石見銀山 温泉津沖泊道 と 木次線
 2016年 12月11日〜14日
12月11日 神戸異人館とルミナリエ
12月12日 出雲大社・石見銀山・銀山j街道・温泉津温泉泊
12月13日 木次線に乗って・・・
12月14日 竹原散策・尾道ラ−メン・岡山フル−ツパフェ
 

 12月11日 神戸異人館とルミナリエ

 
神戸北野異人館街 
 12月10日から冬の青春18きっぷが始まりました。10日・11日と所用があって大阪のホテルに一泊。
11日の午後に所用が終わり、同行した友人2人と一緒に神戸にGO〜  三ノ宮駅からまずは北野エリア
 
神戸 ルミナリエ 2016 
 北野から、道草をしながら元町方面に向かいました。超賑やかな南京町界隈を散策してから
元町駅から始まっている行列に整列($・・)/~~~  2016年のルミナリエは12月2日(金) 〜 12月11日(日) 10日間
だから今日は最終日だし、日曜日だし・・・。予想以上に混んでいて、結局行列についてから1時間後にやっと・・・
 
三ノ宮駅に戻り、街中のバルで3人で盛り上がり、その後友人2名は姫路へ〜。
そして私は三ノ宮バスタ−ミナルから23時40分発の米子行夜行バスを待ちました。 

今回の旅のバスや宿を予約したのは出発の2日前。インタ−ネット予約できる島根県の松江や出雲方面の
夜行バスはすでに満車でした。 なので電話かメ−ルで予約する米子方面の夜行バスに乗車することした次第。

 12月12日 出雲大社・石見銀山・銀山j街道・温泉津温泉泊

 
8:10〜出雲大社 
夜行バスは米子駅に朝5時ごろに到着し、ここで1時間ほど待って、6時9分の山陰本線(出雲市行)に乗車。
JRでの移動区間は短いので、今日の青春18きっぷの使用はありません。  
出雲市駅で下車し、7時45分の路線バスにてまずは出雲大社に・・・。 
 
 拝殿
 拝殿の大注連縄を見ると、きりっと引き締まり、神聖な気持ちなります。
朝は参拝者が少ないから大好きな時間。3度目の参拝となりました。ありがとうございました。
 
 御本殿
 
神楽殿の大しめ縄 (出雲大社で一番大きなしめ縄)  因幡の白ウサギのエピソードを示す像
 八百万の神様にお詣りして、神楽殿の大しめ縄を見て、約1時間。
門前町のお店もそろそろ開店する時間ですが、先を急ぐ旅ゆえ、出雲大社のみでバスに乗りました。
 
10:13 大田市駅着           11:00  石見銀山大森地区 城上神社からスタ−ト
 バスで出雲市駅に戻ってから、9時45分の山陰本線(益田行き)に乗って大田市駅着。
ここからバスに乗って、石見銀山・大森地区に向かいます。

駅の観光案内所で、今日歩くコ−スのコ−スガイドをもらったら、そのコ−スは大雨の影響で
歩行が困難な場所があるとのことで、すぐに役場に電話をかけて状況を聞いてくれました。 
バスに乗る時も、わざわざバス停まで来てくれて、 『お気をつけて』と。

石見銀山行きのバスに乗って、30分(630円)大森代官所で下車しました。
ここで観光ガイドの方に声をかけられ、途中まで、案内してもらいながら歩くことができました。
 
大森代官所跡    銀山ぶらり大森エリア
世界遺産 石見銀山へは、 2009年の9月に初めて訪れて、今回は2度目となります。
前回は、 龍源寺間歩も見学して、道すがらの遺構にも立ち寄りながら4時間かけてめぐりました。
 
大森地区の昔ながらの町並みではガイドさんの説明を受けて歩く事ができました。 
 
11:30 五百羅漢              12:25 龍源寺間歩
 この先の道程も長いですが、ここでガイドさんと別れて五百羅漢だけには寄り道しました。
昔石見銀山で働いていて亡くなった方の供養や労働者の安全のために祀られた羅漢さまがたくさん安置されています。
羅漢像がそれぞれ個性的な表情をしており、亡くした身内によく似た羅漢さんが必ずいるといわれています。

五百羅漢を出て、ガイドさんの詰所の前を通ると、再びガイドさん達が声をかけてくれて、道中の安全を気をかけてくれ、
もうひとつ、コ−スマップももらいました。大田市のみなさん、ありがとうございました。

しばらく歩くと 龍源寺間歩。ここは世界遺産・石見銀山遺跡の中で、唯一公開されている坑道。
(「間歩」とは鉱山の掘り口のこと。)
 
12:30  いよいよ山道へ〜    生産から搬出に至る鉱山運営の全体像を示す世界遺産のコアゾーン
 龍源寺間歩の その先も続く自然歩道を歩いていくと、温泉津沖泊コ−スの標識がありました。
石見銀山から二つの港湾に向けてつながる、銀・銀鉱石と諸物資の輸送路が銀の道。
今回は沖泊とつなぐ、温泉津沖泊コ−スを歩いてみようと思い立ちました。 

ここからいよいよスタ−トですが、この入口にあるのが通行止めという看板($・・)/~~~。
大森のガイドさんからも、何とか歩けると説明を聞いていたからよかったものの、
まったく知らないでいきなりこの看板を見たら、歩く勇気がなかったよな〜。
 
 
大雨の後の崩れた路肩などの修復は現在進行形なのかもしれないけど、
道が悪い箇所には注意喚起の看板がありました。 今日、ここを歩くのは私ひとりだろうな〜 
 
ずっと登りが続いて・・・    13:15 このあたりが峠(降路坂の茶屋跡)
 所々沢筋や山肌に土砂崩れの跡がありましたが、今では登山道も修復が進み、通行できるようになっていました。
徐々に登り勾配になって、やっと一番高い場所まで登ってきたみたい。
このあたりが峠で、降路坂の茶屋があった場所。この先からは一気に下りに転じます。
 
 まだまだ先は長〜い
 
ぐんぐん下って、降路坂の一番下まで降りてきました。ここから沖泊まではあと8km以上もあります。
午後2時ごろ五老橋があり、ここから一旦車道に出て、 
 
その後、銀の道から山道を下ると西田の石仏がありました。その先には民家があり、小さな西田集落を進むと・・・ 
 
14:20  ヨズクの里      
日本でここだけしか見られない稲ハデだそうです。 稲が掛かった姿がヨズク(フクロウ)に似ているね。 
 
 15:10  中村の題目塔 
 西田の集落の先で、道を間違え、30分ほど時間をロスしてしまいましたが(民家や路地のほうが道を間違えやすい) 
中村の題目塔から、再び登山道に入ります。石垣が積まれたり、石畳の道だったりと、古道の雰囲気も味わえます。
 
15:30 将棋岩          15:40  住宅地に出る
 車道歩きや山道を繰り返し、再び石州瓦の家並みが並ぶ温泉津町清水の集落に出ました。
 15:40 温泉津町清水の集落にある展望地       15:45 清水の金柄杓
 この後は所々に民家がある、車道を歩く道でした。
 
16:30 やきものの里            16:45  沖泊へあと0・4km 
舗装道路に出て、温泉津に入ってきたようです。左下にやきものの里の登り窯を見ながら、沖泊方面に進みます。
  この標識で、大森代官所から沖泊までは14kmということが解かりますね。
 
16:50  沖泊 
途中は峠越えもあり、山道が大部分だった古えのシルバ−ロ−ド。
シルバ−ラッシュで繁栄を極めた面影を偲び、ひとり歩いた銀の道の先は日本海。 
 
17:20  温泉津温泉      のがわや
 夕方5時を過ぎると暗くなってきました。細い路地を歩いて温泉津温泉の真ん中あたりに到着!。
今宵の宿を探し歩いて、ついにゴ−ル。 銀の道を完歩できました〜(^。^)y-.。o○

ここをゴ−ルにしたのは、もちろん温泉が目当て。前回ここを訪れたのは5年前の12月。
ひなびた温泉街の風情と抜群の泉質に惚れ込み、次回の訪問の際は絶対に泊まってみたいと願っていました。
 
ゆったり部屋食で美食三昧♪ 
 まずは、温泉でゆったりと、旅の疲れを癒し、いよいよお部屋で食べる晩御飯♪
ひとり旅では、食事処よりも、ひとり気ままに過ごせる部屋食はすっごく有り難い(^。^)y-.。o○
思う存分、ご馳走を楽しむ時を過ごすことができました。

 12月13日 木次線に乗って・・・

 
温泉津温泉の風情    
 翌日も温泉でゆったりと目覚め、美味しい朝食を食べて、しばし町並み散歩。温泉津温泉は小さい温泉街。
昨日は終日晴れでしたが、今日は雨。でも今日はほぼ電車旅だから雨でも大丈夫。
 
温泉津温泉街 
宿の送迎車で温泉津駅まで送ってもらい、今日はずっと乗りたかった木次線に乗りま〜す 
 
9:05発 温泉津駅 (アクアライナ−米子行)10:14着 宍道    11:19発 木次線(備後落合行)  
 今日は青春18きっぷの出番です。 無人駅の温泉津駅から、まずは木次線の出発地点の宍道駅に向かいます。
ここで1時間の待ち合わせ、宍道湖を見に行ってから、木次線を待ちました。

待ちに待った木次線はたったの1両。残念ながら対面シ−ト。 シ−トの7割ほどは乗車客で埋まりました。
そして、この乗車客の7〜8割は鉄ちゃん風。そして残りの2〜3割は地元の移動手段と、
秘境路線とは知らずに偶然乗り合わせた青春18きっぷ旅行者といったところ。
 
出雲横田駅の駅舎は出雲大社を模したもの 
沿線はヤマタノオロチ伝説など神話にちなんだ観光スポットもあるため、各駅に『古事記』や『日本書紀』に
登場する人物名や地名が愛称として付いています。 出雲横田駅で約20分の停車があり、乗客は降りて周辺散歩。
この駅舎は出雲大社を模したもの、稲田姫は八岐大蛇退治で登場し、スサノオと結婚。

次の約20分の停車駅は出雲坂根駅。延命水と3段スイッチバックの駅です。
ここでも乗客は降りて、あちこちに沸いている延命水などを飲んだりしたりと時間を過ごし・・・
いよいよ、 3段式スイッチバックが始まります。

この頃になると、鉄ちゃんがまわりの乗客も巻き込んで、和気あいあいに沿線の見どころを解説。
なんて楽しいロ−カル線の旅でしょう(^。^)y-.。o○。スイッチバックで高度を上げた後は次の見どころスポットが!
 乗客も次々と立ち上がり、みんなが見つめる先が・・・
 
ここも見所のひとつの『奥出雲おろちル−プ 』
国道314号線の赤い鉄橋の右側にある2重ル−プ橋。山に抱き着く大蛇のように見えるかな。
私がこの木次線に惚れ込むのは、車窓から見える沿線の家。
石州瓦の豪勢な屋根と、母屋と繋がる棟もあり、この沿線にはたくさん、このような家が見られます。 

廃線の危機もある木次線ですが、秘境奥出雲を走り、車窓からの眺めも旅情緒をかきたてる素晴らしい路線です。
再び乗れる日がきますように・・・
 
18:27 呉駅に到着    駅前の鉄板焼きの店で  晩酌タ〜イム♪♪♪
 木次線では約3時間の乗り鉄を満喫。たった1両の車両でしたが同じ趣味を持つ乗客が集い、
とっても楽しい電車旅になりました。 木次線から芸備線を乗継ぎ、夕方5時半ごろ広島へ。

広島から呉線に乗って呉駅で下車しました。今日は呉駅近くのBHに宿をとりました。
 チェックインして、再び呉駅に戻り、晩酌タイム♪

広島といったら牡蠣だよね〜。 広島焼きはちょっと重たいので、牡蠣のバタ−炒めと牛ホルモン焼きをオ−ダ−。
  広島の牡蠣はぎゅっと味も濃くで風味満点!今宵もビ−ルが旨〜い(^。^)y-.。o○

 12月14日 竹原散策・尾道ラ−メン・岡山フル−ツパフェ

 
8:40 安芸の小京都 竹原散策    竹原観光協会 
朝、呉駅から今回はここから初乗りとなる呉線に乗って竹原で下車しました。 
竹原市は広島県中南部の瀬戸内海沿岸の都市で、古くは京都下鴨神社の荘園として栄えました。

JR竹原駅の観光案内所で散策マップをゲットし、駅から10分ほどの上市・下市と呼ばれるエリアに向かいました。
 
江戸時代後期に製塩や酒造業で栄えた屋敷や、由緒ある寺院が数多く残っています。
竹原で1時間ちょっとの散策の後は、呉線〜山陽本線と乗って・・・お腹が空いたなぁ〜
 
10:47 尾道駅で尾道ラ−メン 
 竹原から1時間ほどで尾道へ。 そうだ!尾道ラ−メンを食べていこうと途中下車。
青春18きっぷは、どこでも途中下車できるから便利です。駅から一番近い櫻屋に入店。
定番の尾道ラ−メン(600円)は背脂いっぱいだけど、濁った醤油味のス−プは魚介系の風味が抜群。
意外とくどくはなく、すっごく美味しいし、やや硬めのめんにベストマッチです。
 
ブラッスリーシャルルのフル−ツパフェ (900円)
 美味しい寄り道をもう一箇所。デザ−トタイムといたしましょう。 岡山で途中下車。
岡山はフル−ツ王国だけあって、パフェも美味しい。地下道を歩いてイオンモ−ル岡山まで向かいました。

フレンチレストランで食べたフル−ツパェ♪♪ ぶどうもいちごも岡山特産。バニラビ−ンズいっぱいのアイスも濃厚。
器の下はフレ−クでかさ上げされることはなく、ベリ−のピュ−レと生クリ−ムで満たされ、
最後のひとさじまで幸福感でいっぱいでした(^。^)y-.。o○  ご馳走さまでした。

岡山駅で、お土産に大手まんぢゅうを買い求め、14時12分の山陽本線上りへ乗車。
後は延々と電車を乗り継いで、自宅最寄り駅に夜10時半ごろ到着しました。
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