあたりから雪が残っていて、雪の付いた木道を5分ほど歩くと、広〜い山頂の角田山に着きました。
あちらこちらにハイカ−の姿がありました。色々な方向から登ってきているようです。
ベンチで少し休憩した後、次の予定もあったので早々に山頂を出発しました。 |
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灯台・裏浜・五ヶ峠コ−スと桜尾根コ−スの分岐点 |
灯台・裏浜・五ヶ峠コ−ス |
先ほどの雪の付いた木道を5分ほど戻り、標識のある地点(標識のところを右の脇道に入ると桜尾根)からは
標識に導かれて木道を下っていきました。
枕木で階段状になった道で しっかり整備されていましたが、道がぬかるんでいて歩き難いこと・・・。
この山を長靴で歩いている人を多く見かけたけど、この道を歩いて納得しました。 |
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オウレン |
キクザキイチリンソウ(キクザキイチゲ) |
この≪灯台コ−ス≫は桜尾根に比べて雪割草が少なかったです。
三望平を過ぎ、裏浜・五ヶ峠コ−スの分岐を左に分けて、下っていくと、少しずつ花が増え始めました。
この尾根でも やはり かたくりの葉っぱが多く見られました。かたくりの咲く時期にまた登ってみたくなりました。 |
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雪割草
キンポウゲ科ミスミソウ属 オオミスミソウ
オオミスミソウは雪が残る落葉樹林で春一番に咲くことから「雪割草」と呼ばれています。
太平洋のもの(ミスミソウ・スハマソウ)と比べて花が大きく、
花の色(白・ピンク・青・紫)や、形、シベの色、葉の形と模様など、変化に富んでいます。 |
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梨の木平 (地元の人に愛されてきた梨の木が、今年2月に何者かに伐採されてしまいました) |
灯台コ−スのお楽しみはこの先からのロケ−ションです。
前方に大きな海原が広がって見えましたが、その手前で気になった木が・・・
四方をロ−プで囲まれたこの大きな梨の木は、花が咲くころ海岸線からも見えるようで、
地元の人達に大変愛されて保護されていたとのことです。
このような姿になってしまったのはまだ最近のようで、下のほうの木も切り株のみになってしまっていました。
前日の地元のテレビでも放映されたようで、この切り株の前で皆が悲しんでいました。 |
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梨の木平からは、目の前に日本海を見ながら、雄大なロケ−ションの中を下っていきます。
この先に岩場の道があって、少し登り返すと、灯台が見えてきました。 |
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13:00 灯台コ−ス登山口 |
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天気が良ければ佐渡島が見えるのですが、あいにく少し薄曇で大海原しか見えませんでした。
ここから角田岬灯台までぐんぐん下っていきました。灯台手前で左に下る道もあったけど、そのまま灯台まで進んでみました。
灯台の向こう側に回りこむと、今度は右側から海岸線まで続いている階段があり、これを下って 何と!! 海岸に下りました。
ここからは海水浴場を見ながら10分ほど歩き駐車場に着きました。 |
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B 最後に国上山の麓の国上寺へ A 次は雨乞山と弥彦山の鞍部にある登山口から弥彦山へ @ 最初は角田山へ |
車に戻り、再びハンドルを握って次の登山口に向かうことにしました。
登山口まではナビで探せなかったので、地図を頼りに走ることにしました。
せっかくなので海岸線をドライブしようと思い、少し遠回りしてしまいましたが、道の駅 国上までやってきました。
弥彦山スカイラインを使えば分かり易かったかもしれないけど、3月までは閉鎖となっていましたので。
登山マップを何度も見ながら、わかり難い小道を進み、なんとか登山口まで辿り着きました。 |
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左(登りのコ−ス)
雨乞尾根 ロ−プ沿いに沢を渡る |
14:10 弥彦山八枚沢登山口
(沢に降りてその先に分岐がある)
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右(下りのコ−ス)
妻戸尾根 階段状の道が続く |
つきあたりの駐車場には車が8台位ありました。時間は午後2時を過ぎていたので、これから登っていく人は私一人でしょう。
この登山口は ≪弥彦山八枚沢登山口≫ で、数ある登山コ−スのうちで、一番たくさん雪割草が見られるという登山コ−スです。
ここから雨乞尾根を登って弥彦山へ〜下山は妻戸尾根を下って、同じ登山口に着くというコ−スです。 |
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登山口の先にある分岐が分かり難かったけど、まずはロ−プにつかまって沢を渡り、雨乞尾根に取り付きました。
いきなりの急登でいきなりビックリ!。でもとたんに雪割草の花が咲いていてまたまたビックリ!
雨乞山への分岐の手前では、午後の暖かな陽射しに かたくりの花がたくさん咲いていました。
分岐から縦走路になると傾斜も緩やかになりました。
所々咲いている雪割草を見ながら、前方には鉄塔の立っている弥彦山も見えてきました。 |
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雪割草 |
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弥彦山スカイラインの駐車場のある能登見平から、登山道に入ると、ここからはまた色とりどりの雪割草をみることができました。 |
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鉄塔左側が弥彦山 |
妻戸山への分岐から頂上にかけては雪に覆われていました。
山頂付近で会った登山者は、遅い時間にもかかわらず二組あってちょっと安心・・・。 |
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15:40 弥彦山 |
鳥居をくぐって弥彦山に着くと、越後平野や
その右側には日本海が午後の日射しにキラキラ輝いていました。 |
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階段状の登山道が続く・・・ |
雪割草 |
雪割草 |
先ほどの妻戸山分岐まで下り、標識が見当たらなかったけど、妻戸山のピ−クを超えて、妻戸尾根で下ることにしました。
ここは階段状の道がたくさん続いていました。 |
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雪割草はこの尾根(妻戸尾根)のほうがたくさん見られました。
この山も角田山同様、かたくりがた〜くさんあり、日当たりいい所ではもう咲いていました。
駐車場に着いたのは夕方5時10分前・・・。
ここから一旦 道の駅国上まで戻り、道路標識に導かれて国上寺を目指しました。 |
(くがみやま) |
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良寛像 |
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17:30 国上寺(こくじょうじ) |
国上寺へは車道をぐんぐん登っていきました。広い駐車場に車を止めて、人気もまばらな国上寺に行ってみました。
ここが国上山への登山口にもなっています。やはり雪割草の咲く山のようですが、この時間からでは遅いので登りません。 |
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五合庵(良寛修行の地) |
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国上寺から周遊コ−スをわずかに下っていくと、五合庵がありました。
出雲崎で生まれた禅師 良寛が 修行の後38歳で越後に戻り、48才から59歳まで、この五合庵で過ごしました。
生涯 寺を持たず托鉢の生活をしていたところです。 人里離れた山奥の、こんな小さな庵で詩歌や書を残したのですね。
ずっと以前、とある美術館で良寛の書を見て以来、五合庵に行ってみたいと思っていました。
良寛さまの簡素な生活と お人柄が しのばれる 静かな静かな庵でした。 |
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青春18きっぷを使った新潟〜福島〜栃木の旅 簡単なル−トとお得度をまとめました
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