熊野三山と大峯奥駈道・花の御寺(奈良)
 2014年 5月3日〜6日
W後半は4日間の休日です。・・・熊野古道方面に行ってみようと計画しました。
ただ、大型連休中だけあって、間際になって宿泊場所を探してもほとんど無し・・・ 
1日目 5月3日   鬼ケ城・花の窟神社・熊野速玉大社・神倉神社・青岸渡寺・那智大社・那智の滝・湯の峰温泉泊
2日目 5月4日 玉置神社〜(大峯奥駈道)〜熊野本宮大社  道の駅 吉野路大塔泊

3日目 5月5日 吉野山(水分神社・金峯山寺蔵王堂・如意輪寺) 洞川温泉泊

4日目 5月6日  奈良(橿原神宮・長谷寺・室生寺)
 
 1日目 5月3日   鬼ケ城・花の窟神社・熊野速玉大社・神倉神社・青岸渡寺・那智大社・那智の滝・湯の峰温泉泊
 連休初日はちょっと早起きして早朝4時過ぎに起点をマイカ−で出発。
新東名の下りを走行するものの、三ヶ日ジャンクションあたりでは、すでに渋滞・・・
その後伊勢湾岸に入ると、四日市手前からは渋滞続き・・・。途中で高速を降りたものの一般道も渋滞中でした。
再び高速道路を走り三重に入ってきました。和歌山方面に向かう高速道路(無料区間)は着実に南に延びていて、
一年前のカ−ナビには表示されませんでしたが、早いペ−スで尾鷲方面を通過して熊野市までやってきました。
 
11:20  鬼ケ城                      11:50 新しいレストハウスで2色丼
電車とバスという公共の交通機関では行き難い鬼ケ城に、まずは寄ってみましょう。 前から行きたかった場所ですが、
やっと来ることができました。 世界遺産と書かれた旗がはためき、まだ新しいレストハウスも出来ています。
鬼ケ城は熊野灘に面して奇石が並ぶ名勝地。  以前は熊野古道伊勢路から鬼ケ城を通過し
七里御浜に至ることができたのですが 、現在は遊歩道が崩落して通行止めでした。
 
12:20 花の窟神社 
鬼ケ城から車で10分ほど走ると花の窟神社があります。以前立ち寄った時はひっそりと神社しか無かったのに、
ここにもまだ新しい 熊野古道の発信基地やレストランや土産物屋さんが出来ていました。
どうやら、高速道路が伸びて熊野古道ゆかりの名所も近くなっていることで、その周辺の整備も進んでいるようです。
花の窟神社はイザナミノミコトの墓陵といわれています。 
 
13:10 熊野速玉大社 
 三重県から和歌山県の新宮市に入るとすぐにあるのが、熊野速玉大社です。
熊野三山のひとつです。 ゴトビキ岩を祀った神倉神社を元宮とし、現在地に新しく宮を遷されたことから
速玉大社は新宮(にいみや)と呼ばれ、新宮市の語源にもなっています。
 
13:45 神倉神社                  14:00 ゴトビキ岩
 熊野速玉大社から車ですぐ(1km位?)にあるのが神倉神社です。ここは上記の通りの由緒です。
朱塗りの鳥居から急峻な石段が始まります。この538段ある石段は源頼朝が寄進したもの。
頑張って登ると神倉山頂に熊野大神が降臨したと伝えられる磐座・ゴトビキ岩があります。
 
14:50 那智山 三重塔と那智の大滝                   15:00 青岸渡寺                     
 新宮から海岸線を紀伊勝浦方面に向かいます。途中はバイパスを経由して那智の町に入ります。
いつもはバスや歩いて那智山に登りましたが、今日はラクラク車で。 大型連休中、ここが一番観光客が多かった($・・)/~~~。
大門坂の駐車場を過ぎて、那智の大滝駐車場も満車・・・
車専用の有料道路で三重塔の駐車場に車を置いたら、あっという間に青岸渡寺です。
西国三十三観音霊場の一番札所で、本堂では如意輪観音様(御前立)にお会いできました。 青岸渡寺も熊野三山の一つ。
 
15:10  熊野那智大社 
 青岸渡寺のお隣には、やはり熊野三山の 熊野那智大社があります。
境内には所願成就の神様としても有名な、平重盛手植えの樹齢850年の大楠が迎えてくれます。
 
15:30  那智大滝 
 自動車専用道路を利用すると、大滝付近の駐車場も利用できるので、那智の大滝の近くまで行ってみました。
那智の大滝を後に、新宮方面に戻りました。これから明日まではス−パ−もガソリンスタンドも期待できないので、
新宮市内でどちらも補給して、熊野本宮大社へと向かいます。
熊野本宮大社は明日行くので大斎原の大鳥居を間近で見てから、本宮の駐車場の下見をすませました。
 
     18:00 大斎原大鳥居                 18:30 湯の峰温泉  (駐車場にて車中泊)
今回の熊野旅は家人と二人旅でした。明日は途中から別行動になるので、 二人揃っているうちに車の置き場所をチェック。 
すでに時間は夕方6時過ぎ。 今晩は宿が取れなかったので車中泊の場所を探しに、近くにある湯の峰温泉に行ってみました。  
湯の峰温泉の駐車場はけっこう広い(車が30〜40台ほど)けどほぼ満車。近隣の旅館に泊まっている人の車や日帰り温泉客。
そして私達のように車中泊の車ですかね($・・)/~~~。
公共浴場は一人250円と リ−ズナブルですが、石鹸はありませんでした。
車の中で、新宮のス−パ−で買ったパックを広げ、ビ−ルで乾杯〜〜〜。 ここのトイレは新しくて清潔でした。

 2日目 5月4日 玉置神社〜(大峯奥駈道)〜熊野本宮大社  道の駅 吉野路大塔泊
 早朝の 湯の峰温泉の駐車場も、はやり満車状態でした。 朝6時からやっている公共浴場は、早朝から順番の札をもらう
行列が出来ていました 。残念ながら朝風呂は諦めて、熊野本宮前を通り十津川温泉方面に向かいましょう。
国道168号線はずっと熊野川沿いを走り、所々バイパス道が整備されていました。
十津川温泉を通り過ぎ、熊野川にかかる橋(猿飼橋)を渡ると玉置神社に登る山道になります。 
橋から玉置神社までは9km弱・・・ずっと登りこう配の山道は、舗装してあるけどすれ違いがあればちょっとイヤな道。
標高1000mほどの駐車場まで上がってきました。
 
 8:10 玉置神社 駐車場 からの展望                  
 予想に反して大きめな駐車場で、展望は抜群。最初の鳥居をくぐって、玉置神社までは20分ほどの道のりです。
 
8:30  玉置神社 
 玉置山は、神武天皇東遷の折、八咫烏に先導された天皇が兵を休め神宝を鎮めた神体山と伝えられ、
玉置神社は熊野三山の奥の院といわれる古社。  シャクナゲの木が多く、日の当たる場所ではもう満開です。
玉置神社 の裏手にある  夫婦杉                      神代杉    
 本殿の奥に入ると、まずは夫婦杉が迎えてくれます。
その奥のひときわ目を引く巨木が神代杉で、樹齢3000年と言われています。
 
社務所でお神酒をいただき道中の安全を祈願!            9:10 玉置神社から大峯奥駈道に入る 
 しばらく神社周辺で過ごし、ここで家人とは別行動となりました。
私はここから大峯奥駈道(熊野古道)を歩き、熊野本宮大社まで一日がかりで向かいます。
家人は車で熊野本宮大社まで戻り、駐車場に車をデポしてもらい、大社に参拝してからバスと電車で、お先に帰宅。
 この発想があったから実現した奥駈歩きです(^。^)y-.。o○
 
9:30 犬吠桧               9:40 本宮辻           9:53  尾根っぽい道歩き
 玉置神社からは、ゆるやかに下っていきます。20分ほど下ると犬吠桧 。そのまま下ると林道と交差し、ここか本宮辻。
ガレっぽいトラバ−スを進んでいくと、ゆるやかな登りになりました。
 
10:25 石の道標     10:30 新しい道標 (玉置神社3.9km 熊野本宮大社11.8km)  10:30
10:45  時々展望が開ける        10:53  大森山
道端には昔の道しるべや、現在の世界遺産マ−クの入った立派な道標もあります。  
『玉置神社3.9km 熊野本宮大社11.8km』・順調に歩いてますね〜。  展望は無いけど大森山に到着です。
 
11:05  大水ノ森   11:40  篠尾辻
11:49 このあたりから新しい道標を見かけなくなった   12:00  シャクナゲの花が見られるようになる  
 熊野古道の中でまだ歩いたことのなかったのが大峯奥駈道です。
吉野山奥千本金峯神社から大峰山寺、玉置神社を経て本宮へと至る南北170kmの道のりで、
大峰山寺のある山上ケ岳(大峯山)は現在でも女人禁制の聖地です。。
今回は、その最初と最後の部分だけを歩くことにしました。 所々お札が掲げられていて、修験道であることを実感。 
シャクナゲの木が多くなりました。
 
12:20 五大尊岳山頂 (標高825m)             山頂はアカヤシオが満開 
 玉置神社から3時間ちょっとで五大尊岳に着きました。スタ−ト地点から標高差250m下っています。
熊野川側に展望が開け、シャクナゲの花もだんだん多くなってきました。
 
12:20 五大尊岳山頂        山頂はアカヤシオが満開  
このあたりではアカヤシオも咲いていて、ちょうど満開。アカヤシオはこの付近でしか見られませんでした。 ここで昼食タイム。 
 
まわりはシャクナゲがいっぱい     12:50 五大尊岳南峰       13:10  五大尊岳南峰からはずっと急降下・・・  
五大尊岳から進んでいくと、狭いけど小さなピ−クがありました。地味な標識には五大尊南峰と書いてあります。
ここから左手に顕著な登山道がありましたが、下り口に『許可なく立入を禁止』とかかれた看板がありました。
右側を見渡すと、南峰の標識の近くに「本宮」とかかれていた板切れを見つけて、そちらにもなんとなく登山道らしきものが・・・。 
間違えやすい分岐だなぁ〜って思いながら、ロ−プも渡された急斜面をどんどん・どんどん下ります。 
今日出会ったのは、玉置神社で同方向に先に向かった一人のみ。 ここにきて、標識もまったく見当たらなくなりました。

13時15分、もしかして道を間違ったのかなぁ〜(ToT)/~~~ ?。 さっき居た場所に戻る為、 登り返しを覚悟した時・・・
下から登ってきた3名の登山者と出会いました。恐る恐る聞いてみると、この道で正しいとのこと。
 
13:30〜 周辺はシャクナゲが咲き乱れています         13:45 松茸が採れるんですね
やれやれ、ひと安心。彼らは車を山在峠に置き、五大尊岳を往復するとのこと。
『ずっとシャクナゲが咲いていたよ。』と話してくれました。 やっと安心して下れます。相変わらず標識は乏しいのですが、
シャクナゲはこのとおり、どこも満開でいっぱい咲いていました。  道は下り調子ですがアップダウンはあります。
五大尊岳周辺から地権者の立入禁止の看板を見かけましたが、松茸林だったのでしょうか?。
 
13:50 大峯奥駈道を示す看板          13:52 シダの道           13:58  金剛多和
玉置神社方面には立派な石標があったのに、このあたりは木に古ぼけた小さな看板のみです。
本宮と玉置山としか書かれておらず、あと どの位歩けばいいんだろう?
小さな祠の 金剛多和・・・。 六道の辻は本宮町の道の駅から登ってくる道が合流してます。
このあたりから、道の駅 奥熊野古道ほんぐうを起点に周遊していたハイカ−に出会いました。
 
14:30    相変わらずシャクナゲがいっぱい
シダに覆われた展望の無い小さなピ−ク・大黒天神岳を過ぎて、なだらかな道が続きます。
ずっとシャクナゲの花が咲いていて、この時期に歩くことができてラッキ−♪♪♪  とっても得した気分です。
 
14:45  鉄塔    15:08 熊野川はここで流れを180度変換!
 鉄塔が見えました。その先で展望が開けたらこんな景色。 熊野川は180度流れを変えて流れていました。
もしかして、あの台地が大斎原!って地図で確認したら・・・あれっ!違うヨ〜(-。-)y-゜゜゜  まだまだ先は長い。
 
 15:13 宝経塔      15:14 山在峠
展望は無いけど開けた場所に出ました。 宝経塔という場所で石柱やお地蔵さまがそこかしこ・・・
そこから少し下ると車道と交差し、大きな大峯奥駈道の看板の横に自家用車が一台。
この車が五大尊岳の急な下りで出会った人達の車でしょう。 ここが山在峠ということですね。
彼らが、私がだいたい午後3時頃に、ここに到着予定だって言っていたから、ほほ時間通りでした。

もう一度地図でこれからの行程を確認して、これなら明るいうちに熊野本宮大社に着けそうです!。
最後まで頑張って歩いてみましょう!。
 
15:30  第4靡  吹越山    16:10 吹越峠    16:19 大峯奥駈道本宮への看板
本宮が近くなると、道標は木製のわりと重厚感のある看板に代わりました 。
本宮への道標に導かれて、まだまだ歩きます。
 
16:22 大斎原の大鳥居が見える    16:30  七越峯 
 樹林の先に、ベンチのある明るく開けた展望地に出ました。ここから見えた景色は・・・
ついに、大斎原の大鳥居が見えました。直線距離ならあっという間に行けそうなのですが・・・
その先は公園になっている七越峯です。ここで90度方向を変え、西方向に向かいます。
ツツジが満開の景勝地を通り過ぎ、再び地味〜な樹林帯に入ります。
 
 17:20 土手の階段を下ると熊野川その向こうの林に大斎原がある     17:35 橋を渡る 橋の下の熊野川は水量が多い
 まだ熊野川よりも高〜い山の中を歩いている感じ。 やっと川が近づいてきました。
現在は堤防沿いに歩いて、ずっと遠回りして鉄橋を渡るのがル−トコ−スになっています
 しかし昔の熊野古道なら熊野川を渡渉して大斎原に向かったはず。 だからとりあえず河原に降りてみたものの・・・
「山登りしていたオバサンが川で溺れたって洒落にならないな〜。」って考え直し、土手に戻り遠回りして備崎橋を渡りました。

橋を渡り、熊野本宮大社まではあと30分ほどです。

途中の食料品店で晩御飯になりそうな食料を買って、熊野本宮に向かいました。
 
18:00  熊野本宮大社 
夕方6時になってしまいましたが、こんな時間でもまだ観光客がいます。
本宮は夕方(夜?)7時まで参詣出来るのですね。  熊野古道を歩いた後にお詣りすることができました。 

18時30分 、河原の駐車場にデポしてもらった車に乗り、まだ明るいうちに行けるところまで走りましょう。
明日は奈良の吉野山に向かいます。朝走った十津川方面に向かい、そこを通り過ぎる頃はだんだん暗くなってきました。
これから先も、ずっとずっと山あいのくねくね道が続きます。 信号も無い十津川街道(168号線)をひた走り、
夜8時頃、道の駅 吉野路大塔に到着しました。  今宵はここで車中泊です。
 

3日目 5月5日 吉野山(水分神社・金峯山寺蔵王堂・如意輪寺) 洞川温泉泊
 二日続けて車中泊でしたが、快適な一夜を過ごせました。再びハンドルを握り、近鉄の吉野駅方面に向かいましょう!。
しかし吉野駅周辺には駐車場がなく、そのまま道なりに如意輪寺のある駐車場まで登ってしまいました。
道の駅から約1時間・・・ここには広〜い無料駐車場があって、桜も終わったこの季節は閑散としていました。
 
7:00  吉野山の如意輪寺の大駐車場に車を置き、ここから入山      7:40 水分神社 
 今日の予定は 吉野の奥千本から大峯奥駈道を歩き、洞川温泉に下山。
洞川温泉で一泊した翌日、バスと電車を使って、吉野山に置いた車を回収しようというものでした。
一泊できる荷物を背負って、さあ出発です。駐車場から40分ほど山道を登って、まずは水分神社に寄ってみましょう。
 
7:40  水分神社
 この時間は まだ門が閉まっていて、開門は8時からでしたが、
私より一足早く訪れた観光客がいて、神社のご好意により、少し早めに入らせていただきました。
水分神社は吉野山で一番好きな場所です。山桜は終わってしまったけど、シャクナゲが満開でした。
 
 8:38 大峯奥駈道の大きな看板           8:40  金峯神社
 水分神社から車道を歩いて(上がって)いくと奥千本。
桜の頃はここまで観光客も多いですが、今日は閑散・・・大峯奥駈道の大きな看板が迎えてくれました。
鳥居をくぐると小さな金峯神社が・・・歴史の重みを感じます。吉野山の地主神・金山毘古命を祭神とし、世界遺産です。
大峯奥駈道に入る   9:00 青根ケ峰  9:17 熊野古道イラストマップ  9:16  奥千本の山桜
 いよいよ大峯奥駈道に入ります。まずは青根ケ峰、小さなピ−クです。車道脇には熊野古道のイラストマップもありました。
奥千本の山桜もなんとか見られました。その先で登山道に入っていきますが、その途中で道間違い!。

左手の尾根を登るのが正解だったけど赤テ−プのある右手のトラバ−ス道に入ってしまいました。
赤テ−プを目印に恐ろしく急な尾根を下っていったけど、奥駈道らしくない・・・?。
結局登り返して正しい道に出たものの、このあたりからついに雨も降り出して・・・
雨の中を一日じゅう山歩きするのは・・・イヤだよな〜と、テンションダウン↓、昨日の疲れもあったからあっさり止めました。
 
 11:30  奥千本に戻る   西行庵      12:00発 奥千本からバスに乗り竹林院へ〜
 ゆっくり吉野山で過ごそうとシフトチェンジして、再び奥千本に戻り、傘をさして西行庵方面まで散策してきました。
これから金峯山寺のある吉野で一番にぎやかな場所まで下りましょう。ちょうと奥千本のバス停に竹林院行きのバスが
停まっていたので、これに乗車(400円)。ここから金峯山寺まで歩くと2時間近くかかるから途中まではバスでラクラク移動。
 
12:40 金峯山寺             金峯山寺蔵王堂         *金剛蔵王権現様の写真は転用
 終点の竹林院バスを降り、旅館や土産物屋さんを見ながら金峯山寺に着きました。
なんとこの時期に蔵王堂本尊の特別ご開帳があったんです。  ご本尊は日本で最大の秘仏で、
普段は閉扉され拝観することはできないので、まさか今日お会いできるなんて思わなかった(^。^)y-.。o○。 

今日奥駈歩きをしていたら、このチャンスは無かったのかも!。 特別拝観料1000円で蔵王堂の内部へ〜(*^。^*)。
金剛蔵王権現をご本尊として、3体が安置されてます。極彩色の巨大なご本尊と対面し、動き出しそうな臨場感に圧巻!。
ご本尊様の正前には人が入れるスペ−スが仕切ってあり、その仕切りの中に入ってお願い事をしていいのだそうです。
 
13:35 如意輪寺
金峯山寺蔵王堂でいい時間を過ごせました。桜の季節ならごった返す参道も、雨のGWの今日は観光客もまばら・・・
 静かな吉野山を満喫できました。  金峯山寺から 如意輪寺までは登り調子で結構歩きます。

結局、今日もよく歩きました。  本来なら奥駈道を歩いて洞川温泉に行く予定だったけど、車で向かうことになりました。
駐車場に戻り、吉野山を下り、下市から五條市〜天川村へ〜と、 約1時間ほど走ると洞川温泉に着きました。
 
15:30 洞川温泉  いろは         かりがねの間 に宿泊
(前2日間はGW真っ盛りで宿泊場所はすべて満室状態で宿がとれませんでした。)
ついに、この日はついに温泉宿に泊まれます。 今日お世話になるのはこの旅館・・・。
一人泊ですが玄関脇には歓迎・・・様、ご一行と看板が掲げられ、
昔ながらの温泉の風情がうれしくなりました。

部屋には温泉街側に広縁もあっていい感じ!。 早速 温泉に入りましょう(^。^)y-.。o○。 
昨日はた〜くさん歩いたけど、時間が無くて温泉に立ち寄る時間がなかったので、
一刻でも早く温泉に入りたかったぁ〜。  うわぁぁ〜極楽・極楽〜(^。^)y-.。o○
 
17:00 (行者さん通り) お風呂上りに温泉街を散策・・・ 
温泉の後は温泉街を散策してみましょう!。 
洞川温泉は、日帰りで山上ケ岳(大峯山)に登れる場所に位置します。
5月2日がお山開きだったので、これからは法螺貝の音が、この温泉街に聞こえるんだって。
陀羅尼助の店のいっぱいあり、修験者の往来を偲ばせる独特の風情でしたね〜。
 
 17:20 龍泉寺   17:40  かりがね橋
 寺町通りには龍泉寺があります。  約1300年前、大峯山の開祖・役行者がここで泉を発見し、
八大龍王を祀り、水の行をしたのがお寺の始まりのようで・・・境内には水行のための湧水の行場がありました。
それにしても、水がキレイです。
 
18:30  おまちかねの夕食 
散歩から帰っておまちかねの夕食です。 お料理は部屋に持ってきてくれて、豪華に並べられました。
一人だと部屋食って嬉しいですね〜。 好きなテレビを見ながらマイペ−スの晩酌タイムが始まりました。
水がいいから豆腐が美味しく、あまごの塩焼きも絶品。 旬の天ぷらも、揚げたてをいただけました。
 

4日目 5月6日  奈良(橿原神宮・長谷寺・室生寺)
 
6:30  朝食も大満足・・・(^。^)y-.。o○ 
 朝風呂にも入って、宿の朝食もすっごく美味しい!。吉野葛が名物なので、食後には葛湯もいただきました。 
洞川温泉は温泉も料理も温泉宿の風情も・・・すべてに大満足でした。
山上ケ岳は女人禁制の山ですが、洞川温泉にはまた絶対に来たいです。
 
 
10:00 橿原神宮 
 最終日は、帰り道に奈良市街の南側を走るので、この時期に行きたかったお寺に寄れるかも。
青春18きっぷが使えないこの時期には絶対来れないと思っていた、大好きなお寺だよ〜。


洞川温泉から長谷寺までは約60km、約1時間30分ほどの道のりです。
でもそこに向かう途中に橿原神宮があったので、ここに寄り道。畝傍山の南東麓、檜皮葺きで素木造りの本殿と神楽殿が、
玉砂利の参道と背景となる深い森の緑に調和しています。なんとも広い\(◎o◎)/!

初代天皇であると伝えられる神武(じんむ)天皇が、橿原宮で即位したという「日本書紀」の記述に基づき、
明治23年(1890)に建てられたとのこと。  ご祭神は神武(じんむ)天皇とその皇后・(ひめたたらいすずひめ)です。
 
 
11:20 長谷寺 
 奈良へは電車やバスでしか来たことがありませんでしたが、車を使ってみると奈良市街地から離れていれば
道も空いていて、交通アクセスが悪い場所でも効率的に行けるんですね〜。
長谷寺周辺はこの時期道が混んでいるかもしれないという看板も出ていましたが、門前町に入る手前に
難なく駐車(500円)することができました。  草餅や三輪そうめんの店を眺めながら長谷寺にやってきました。
 
 11:30  ぼたんが満開
 長谷寺は『ぼたん』です。ちょうど満開!!!  すっご〜い(^。^)y-.。o○
 
11:50  本堂では御本尊の特別拝観中 
この時期は花の時期と合わせて特別開帳の時期でした。だから特別拝観(入山共通券1300円)
で、ご本尊の十一面観世音菩薩さまの足元まで入らせていただきました。

前回は2012年の4月に訪れていて、やはり観音菩薩さまを足元から拝ませていただきました。


さて、次のお目当てのお寺は室生寺です。
 
14:10 室生寺   仁王門       鎧坂 (石段のまわりはシャクナゲがいっぱい)
14:17  金堂       14:30 本堂
 花の時期は長谷寺と室生寺間をシャトルバスが走っているようですが、
私は車で30〜40分ほど・・・。道は空いていて、駐車場(500円)も空いていました。

拝観料はJAF割引があって400円とちょっとお得でした。
室生寺は『シャクナゲ』の寺。やはりこちらもちょうど満開でした(^。^)y-.。o○。
前回ここを訪れたのは
2011年8月6日
石段の両脇は石楠花がいっぱいあり、石楠花の咲く頃に来てみたいと思っていただけに、これはすばらしい!。
 
金堂のご本尊は釈迦如来像(中央) 金堂の十一面観音像  弥勒堂の弥勒菩薩像   本堂(灌頂堂)如意輪観音像
 
シャクナゲも素晴らしいけど、室生寺の魅力は何といっても、観音様です。

鎧坂を登ると正面が金堂。
金堂のご本尊は釈迦如来像で、堂々とした平安前期を代表する榧の一木像。
左端の十一面観音像は装飾的で女性的な優しさです。

そして左側にある弥勒堂が特別拝観の時期だったので、弥勒菩薩像さまにもお会いできました。
全体のお姿と 頭部のバランスがとても印象的で、気品の高さと慈悲深さを感じます。

金堂と弥勒堂の間の階段を登ると灌頂堂があり、ここが室生寺の本堂です。
堂内には空海作と伝えられる如意輪観音像を安置し、この如意輪観音様が室生寺一山のご本尊です。

 
室生寺の五重塔 石段の両脇のシャクナゲも満開 
 満開のシャクナゲと五重塔のコラボは定番中の定番・・・
 
奥ノ院に続く石段は急傾斜     
五重塔から奥ノ院が続いています。この先のずっとシャクナゲが咲いていたので、奥ノ院まで行ってみましょう。
なんとも急な石段 が上のほうまで続いています。両脇のシャクナゲに励まされながら頑張りました(^_-)-☆。

花の御寺で、ぼたんとシャクナゲを愛でて、観音様に癒されて、4日目の今日もいい時間を過ごせました。
駐車場に戻ったのが午後3時30分。これから車を運転して帰らなくっちゃ!。約270kmで所要時間は4時間です。

でも、GW最終日の高速道路はどんな風になっているんだろう???。
すいすいと東名阪を走り、亀山から有料道路に入りました。途端・・・渋滞が始まりました。四日市までは断続的に渋滞で、
まあこれは想定内・・・。何時に家に着けるだろう?と、「なるようになるさ!」的な心境だったけど、四日市を過ぎたら
渋滞は解消(^_-)-☆。 あとは伊勢湾岸道→東名高速→新東名と快調に走り、自宅には夜8時過ぎに着けました。
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