弥彦山
2013年 4月 5日  
春咲く花の妖精…スプリングエフェメラル・・・素敵な呼び方ですね。
雪解け直後に一斉に花開く可愛い子ちゃん達は、トーゼン地元静岡周辺では見られません。
今度は新潟県の日本海側まで遠征してきました。

夕方、起点を青春18きっぷにて出発。 途中下車して山友を誘って、居酒屋に寄り道。酔いお花見山行ができますように・・・。 
その後は乗り越しに注意して無事横浜駅へ〜。   ここから夜行バスに乗り換えました。
6:05  夜行バスにて燕三条駅に到着         6:40 弥彦線 弥彦駅着        7:00 弥彦駅
朝、6時過ぎに燕三条駅に到着。  ここで弥彦線に乗って終点の弥彦駅で降りました。

今日登るのは、すぐ目の前にある弥彦山。3年前の3月20日に初めて訪れて、今回は2度目です。
前回はレンタカーを借りて、1日で弥彦山と角田山を登ったけど、今回はそれぞれを1日づつ歩いてみようと思いました。
まずは、弥彦神社にお参りしましょう。  駅から歩いて15分ほどです。
7:25  弥彦神社
弥彦神社の奥宮が弥彦山山頂にあることから、まずは旅の安全を祈願してから登山開始です。
表登山道はこの社殿の左側から始まります。
7:30 万葉の道     7:35 弥彦山表登山道入り口        7:50 一合目  エンレイソウ   カタクリ
ロープウェイ乗り場を右に分けると鳥居があり、いよいよここからスタートです。
表登山道はジグザグに道が付けられて、一合目、二合目といい目安になります。

好天にも恵まれ、お弥彦さまにお詣りもできたし、さわやかな朝。しばらくぶりの新潟の花の山登りでわくわくします。
何てことない登山道脇の山の斜面には、カタクリ?。まだ朝だから花が開いてないませんが…。
小ぶりなエンレイソウもあります。キクザキイチゲも!。

こんなに麓から、さすがは新潟まで来た甲斐がありますねぇ〜。
地元の方たちの朝活の場としても親しまれているようで、この時間に歩いている人も多いです。
四合目付近           8:28  五合目の鳥居           雪割草(オオミスミソウ)
傾斜もほどほどありますが、4合目あたりでは展望が開けてきました。 少し霞んでいますが、米どころらしい田園風景です。
大きな鳥居が見えると5合目です。ここで一気に景観が変わり、山肌にも雪割草とカタクリがいっぱい。
沢筋をのぞくと、一面カタクリだらけ。

この光景こそが見たかったもの。 うわぁぁ〜!すご〜い! \(~o~)/。

地元の方は気さくに話しをしてくれます。
地元の方は、花の山の保全のため、ボランティアで手入れをかかさないといいます。
今日はいっぱい花を咲かせた白い雪割草を一株植えていました。
みんなに楽しんでもらいたいんだって!。もちろんほとんどのものは自生しているそうです。
五合目周辺  (カタクリが一面に咲いていました)
雪割草(オオミスミソウ)               カタクリ             コバイモ  
この先にちょっといいものが咲いているからと、一緒に歩いていくと…
カタクリや雪割草の中に混じって、コバイモの花。  ここのはちょっと大ぶりみたい。

私ひとり人では色鮮やかな花に混じって見つけられなかったはず!。どうもありがとう。

花が多かったのはその周辺でしたが、それから先も数は多くないけど見ることができました。
日が当たると暑くって、長袖のTシャツ一枚で充分。食糧は自動販売機で買ったスポーツドリンクのみ。
朝、すぐに電車に乗ってしまったので、駅のコンビニにも寄れず。弥彦駅に着いても売店もなく、朝飯前なのです。
色とりどりの雪割草(オオミスミソウ)が咲いていました
キクザキイチゲ         9:03 八合目        9:10  九合目から日本海を望む
歩き始めて1時間半で八合目です。もうすぐ稜線、空も青い!。  
いよいよ九合目。日本海に浮かぶ佐渡島は残念ながら霞んでいて見えませんでした。
今日の弥彦山はフリープラン。帰りの電車の時間まで気がむくままに歩きましょう。
ここから見える多宝山はすっきりとした形のいい山で登りたくなる山ですね。ここまで来たら、やっぱり行ってみましょう。
9:10  九合目            九合目からは階段状の登り         9:24 頂上の鳥居
でもその前に弥彦本峰である奥宮へ。多宝山とは山頂と反対方向になりますが、まずは、奥宮に詣でてからにしましょう。
ここからは急な石段が続き、雪が少しだけ残っていました。  石の鳥居の先が山頂です。
9:25   弥彦神社御神廟           山頂から日本海側を望む
石段を登り反対側を回り込むと弥彦神社御神廟です。なんと!ここの標高は…東京スカイツリーと同じ634メートルでした。
山頂は広く展望台になっていますが、天気が良くても霞んでいて、すぐ近くの日本海の海岸線もうっすら…
9:30  山頂から多宝山を望む         9:42  弥彦山ロ−プ−ウェイ山頂駅
山頂の鳥居の先に見えるのが多宝山。これからあの山頂まで行ってみましょう。
先ほど五合目で会った地元の人が言うに、あまり花は無いよということですが、どんな景色がみれるでしょうか・・・。
九合目まで戻るとその先に展望食堂とロ−プ−ウェイ乗り場のある園地があります。
9:56  大平公園            10:22  多宝山山頂
園地を下ると弥彦山スカイラインを横断し、そこから大平公園に上がります。キクザキイチゲや雪割草がチラほら!
もう一度弥彦山スカイライインを横断して、最後の急登ではカタクリの花が咲いていました。
遠目で見た多宝山は展望がいいと思っていたけど、ここにも電波塔のような施設があり、意外と狭い山頂でした。
弥彦山山頂公園の展望食堂でランチタイム   再び弥彦山山頂へ〜 裏登山道に入る    11:54 西生寺方面に向かう
弥彦山山頂公園まで戻り展望食堂でランチタイムにしましょう。日本海を見渡すカウンタ−に席をとり、
『日本海夕日ら-めん
なるものを食べました。夕日に見立てたおせんべいをス−プに浸して食べるといいお味。
玉ねぎのみじん切りが乗ったス−プは少し甘めでいい風味でした。バタ−やレモンを絞って、味の違いも楽しめました。
再び弥彦山山頂へ登り返し、その先の縦走路へと入りました。
ここからが今日一番のハイライトです。 妻戸山分岐からは、前回は妻戸尾根を往復しましたが、
今回は雨乞尾根を歩いてみます。   道の両側には色とりどりの雪割草がいっぱい咲いています。
能登見平から裏登山道を途中まで下る
弥彦山スカイラインの駐車場を脇を通り過ぎると能登見平です。裏登山道はこの分岐から下るのですが、
裏登山道にはたくさん咲いていると、朝お会いした人達の情報から、途中の清水平まで足を伸ばすことにしました。
急な道をぐんぐん下っていくと、
道の両側にはカタクリだらけ・・・その中に色いろな雪割草もいっぱい(^。^)y-.。o○
まぁ〜〜〜すごい・すごい・・・どこを見ても 花・ハナ・はな・・・
ギフチョウも何度も見ることができました。           12:48   清水平
ギフチョウも何度も見ることができました。カタクリに来るのだそうです。 花いっぱいの裏登山道をいつまでも歩いていきたいところ
ですが、弥彦駅の反対側に下ってしまうので、清水平まで行って引き返すことにしました。
ここも一面カタクリだらけでした。すごい!
国上山方面が見える        登山道はずっとカタクリだらけ
裏登山道を登り返して再び能登見平です。ここから雨乞尾根を下っていきます。この道の両側にもカタクリがいっぱい
咲き乱れています。  花の縦走路を大満喫!。 進行方向に雨乞山やその先に国上山が見えています。
この先の国上山方面にも行こうと思っていたのですが、道草ばかりでその先の縦走路に進む時間は無さそうです。
振り返って弥彦山を見る
カタクリの花を充分に堪能し、雨乞山分岐まで降りてきました。
振り返ると弥彦山はあんなに遠く、あんなに高くなってしまいました。  ここから八枚沢登山口へと下りましょう。
13:47   雨乞山分岐から八枚沢登山口へ下る
ここの下りはすごい急降下です。でも山の斜面一面に、カタクリがいっぱい咲いています。
最後の最後までたくさんのカタクリや雪割草を見ることができて、弥彦山を一日たっぷりと満喫できました。
14:12   八枚沢登山口
八枚沢登山口に降りてきました。3年前の3月下旬は、この駐車場にレンタカ−を置き、妻戸尾根を往復して弥彦山に登りました。
その頃はカタクリはまだ葉っぱと少しの蕾のみでした。 これが一斉に花が咲いたらどんなに見事だろうと思っていただけに

今回はその絶好のタイミングで再訪できて感無量 (^。^)y-.。o○ でした。

後はこの林道を歩き、弥彦駅に戻らなければいけません。 約1時間ほど車道を歩き、15時過ぎに弥彦駅に着きました。
エチゴビ−ル大〜好き!                    燕ラ−メン
弥彦駅から、弥彦線に乗って燕三条駅に戻りました。今日はここのBHに一泊し、明日は角田山に登るつもりです。
燕三条駅にはステンレス製品や包丁、刃物といった地場産品が展示されていました。
新潟といったらエチゴビ−ル!。 売店で見つけて今晩用に調達し、駅近くのBHに向かいました。  
燕市といったら燕ラ−メン!。お昼もラ−メンでしたが、ご当地グルメは外せません。 
燕ラ−メンの特長は、背油たっぷりの少し濃い味のス−プと極太麺です。このス−プにも玉ねぎのみじん切りが乗ってました。
金属洋食器産業の重労働者達の、体力と体調と胃袋を支えた、利に適ったラ−メンだったのですね。
翌日は角田山 
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