角田山
2013年 4月 6日  
昨日は弥彦山を一日たっぷりと歩いて燕三条駅近くのBHへ一泊。
今日は角田山に登ろうと思います。当初はどちらか1日で、六日町の坂戸山・五日町の六万騎山の2つの里山を
歩いてみたいと思っていましたが、豪雪地帯の為まだ残雪が有るとのこと。花はまだ咲いていないので次回に期待。
角田山の登山口はたくさんありますが、登山口までが不便だったので3年前に登った時はレンタカ−を使いました。
しかし、春の場合4〜6月の週末と祭日だけは周遊バスが出ているので、これを利用することにしました。
まずは燕三条駅から周遊バスが出ている巻駅に向かいました。今日は下山後富山まで移動するので青春18きっぷを利用します。
7:40  巻駅から角田山周遊バスに乗る     8:30 角田岬で下車
巻駅では30分ほどバス待ち時間があったのですが、バス停で1日乗車券があるのを知って、これはお得。
ここに戻ってくるのに通常1000円以上するのだから、この乗車券を買いましょう。早速駅前のコンビニで買ってきました。
バスの中では売らないようです。今日が周遊バスの初日です。ここから乗ったのは4〜5名で、その後岩室温泉から
大勢乗りこみました。 みんなが降りたのは角田岬です。ここから桜尾根や灯台コ−スへと向かっていました。
8:45 桜尾根登山口       私有地のオ−ナ−さんも登ってきました     登りはじめてすぐに雪割草がいっぱい!
桜尾根は私有地なので登山地図には掲載されていませんが、一番登山者が多いのかもしれません。
というのも雪割草の花を見るのならここが一番だと思うからです。 どこから来たの尋ねられ、
静岡からで今日が2回目と答えると、遠くまではるばるね〜と・・・。 なんとこのお方がこの辺りの私有地のオ−ナさんでした。
登山道を入るとすぐに雪割草が見られますが、以前はもっとたくさんあったとのこと。登山道周辺は盗掘も後をたたないようです。
雪割草は今週がもうラスト。  次からはカタクリの花の時期だって話してくれました。
昨日の弥彦山にも雪割草がいっぱい咲いていましたが、その数はここ一帯にはおよびません。
この先もどんどん花の数が多くなります。
急な登りが続きます。登山者もいっぱいです。花の時期の好天の土曜日だからト〜ゼンでしょう!
この天気、新潟地方も夕方過ぎからは崩れる模様。 日本海側と太平洋側に低気圧があって急速に発達するようです。
9:25  海水浴場の展望が開ける
急登も一服、日本海側に展望が開けました。薄曇の天気で今のところ風もなく穏やかです。
この先笹原の道になりますが、この中にもカタクリや雪割草がいっぱい咲いています。
再び急な登りです。でも道の両側にはこの通り・・・色とりどりの雪割草やカタクリがいっぱい。
キクザキイチゲ、ショウジョウバカマ、オウレンやイカリソウなども見られました。
歩き始めて1時間ほど、こんなにたくさん花が見られてもう感激(^。^)y-.。o○ はるばる新潟まで来れて良かった・・・。
10:15 角田山山頂
この先で灯台コ−ス方面と合流しました。3年前は残雪があったけど、今は全然・・・。
木道を歩いて角田山山頂に到着しました。 山頂はとても広く、大勢のハイカ−が寛いでいます。
この山頂には花が無いので、地元の人から情報をもらって、再び花の山歩きを再開します。
10:50   三望平
どの方向に下りても周遊バスに乗ることができますが、せっかくだから花の多い所を歩きたいもの。
バスの便は行きが2便。帰りも2便。 下山後に富山まで移動するので帰りも早い便に乗るつもりですが、
このまま下山しても早く着き過ぎるので、山中を少し徘徊することにしました。
五ヶ峠・浦浜コ−ス方面に下ってみる          白いカタクリ        越のカンアオイ
まずは五ヶ峠・浦浜コ−ス方面に進みました。 こちら側からは大きな団体ハイカ−が登ってきていました。
白いカタクリも見つけました。 花に詳しいご婦人からは越のカンアオイの花を教えていただきました。
カンアオイの葉っぱを見つけたら、枯葉をどかしてみるのだそうです。枯葉の中に黒い花が現れました。初めて見ましたよ〜。
まずは五ヶ峠方面へと進んでみましょう。  すごいすごい・・・あたり一面カタクリだらけです。
この山でも多くの地元ハイカ−と、話しができました。 五ヶ峠コ−スは標高差が低く一番歩きやすいコ−ス。
下の登山口近くには色とりどり雪割草(植えられたもの?)が見られるようですが、そこまで下る時間もないので引き返しました。
分岐まで戻って浦浜コ−スへと入る
さて、分岐まで戻って、浦浜コ−スにて下山することにしました。
このコ−スの特長はカタクリが多いことと、夏には『キツネノカミソリ』という黄色の花がたくさん咲くのだそうです。
この葉っぱがキツネノカミソリかな?          階段にもカタクリが・・・こんにちは(^。^)y-.。o○
この登山道も尾根道で、道幅も広くとても歩き易い道でした。カタクリがすっごく多く、登山道脇にはずっと花を見ることができました。
他のル−トでは見られなかった葉っぱがたくさんあり、これがキツネノカミソリ?って地元ハイカ−に尋ねると 「・・・・・??。」
あとで調べたら、花が咲く頃はこの葉は無くなり茎と花だけなんだって。擬木の階段の途中にもカタクリさんが、こんにちは!
浦浜コ−スの終盤は急降下!  13:15  浦浜コ−ス登山口着    13:37 周遊バスに乗る  海岸線を走る    
眼下に日本海と民家が見えるようになると、急降下の道になりました。 段差の大きな階段を下って、
浦浜コ−スの登山口に着きました。  角田山はやはり花の宝庫でした。  素晴らしい山旅をありがとう。
浦浜バス停でバスを待ち、13時37分の周遊バスに乗って巻駅に戻りました。巻駅からは青春18きっぷの旅の始まりです。
越後線に乗ってまずは柏崎方面に移動します。天気の崩れもなく順調に電車は弥彦山の麓を走っています。
角田山から多宝山〜弥彦山、国上山へと続く山塊をしばらく眺め、やがて遠ざかっていきました。

  【おまけ・・・番外編】

柏崎駅では18分の待ち合わせで17時14分発の信越本線(直江津行き)に乗り換えます。
山陰〜北陸方面は急発達した低気圧の影響で一部ダイヤの乱れがあるようですが、越後はいたって平和な電車旅です。
そろそろ雨が降ってきましたが、風もなく直江津駅に到着。ここで北陸本線(富山行)に乗り換えました。
夕方6時ごろ直江津駅を発車。あとは乗り換えなしで2時間後に富山駅に到着します。富山には夜の8時ごろ着く予定。
今晩は富山グルメが楽しみだなあぁ〜(*^。^*)。

順調に糸魚川駅まできました。  しかし、糸魚川駅でこの先の青海までの区間が強風のため、この電車はここで
しばらく停車するとのこと。後続の特急はくたかもここでしばらく停車です。しばらく電車の中に居ましたが、
いつ再開するかは見通しがつかないみたい。 万が一、電車でビバ−グってことになったら、絶対に必要なものがある!。

そう思って駅の改札を一旦出ました。駅周辺は何にもなく、キヨスクも閉まっていて、コンビニも無い・・・。
近くのス−パ−は歩いて3〜4分のところにあるけど、今の時間は9時5分前。駅から猛ダッシュで閉店間際のス−パ−に
駆け込み缶ビ−ルと食料を調達しました。 乗っていた富山行きの電車は直江津行きとなり、待合室で待つことになりました。
風はどんどん強くなりますが、人の少ない場所で缶ビ−ルを空けて一人宴会に興じました。
やがて特急電車が動き、その後に来た電車に乗って富山駅へと向かいました。富山着は夜中12時ちょっと前。
なんと4時間近く糸魚川駅で過ごしたけど、無事に富山駅に着き、予約していたBHに泊まることができて良かったわぁ〜(*^。^*)
富山 いたち川沿いの桜は満開(^。^)y-.。o○
さて、翌日。今日の天気も心配ですが富山上空はうす曇。 風は強いけど雨が降る気配はありません。
今日は北陸本線で金沢や福井で途中下車しながら桜見物をしようと思っていました。でもそっちの天気予報は雨マ−ク
なんですよね〜。  昨日は夜遅かったので朝はゆっくりと出発。遠回りして、まずは富山の桜を見てから駅に向かいましょう。
いたち川沿いの桜はちょうど満開デ〜ス(^。^)y-.。o○
。 
9:45 高岡駅で途中下車    9:53   高岡大仏
北陸本線に乗って金沢方面に向かいます。ただ、金沢や福井は雨予報なので、
まだ雨の影響のない高岡駅で途中下車して、観光名所や桜の名所をまわってみました。
10:00  高岡古城公園の桜も満開(^。^)y-.。o○
高岡には見所がいっぱいありますが、1時間のフリ−時間では回りきれません。
瑞龍寺や土蔵造りの町並みは次の機会に行きましょう。さて再び北陸本線金沢行きに乗りました。金沢には12時前に着く予定。
昨日は富山グルメを食べ損なったけど、今日は近江町市場で金沢の海の幸を満喫するぞ〜!と意欲満々・・・
しかし、電車の中でアナウンスがあり、この先の北陸の日本海側には低気圧が急速に発達して、
電車のダイヤに乱れがでるかもしれないと・・・(-_-;)。 そういえば、だんだん風が強くなるし・・・。昨日の二の舞はノ−サンキュ−。
携帯で天気図、電車の運行状況、乗り換え案内ジョルダンで他の路線のダイヤなどをすべてチェックしました。
13:00  富山駅近くでご当地グルメ  越中ほろ酔いコ−ス(飲み物別1980円)を堪能       ご当地お土産もゲット!
そして、出した結論は、「よし!戻ろう。」  このまま金沢〜福井と向かうのはリスクが大きいと判断し、金沢より3つ手前の駅で
下車し、少し待って再び富山へと戻る電車に乗り換えました。こんなことなら高岡でもっとのんびりと観光できたのに残念。
再び富山駅へと戻ってきました。高山線で帰ることにしたので、富山駅での待ち合わせ時間は2時間弱あります。
フリ−時間で今が旬の生のほかるいか(お刺身用)もお土産用に買うこともできました。白えびも生なのでお刺身でもOK。

ちょうどお昼過ぎ、美味いもんのお店も開店しています。そんなわけで富山のご当地グルメを楽しむことになりました。  
白えびのかき揚げに、極上の甘エビ、昆布〆めと、マス寿司、ほたるいかの沖漬け などなど越中づくし!。酔い旅だぁ〜。
地酒もたしなみ、もし高山線が途中で止まっても、もう食い・・・いや違う、悔いはないと思ってしまいましたよ(^_-)-☆・・・。

さて、高山本線は山間部を走るため、風はほとんどありませんでした。おまけに雨も降らずにいたって順調に乗り換えもでき、
終点の岐阜へと戻ってきました。東海道線も愛知や静岡では太平洋側の低気圧の影響でダイヤに乱れが出ていた模様。 
岐阜からは定刻どおりに動いていた豊橋行きの東海道線に、待ち時間無しで乗車。

なんと豊橋から東方面には強風のため、午後の3〜4時間くらい運転の見合わせがあったみたいです。
でも私が豊橋に着いた時点では運転も再開していて、すぐに来た電車を乗り継いで起点へと戻ったのでした。
 Top 登山編  観光編