甲斐駒ヶ岳 ・ 仙丈ヶ岳
2022年9月30日(金)〜10月1日(土) 

やっと晴れ予報の週末。久しぶりに山に行こう。930日、仙丈ケ岳。101日、甲斐駒ヶ岳。

どちらも9年前、
仙丈ケ岳は仙塩尾根
甲斐駒ヶ岳から早川尾根登った以来です。

以前は楽ラク登れたのに、今回は 「こんなに大変だった???」 。
でも、好天に恵まれて大展望を満喫してきました。

9月30日(金) 仙丈ケ岳

 
8:05発  戸台(仙流荘)から北沢峠行バスに乗車 (片道・荷物代混み1350円)
北沢峠行きのバスは、山梨県側の広河原⇔北沢峠が数年前から通行止めなので、
高遠の奥の戸台から出るバスに乗車することになります。(駐車場代1000円)

静岡からは遠回りですが仕方ない。 平日の始発は遅く、8時5分です。
快晴の金曜日で、乗客はいつもより多かったようで、4台のバスが出ました。
 
バスに揺られて約50分。 北沢峠のバス停に到着。長衛小屋へはここから15分ほど歩きます。
 
 9:40発 長衛小屋出発   9:50 仙丈ヶ岳登山口
ます幕営の手続きを。一泊1000円で、水は豊富に利用できます。
早速テントを設営して、登山口へ向かいました。
 
ほどよい傾斜で高度を上げていくと、秋が始まっていました。 
 
11:20 大滝頭(藪沢分岐)           11:47 六合目
大滝頭は、小仙丈と藪沢との分岐点。  行きは左側の小仙丈経由の道で向かいます。
稜線上に視界が開けてハイマツの道になりました。まずは、最初に目指す小仙丈ヶ岳が正面に。
 
12:30 小仙丈ヶ岳  
 最初のピ−クは小仙丈ヶ岳。   ここから見ると仙丈ヶ岳のカ−ルが雄大で美しい。
 
ウラシマツヅジの紅葉が鮮やかな稜線歩きです(^。^)y-.。o○
 あぁぁぁ〜・・・仙丈ケ岳にガスが・・
(>_<)
 
13:05 まだ八合目かぁ〜? 山頂はまだ見えているぞ。 でも山頂に向かってでも歩いているうちにだんだん・・・
 
13:50 仙丈ケ岳    仙丈ケ岳ではこの通り・・・ガスに包まれて少し残念
 
仙丈小屋方面に下山を開始しました。 時々、ガスが晴れて女王様が現れます。 
 
 14:30 仙丈小屋
 雄大なカ−ルにある仙丈小屋。9年前、ここに素泊まりして仙塩尾根を歩いたなぁ〜。懐かしい思い出。
 
美しいカールとも、そろそろお別れ・・・ 
 
帰り道は馬の背経由です。 紅葉も始まっています。 
 
 植生保護の柵が何か所かありました。歩いていると夏の南アルプスのお花畑の匂いがします。
 
 15:17 馬の背ヒュッテはまだ新しい。
 
 紅葉した木々の間から、甲斐駒ヶ岳が午後の日差しを受けて輝いています。
 
15:37 藪沢小屋   16:00 大滝頭 17:10 長衛小屋 
藪沢小屋を過ぎると、トラバ−スの道になり、樹林の間から、翌日登る甲斐駒ヶ岳が見えました。
夕方4時頃に、行きの道の分岐点の大滝頭に到着。後は行きに来た道を戻るだけ。
秋は日が短いので、気が焦りますが、午後5時ごろには北沢峠の登山口に下山できました。

テント場に戻り、日があるうちにテントの外でバ−ナ−を使いビ−ルタイム。
いよいよ暗くなって、テントに入り、飲み直し。沢の音を聞きながらあっという間に夢の中・・・。
 

10月1日(土)  甲斐駒ヶ岳

 昨夜はあっという間に寝てしまい、夜中に起きてしまった。
外に出たら、満点の星が輝いていて、しばらく眺めていました。  しかし二度寝して目が覚めたら朝の5時だ。
ちょっと温かいものを飲んで、食べて、登る支度が整ったのは6時ごろ。
 
6:00 長衛小屋  
テント場を出ると、朝イチのバスの登山者が長衛小屋に集まってきていました。
土曜日なので、始発のバスが5時だから、朝から入山者も多いです。 
出発が始発組と一緒になってしまい、あと30分、早く出られれば良かったと後悔・・・。
 
 7:05 仙水峠
 長衛小屋のテント場から、仙水小屋〜仙水峠までは、傾斜も緩くここまでは楽々。
すでに多くの登山者が居ます。

甲斐駒ヶ岳と摩利支天がド〜ン
 
8:40  上、駒津峰
中、富士山の手前に鳳凰山。
下、仙丈ケ岳から仙塩尾根を経て、左側に北岳。
 
樹林帯の急登を登り終え、やっと駒津峰に着きました。
ついに甲斐駒ヶ岳の勇姿を間近で対峙します。
ここから1時間30分と書いてある。まだそんなに登るのか〜。

気を取り直して大展望を満喫しよう。雲ひとつない広大なアルプスの峰々。
 
駒津峰を下るといよいよ甲斐駒ヶ岳が正面に迫っています。 でもまだ8合目か〜。 
 
9:28 六万石  行きは岩場の直登ルートを攻めてみよう 
 
10:30 甲斐駒ヶ岳山頂  やっと着いた〜。

360
度、どこを見渡しても山だらけ。

 
 中央アルプスの奥に御嶽山や乗鞍岳が見えます。 
 
信仰、修験者の山なので、遺構も多いです。 
 
でも、圧巻は南アルプスの臨場感です。右側が仙丈ケ岳。

昨日登った仙丈ケ岳のカールは美しく、南アルプスの女王様と呼ばれる所以。
大仙丈ケ岳から続く仙塩尾根を歩いた9年前を思い出します。
手間左側の尾根が早川尾根、やはり9年前の思い出です。
 
富士山とその手前の山塊は鳳凰の峰々です。 今年の夏も登ったなぁ〜。
 
八ヶ岳もくっきり。 今年の夏も登ったなぁ〜。
 
 北アルプス方面も見えてます。  
この景色をずっとずっと見ていたい。登りは年々大変に感じるけど、今回も登頂できたことに感謝です。
 
12:26 駒津峰 
 下山もなかなか大変で、巻き道コ−スで分岐まで戻りました。あとは同じ道を歩いて再び駒津峰です 。
これからピ−クを目指す登山者も結構居ます。
私は、ここまでで、かなりお疲れモ−ド。これから先、急な下りが待っています。
 
13:40 仙水峠      14:30 長衛小屋テント場  
 順調に高度を下げたものの、帰りの15時発のバスにちょっと間に合わない。次は16時のバスだなぁ。
長衛小屋テント場に着いて、のんびりテントを撤収していると、今日入山したという山友夫妻に会いました。

今日はテントを設営してから仙丈ヶ岳に登ってきたとのこと。
始発のバスの乗客はお盆時期のピ−ク以上だったようで、時刻表に関係なくバスが出ているとのこと。 
北沢峠に急いだら、3時30分にはバスに乗れました。
 
 
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